ハーベイ伯爵令嬢のアリスは、王太子妃だった。 　……一か月前までは。 『運命の女性に出会ってしまった。彼女を王太子妃にしようと思う』 　王太子リシェルにそう言われ、その座をスー・ミラに奪われてしまう。 　二度目の婚約式を抜け出し、王城の庭で飲んだくれていたアリスに声をかけたのは、ニールド公爵領を治めるカレアム。彼はリシェルとは異母弟にあたる存在だ。 「君に提案がある」 　彼はそう言い、結婚しようと言い出した。 　理由を尋ねれば、「王太子に一発くらわせたい」という。 　アリスは有能な魔石の浄化師でもある。 　その有能な彼女が結婚と共に王都を離れたらリシェルはきっと困るだろう、と。 「君だって王太子にざまぁをくらわせたいだろう？」 　カレアムに言われ、アリスは決意した。 　元婚約者をぶちかますため、アリスはカレアムと結婚してやる。 　これは。 　アリスとカレアムがちゃんとした夫婦になるための長い長いみちのりのお話である。

　母親が亡くなって8年と言う月日が流れた。≪朝霧家≫の娘・麗奈。彼女は夜には怨霊退治、昼は学生として過ごす。 　厳しくも母が亡くなった事で仕事以外の会話をしなくなった父。時々家に遊びに来る祖父。浄化師であり部下でもある、兄にも近い存在の裕二。 　母が亡くなってからも支えられてきて、迎えるのは高校の卒業式。 　その日を境に彼女達の状況が一変した。 　式が終わった時に感じた気から、厄災として封印されていた大蛇の復活。それに親友のゆきが巻き込まれる。 　麗奈は大蛇を封印と言う形ではなく完全に退治。満身創痍の中で、彼女達２人は異世界へと転移してしまった。 「ここはラーグルング国の王の間だよ。お姉さん達、何処から来てどうやって入ったの?」 　その中で助けてくれたのは最年少の騎士、リーグ。 　魔法と剣の世界で陰陽師としてその力を使い、保護してくれた国で暮らしていく。自分に大事な物が見付かっていく中で、彼女達の選択した道は――。

社畜のように扱われていた浄化師の少年が亡命し、学園の先輩と共に敵国で楽しく暮らすスローライフ。ちょっと怖めなので、念の為R15。BL要素薄いです。

人の負の感情から発生し積もり積もった黒い塊、“澱（よどみ）”。 人を襲い土地を腐らせるそれは、人々の変死や行方不明だけでなく事故や災害までも引き起こす。 澱から人々を守るため、浄化師を目指し高専へ入学する少年少女。 一方で、現世とあの世の狭間に位置する比良世に生きるものたち。黒妖と呼ばれる彼らは３世の均衡を保つ役目を担う。 澱と戦うものたちの怪奇譚。

　舞台はファンタジー世界でのスローライフを楽しめるＲＰＧ『ファンデア・テイル』。ハーフエルフの主人公を操作して紡ぐ生活、戦闘、恋愛──やれることの多さに嬉しい悲鳴が上がる、約束された時間泥棒ゲームである。 　その『ファンデア・テイル』の中で、自身が作成したキャラクターである『アオイ』となって目覚めた現代人の花村葵。彼女はあらゆる不浄を祓う浄化師の一族として、様々な人種の優しい住民達と見習い生活を送ることとなる。 　不作を改善したり、美味しいご飯を堪能したり、ポーションを作ったり、やっとこさ魔物を討伐したり、あるいは魔物と主従契約を結んだり。 　めくるめく日々を奔走するアオイは、やがて異世界転移の謎や隠された世界の真実を目の当たりにする。 ■評価やブックマーク等々ありがとうございます！とってもモチベーションになっています。 ■拙作『フォルブラム・ニカ』と一部設定を同じくする別作品です。こちら単体でも読めるようにはしているつもりですが、お互いの作品同士のネタバレを含む場合があります。 ■カクヨムにも掲載しています。

浄化師として、戦場跡地の魂を浄化する師匠と弟子の話。

遠い遠い昔、日乃本に降り立った月の巫女が失恋して、鬼女と成り果てた。 鬼女のまま逝かせた事を悔やむ僧がいた。 時を経た現在。その身の内に遠い巫女の魂を持つ老婆は、悪霊を身に寄せ、強くて黒い。 僧の志を引き継ぎ、巫女の魂の浄化に挑む浄化師。 浄化が進む度に明らかになる巫女の失恋 おっまっえぇえええーー！自業自得だろうがぁあああああ！！！！ 浄化しても浄化してもグレーな魂にブチ切れた浄化師に、最後は青龍の泉に沈められる話。 7話完結です。

　マペット劇団オケラ座で初演出を担当する男の作品の稽古中に使用マペットが消失する事件が。 その消え方が怪異すぎると、演出助手の女性が、怪奇現象に詳しい友人に相談を。 その友人はウィッチ・パラダイスという魔女グッズショップのソフィア佐伯。 　彼女は、盗難現場の稽古場へと向かい、あらためてその場の異常さを知る。 　助っ人に「音の悪霊浄化師」が加わり、公演を成功へと。という話。

ここはXXXX年中央。 邪鬼という負の感情から生まれたバケモノの出現により時空が交わってできた世界である。 人々は邪気化に怯えながら日の本に出ることなく過ごしていた。 そんな彼らを救うために表れたのが浄化師。 自分たちの意志とは異なる邪鬼化を鎮め、その魂を浄化する者達のことだ。 果たして人々はまた、日の出を拝む日が来るのだろうか?邪鬼化を止める道はあるのだろうか？ ナマケモノ更新。誤字脱字多々有り。 語彙のなさにはご容赦を。

現代社会が生みだした世の中でも夜になれば、人間の欲望・憎悪が生みだした悪霊たちが跋扈する…。 阿部スセリは都心に近いカワグチで暮らす新社会人。いたって平凡な日々を謳歌していた。 しかし、会社からの帰り道、スセリは異形の者に襲われる。その時スセリを助けた者が現れた。 その後スセリが連れてこられたのは、異形の者「悪霊」と唯一対峙できる専門職「浄化師」たちの組合だった。 都心に近い街・カワグチで、繰り広げられる現代悪霊浄化奇譚。 平和な日常を捨てて、常識も科学も逸脱した非日常への一歩を踏み出せ！ 更新不定期。週一更新を目指しています。 ＊この物語は完全なフィクションであり、都市のモデルはありますが施設・人物・会社などはすべてフィクションです。予めご了承ください。

浄化師（ライトロード）を目指す少年、スバルは15歳になって幼馴染のリーナとエルザと共にアカデミアに進学する。 そこでは、どんな苦難が待ち受けているのか、お楽しみはこれからだ！

霧の浄化師と呼ばれる少年浄化師司狼キリヤが同い年の少女浄化師神咲ルリと出会い、後に《シャドウブレイカーズ》に入るまでの旅のはじまりを描いた物語。

真奈は、絵を描くことが好きな普通の女の子。 ある日、白い子猫と出会った真奈は、自分が浄化師（パージェラ）・マハの生まれ変わりだと言われる。そして子猫は、人間の心を弄び、社会を混沌に陥れようとするモルフ一族と戦ってほしいと告げたのだ。

十三歳のユリエルは家族と村をマリス達によって殺され焼かれた。その後、ユリエルは三年の月日をマリスが蔓延る魔大陸で過ごした。ただ復讐のためにマリスを相手にしてきたが、生きる目的を失いつつあった。そして、ひょんなことから元の大陸に戻ることになったユリエルは様々な人を介して成長していく……。 ※勢いとノリだけで書いています。 ※不定期更新。