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作者:久野真一/作品情報/Nコード:N3017IJ
短編 |
俺、風間夏輝(かざまなつてる)は新卒四年目の会社員で大の夏嫌い。
八月のお盆も迫ろうかというある平日、夏なんか滅べばいいのにとまだまだ明るい夏の夕空を呪いながら会社から帰っていたのだが……。
「輝君、夏は嫌い?」
突如現れた美人な夏の精霊さんである、真夏(まなつ)さんにそんな問いかけをされることに。
怪訝に思いながらも俺は、
「好きじゃないですね。汗は出るし、冬と違って着込んでしのげもしないし、人は死ぬし」
十年前の夏にこの世を去った幼馴染のことを思い出しながら率直な感想を言ったのだけど。
「私と一緒に住んで見ない?楽しい夏、体験させてあげるよ?」
精霊さんはそんな突拍子もない提案をしてくる。
なんでも、今は夏季休暇中らしく、かといって一人で遊ぶのもと思っていたところに俺に白羽の矢が立ったらしい。
容姿は違うのにどこか幼馴染を思わせる性格で懐かしくなったこともあり、彼女との同居を承諾。
ただ、やっぱり不思議と既視感がある。
彼女の方も昔の俺のことを知っている素振りだし。
思い切って正体を尋ねてみたところ、その正体はー十年前に世を去ったはずの幼馴染だった。
本来ありえない再会を果たした俺と彼女は、夏祭りに行ったりと短い夏休みをエンジョイするのだった。
これは自称夏の精霊さんで実は幼馴染だった彼女と、夏が大嫌いな会社員の一夏のほのぼの恋物語。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 古典恋愛 日常 青春 ラブコメ ほのぼの 男主人公 現代 ハッピーエンド 幼馴染 災害級の暑さ 夏祭り 精霊さん 約束 最終更新日:2023/08/15 20:57 読了時間:約19分(9,440文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 118 pt ブックマーク: 11件 評価人数: 11 人 評価ポイント: 96 pt |
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