事の始まりは、月が綺麗な夜に発生した怪奇な行方不明事件。 　それから数十年、第一大陸の国々は緩やかに軋み始めていた。 　ところ変わり。 　スライムと魔物の棲まう森に囲まれた小さな『ナナクサ村』。 　村は豊かで安全で、スライムの恩恵がいっぱい。 　でもこの村の周囲には、他に人らしき人や村が見当たらない。 　時々、どこから来たのかわからない『漂流者』が流れ着くだけの不思議な村。 　同じ日に、不思議な容姿と両極端な力を天から授かって生まれてきた「キツキ」と「ヒカリ」の二人の物語はこの村から始まっていく。 　実力はあるはずなのにおっちょこちょいで諦めの早い「ヒカリ」と、それをいつも遠くからサポートする優秀な兄「キツキ」。 　そんな二人が人よりも抜きんでているものは「魔素力」？ 　それはこの世を『創り出す力』。 　魔力に似てるけど、ちょっと違う。 　そんな彼らが始めた仕事は「スライムハンター」？ 　専門が出来るぐらいスライムってそんなに価値があるの？ 　ええ、あるんです。 　小さいと思って侮ってはいけません。 　スライムがこの世界の中心なのですから。 　世界はスライムの愛でできているのです。 　この世の破壊も創造も不思議もスライムから！ 　どうぞ彼らとこの世界に、スライムの深い愛がありますように。

【一行あらすじ】 金欠に苦しむ女の子と記憶喪失の男の子が二人一緒に支え合いながら立派な冒険者を目指してがんばるお話。 【ふつうのあらすじ】 とある北方の街、エイビルム。 そこから少しだけ離れたところに住む少女、カヤには仲間がいない。 冒険者への憧れと、迫る冬への焦りの狭間で揺れ、いっそのこと冒険者なんてやめてしまおうか、目標を投げ出してしまおうかとも考えていた彼女の前に現れたのは、ぼさぼさ髪で、幼げな顔をした記憶喪失の漂流者だった。 ※カクヨムにも掲載しています。

嵐の中、遊覧船から転落し、記憶もおぼろげなまま見知らぬ無人島に漂着した主人公。大手企業の営業部長として効率だけを追い求め、心をすり減らしていた彼は、携帯情報端末も失い、文明との繋がりを断たれた途方もない孤独に苛まれる。 しかし、目覚めると目の前には褐色の肌をした見慣れない先住民たちが。槍を構え襲いかかろうとする彼らを、聡明な青年が制止し、主人公は集落で保護されることになる。数日後、偶然見つかった泥だらけの彼の携帯情報端末に、子供たちが群がる。その中で青年は、初めて見る「光る板」に強い好奇心と探求心を抱き、ついには友人へのメッセージを「送信」してしまう。その瞬間、端末は沈黙し、主人公は「まさか、過去にメッセージを送ってしまったのか？」と愕然とする。同時に、青年が当初から見せていた純粋な優しさや、他者の可能性を信じる「善き行い」が、この奇跡を引き寄せたのだと主人公は感じ始める。 再び襲来した嵐の中、主人公は現代への帰還を果たす。退院後、街中で目にしたのは、世界的に成功した最新デバイスメーカーのCEOの顔。それは、あの島の青年その人だった。主人公は、自身が置き去りにした端末が彼の未来、ひいては世界の歴史を変えたのだと確信する。彼の企業の象徴的なロゴマークが、あの時青年がくれた「リンゴ」を思わせる意匠であったことから、それは感謝のメッセージだと感じた。 この体験を通し、主人公は現代社会で忘れ去っていた「純粋な好奇心」と、目の前の「一人ひとりの人間」が持つ可能性を信じることの重要性を悟る。そして、かつて「使えない」と見なしていた部下が、彼の信じるプロジェクトを任されることで驚異的な成功を収め、主人公は「人は単なるリソースではなく、それぞれが固有の才能や情熱を持つ人財である」ことを深く実感する。しかし、メッセージが単なる偶然のいたずらだった可能性も捨てきれず、物語は読者の想像に委ねられる形で幕を閉じる。

暗殺者である、討士・疾風こと正岡辰馬は、自分が属する暗殺者集団、まほろばの元締を倒した瞬間、異世界へ転移した。そこで出会った、バードゥ教の司祭キヨラの指示の元、裏稼業を再開する。 異世界劇団と世界観を同じくしたガンド大陸シリーズ第2弾。 流れ流され　異世界暮らし どこに行こうが　この世は地獄 悪党どもが　栄える地には 恨みを晴らす　裏稼業 さてこちらでも　始めましょうか

　ある日、私立境天寺学園は生徒、教師、そして学園の設備や建物もすべてまとめて、剣と魔術のファンタジーな異世界へと転移した。 　転移した異世界で教師たちが現状の確認と安全の確保を進める中、学園から数十名の生徒たちが失踪してしまう。 　学園の非常勤講師である周東七江は、そんな失踪した生徒たちの捜索を命じられ、少しばかり問題児な生徒二人とともに旅に出る。 　異世界に現れた「漂流者」――私立境天寺学園の者たちと異世界の人々との出会いが少しづつ異世界に隠された秘密を露わにしていく。 　

目が覚めたら、そこは100万年前の世界だった――。 主人公・橘 直哉（たちばな なおや）は、ある日突然、無人島の浜辺で目を覚ます。周囲に文明の痕跡はなく、持ち物もない。必死に状況を整理しようとするが、目の前に現れたのは、現代には存在しない巨大な生物たち。サーベルタイガー、マンモス、巨大ナマケモノ、そして空を舞う奇妙な鳥――。 「ここは……100万年前の地球なのか？」 現代の知識を頼りに、彼は生き延びる術を探し始める。水を確保し、火を起こし、武器を作る。だが、この時代はただのサバイバルでは済まされない。未知の脅威、原始の猛獣、そしてこの世界に隠された"ある秘密"が彼を待ち受ける。 この世界は本当に100万年前なのか？ なぜ彼はここにいるのか？ そして――未来に戻る術はあるのか？ 原始の世界で生き抜く、極限サバイバルが今始まる！

無人島へと流れ着いた男。 広がる白い砂浜と青い海の中で、彼は自分以外に誰もいない孤独を噛みしめる。 やがて波打ち際に、死んだ小鳥や盗んだゲームソフト、陥れた友人の怪文書など、彼の罪を象徴する品々が次々と打ち上げられてくる。 彼は罪の波間で終わりなき苦悩に沈む。

束縛されずに生きたいと願った冴島翼の願いを、神様は異世界転移という形で叶えた しかし転移された先で待っていたのは、束縛もなく自由に生きれる、無人島の"サバイバル"生活だった しかもその無人島は、色々な異世界から彼と同じように流れ着く曲者ばかりが集まる島で……。 異世界無人島サバイバル生活、ここに開幕！

異界漂流者にまつわる、いくつかの異なる物語たち。

辿り着けないクリームソーダ漂流者たちよ！見るがいい！ 今ここに辿り着く必要のないコロンが降臨すた！

　元気なくしおらしい梅干し顔の漂流者に、空気を読まないチェリーさんからお声が届いた。 ※　幻邏さま＆辻堂安古市さま共同開催『クリームソーダ後遺症』祭りの企画作品となります。 　タイトル変えました。

クリームソーダ後遺症祭り　参加作品 なるつもり、本当になかったんだけど、自分の運の無さのせいで悔しくて、つい(*´꒳`*)

「流星の落ちたその場所に居たのは、記憶喪失の少女でした」 少女を救うべく、少年「ルイ」は共に記憶を取り戻すことを決意する。田舎町「天ノ峰」を舞台に行われる、少年少女の冒険記録。 大賢者が残した光玉を5つ集めた時、願いが叶うという。 少女が記憶を取り戻し、サヨナラをするまでの物語。 洞窟に封印された賢者は、少女の未来を予見する。 ※pixivFANBOX、カクヨムで一部公開しています。

見知らぬ海へ放り出され「漂流者」となった俺は 調理技術が廃れた世界で、学園艦・くじらの料理番をすることになった

創世暦4755年。 人類は新たな進化を遂げ、崩壊した地球を脱し、「漂流者」となって宇宙を旅していた。 彼らは第4次世界大戦の後、核兵器の使用によって荒廃した大地の上で、死にゆく星と生命の行く末を見届けようとしていた。 人類を救ったのは、ソラリス(調停者)と呼ばれる外界の“ヒト”であり、人類の“祖先”であり、——現生生物の祖先であった。 実は、人類を含む地球上のあらゆる生命体は、地球の誕生以後、宇宙生命化プログラム(エネルギー保存化計画)の一端として、原始生命体の細胞を分け与えられ、独自に進化を遂げた歴史を持っていた。 ソラリスは全宇宙に存在する無数の星に種を植え付け、あらゆる生命体の可能性を探り、様々な種と生命の繁栄を手助けする「箱舟」の役割を担っていた。 人類は、彼らの集積する生命のパーツ、——すなわち“宇宙生命化プログラム”の「データ」の一部として回収され、次なる進化へと向けたステップに移行していた。 銀河GN-z11の中にある星、カストル星には、かつて地球で暮らしていた人類の細胞を受け継ぐ「フェアリー」や「バーバリアン」、「アヤカシ」、「エルフ」、「ドラゴニア」、その他様々な種族が、“第一次大陸間戦争”と呼ばれる大規模な戦時時代の真っ只中にいた。 東の大陸に鎮座する帝国、ミゼリア東方共和国の兵士養成学校、『セントラル・アカデミー』の期待の新人として名を馳せる“セフィリア・ハールート”は、自らの特性を活かした修道士(ソーサラー)としての道を極めようと、日々の修練を重ねていた。 そんな最中、アカデミーの教官から“ある人物”と手を組んでみてくれないか？と提案を受ける。 彼女は研修生の身ながら、次期魔導兵候補生の一員として将来が約束されていたも同然だった。 誰かの手を借りる必要も、余計な勉学に励む必要もない。 しかし、教官は言ったのだ。 「お前に足りないものは、戦闘に於ける「力」ではなく、「知識」なのだ」 と。 彼女は理解できなかった。 力はもちろん、知識が不足していることなんて… 才能あふれる彼女の前に現れたのは、同じく“期待の新人”として名を馳せていたダリの村出身の戦士、“ソラ・アーケード”だった。 彼は、期待の新人ながら、とある問題点を抱えていて…

　異世界に憧れていた三郎は、ひょんなことから夢の異世界転生を果たすのだが、全く上手くいかずに現世に逆戻り。 　それはそうだ。　 　三郎にとっての異世界とは、好き勝手欲望を満たすための理想郷であったが、異世界の現実だってそう甘くはない。 　むしろ、現世に無事 戻れただけでも僥倖だったというべきだろう……。 　だがしかし――彼の数奇な運命は、それだけでは終わらない。 　転生の神に目を付けられた三郎は、強制的に何度も様々な異世界へと転生を繰り返す、“異世界漂流者”になってしまったからだ。 　欲望が優先して、異世界で失敗を繰り返すこと４回。彼の心は疲弊していたが、異世界転生は待ってはくれない。 　三郎の明日はどっちだ？　 　異世界作品の主人公が好人物だと誰が決めた？ 　今ここに、異色のクズファンタジーが開幕する。

ドラゴンと魔族と吸血鬼の三種族が支配する世界で人間は弱小種族として大陸の辺境で怯えながら暮らしていた そんな中で異世界より漂流して来たプレイヤーと呼ばれる漂流者達によって人類は三種族との大戦争に勝利を収め大陸の覇権を握り繁栄を謳歌していた しかし人類の間でも争いが起こり、大陸は北のアドラー帝国、西のフランクリン神聖王国、南のクルジオン共和連合、その他有象無象の小国と東の辺境国家に別れ睨み合っていた 依然としてプレイヤー達はこの世界に数百年単位で漂流して来てある者は英雄にそしてある者は邪悪な存在になることもあった 最古のプレイヤーが生み出したと伝わる存在パラファラピヌその中の一部勢力はプレイヤーの漂流の原理の解明と新たな世界の侵略と支配を掲げて暗躍し出した。

もふもふワールド。 海流に隔たれ４の地域に分かたれた世界。其々の地域に交流はなく、一方的な漂着のみが起こり得る。なんとなく知っている。在る事は気付いている。けれども、何も解らない。それでも同じ世界の住民だ。 【カヌイ】イヌ科の獣人たちの世界。北に狼の国ムーシュマ、中央に狐の国ヤサカ、その東に狸の国コシキ。南には漂流者達が築いた獅子の国チャラが在る。 カヌイの記録：召喚士ウーシラと召喚獣たちの旅の記録。とある理由から、腕の良い呪術士を求めてカヌイ中を旅する。

第三次世界大戦後、世の中に奇妙な生物が生まれるようになった。戦争の毒素だの異常気象だのが、さまざまに重なったせいじゃないか？　 それらは引っくるめて雑に、「異物」と呼ばれるようになった。もう百年以上昔の話だ。 益を成す物も多々あったが、害を成す物も多かった。 俺はそんな、害を成すモノを駆逐する「異物狩り」だ。 俺の名は鈴木吾郎。 どこにでもいるごく平凡な、ならず者である。

海で溺れた由香里は、どこかの浜に流れ着いた。そこに知らない妖精が飛んできたのだが、由香里はその妖精がなんなのか、自分がどこの誰なのか、まったく記憶がないことに気づいてしまう。自分は知らないうちに生死をかけたサバイバル状態に置かれていたのだ。妖精にポケットスキルがあることを教えてもらったのだが、果たしてそのスキルは由香里を助けてくれるものなのだろうか？