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作者:守尾八十八/作品情報/Nコード:N5036IH
完結済 (全3エピソード) |
「なして大学で教職課程を取らんかったとね」--。
三十九歳で失業し田舎に帰りぶらぶらしていたら、隣の県に嫁いだ母方の叔母から、まるで伝染病の予防接種を受けなかったかのように嘆息された。
教職に就くつもりがなくてもなにかあったときの保険のために教員免状を取得した同級生は、少なくない。女子の場合、それが嫁入り道具にもなる。
叔母は隣の県に立地する大学の教育学部を卒業し、地元に戻って小学校教員になり、大学で知り合ったという叔父と結婚するため寿退職した「華麗な経歴」を誇る。
しかしおれは、教員にだけはなりたくなかった。児童・生徒や保護者、地域住民から「先生」と呼ばれる立場に身を置くのが嫌だった。それは、幼き日のこんな思い出が脳裏に刻まれているからだ。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 戦争敵軍はクラス女子 彼女が寄り道する理由 口をつぐんだ副委員長 キャラクター手提げ 涙声でわびる共犯者 残酷「きょうの反省」 赤ペンに担任キャップ 学校運営上級生の証し 軍手で学び舎防衛せよ ストーブの設置と撤去 自己完結してるのです すすにまみれた黒い顔 避難できぬ事情がある 消火器ないと知ってた 校外の工務店に丸投げ 最終更新日:2023/11/11 23:00 読了時間:約11分(5,436文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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