ウルリケはワガママで横暴な子供だった。 世界の中心は自分だと考えるくらいに、全てが許されてきた。 ある日、頭を打ったことで唐突に前世を思い出す。 それは醜悪で吐き気すら抱く記憶だった。そうしてその中で自分自身を悪役とした少女漫画があったこと、此処が間違いなくその漫画の中の世界なのだと気付いた。 愛する大切な家族を失いたくない。その一心でウルリケはワガママな自分を変えようと決意する。 しかし、そのタイミングで前世のトラウマを呼び起こす出逢いが起きてしまう。 そして悪役令嬢として傾国と評されるほどに輝く容姿が恐ろしくなり、前世の醜かった自分を肯定したくて顔を焼いた。 それがまさか漫画の中で当て馬公爵とされていた彼に溺愛される切っ掛けになるなんて！

キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。 両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。 ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。 その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。 逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。 8時と20時に更新します。 アルファポリスにも投稿してあります。

コンビニからの帰り道、不運が重なって事故に遭遇した私が次に目を開けたら、そこは私の大好きな漫画の中の世界でした。 ところが問題はそれだけじゃなく、ビックリする私の耳に聞こえてきたのは理解できない言語。 そう、大好きな作品は日本の漫画だったのに、いざ来てみると言葉が全く通じない。 つーか、異世界にトリップしたら言葉に不自由しないのはお約束じゃないの！？　なぜこんなことに！！ いきなり大問題にブチ当たったけれど、さて、どーなる私！？！？

大好きな漫画の世界に転生したことに気がついた主人公。しかし、生まれ変わったのはライバルの悪役令嬢。しかし、立場上ヒロインの邪魔をしないわけには行かない。何故なら……「殿下、そのご令嬢は〇〇です」 ※　突発的に書きたくなった作品なので、お目汚しがあるかと思いますがご容赦ください。 ※　2/14.エブリスタでも公開しています。