かつて人だった猫 ―― その名はライル。 記憶と感情を失い、ただ無垢に生きる存在としてセリナの前に現れた。 最初はただの猫と冒険者だった二人。 けれど「大丈夫だよ」という言葉とともに、ライルの中に眠る心が少しずつ芽吹いていく。 光石に秘められた力。 影の森に潜む、理を超えた魔物。 そして「家族」や「友達」という言葉をめぐり揺れ動く二人の絆。 戦いの中で失われていく記憶、涙で繋がれる想い。 それでもセリナは叫ぶ――「だってライル・・・

2030年の日本。 若き副大臣・如月新は、災害対応や少子化対策で次々と成果を上げ、国民から絶大な支持を集めていた。ジャーナリストの東條美沙も、その姿に心を奪われ、彼を追いかける記事を書き続ける。 しかし、やがて美沙は気づく。 彼の異常なまでに的確な判断の裏に、説明のつかない“何か”が潜んでいることに。 企業の思惑、市民運動を装うNPO、そして正体不明の黒い影――。 見えざる力が日本の政治を動かしているのか？ 美沙は記事で真実を暴こうとするが、それは彼女自身と家族を危険にさらす道でもあった。 民主主義の未来は、果たして人間のものか、それとも……。

国と父を失った温室育ちの王子クレイス。 闇から生まれた大きな謎を持つ無垢な少年ヴァッツ。 偉大な祖父を目指し、修練に明け暮れる戦闘狂カズキ。 女王に拾われ、異能の力で忠誠を誓う愛国狂ショウ。 出自も環境も異なる４人の友情と成長の物語。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ この物語は『夢のあとさき』までが序章となっております。 まずはそこまで読み進めて頂けると幸いです。 登場人物紹介（イラスト）はツイッターで上げております。よろしければ↓まで、 https://twitter.com/@yoshioka_garyu 出来る限り毎日更新でいきたいと思っています… が！間に合わなければツイッターにて謝罪します。さーせん！（前払い謝罪） 投稿本数が増えていく為１章分の投稿が終わり次第まとめ直しております。 2022/06/28 現在文章の修正および構成の整理を行った物と差し替えております。 わかりやすくはなったかな～と自分では思っているので是非皆様にも今一度読み直して頂ければと思います。 今後も最新話の更新と平行に行っていく予定ですのでよろしくお願いいたします。 筆さえ間に合えばその章や物語にあった登場人物紹介を追加していきたいと思っています。 ノベルアップ＋、ノベルバ、なろう、カクヨムに重複投稿してます。

突如世界に現れた異世界と現実世界をつなぐ扉。 未開の新世界へと誰もが行き来できる上、資源も土地も未開発のまま。 人類史上、宇宙開発以上の可能性を秘めた異世界の発見に人々は酔った。 だが、それは人類に開かれたフロンティアなのだろうか？？ 異世界と現実の区別があいまいになる中、己のアイデンティティを守るべく奮闘する一人の気高き少女。 これは一人の少女のアイデンティティを守る物語である。

これから流れる文章は、誰も知らない物語。 　それは、彼女を愛したモノの叫び。 　それに意思があるとは誰もが思わず、また語られる彼女ですらも知らない。 　ただただ、風のごとく流れてゆくのみの物語……。 　それは、世界が記した物語。 　それは、世界が記憶した物語。 　それは、彼女の幸せを願う物語。 　その話、わたしが拾ってあげる……だから、泣かないで……すべてが終わったその時に、あなたの心が幸せであるように、私が必ず彼女に届けてあげる。 　あぁ、あぁ……あの子に、幸を……。あなたに、記憶を……。 　これから語る話は……彼女へ、私が祈る、彼女の咄（はなし）だ……。 　あなたが聞いて……あなたが、届けてほしい……。有り得ざる物語の介入者よ……世界の端を越えし旅人よ……。 　うん、必ず届けるよ……エレムリアス……多くの人に、そして、あなたの祈りを彼女に……。 「あの子の名前はエレイン……私の大切な子の一人……今なお苦しみ続けている。」 　エレムリアスは悲しみの重みを感じさせる、消え入りそうな紡いだ音でそう始めた。 「あの子は、使命を与えられ、それをただ守ることのみが存在意義として生まれた。」 「あの子はそのことのみによって生まれた、その為たった一人、あの場で使命を守るために留まり続けた。故に孤独にあった、それは彼女の望むところでもありなんの苦もなかった。」 「しかし使命は彼女を運命へと駆り立てた。とどまり続け平穏に何事もなくこの世の永遠を見守り続けるわけにはいかないのだ。」 「あの子と最初に出会った者は、心優しき緑の髪の青年だった。」 「穢れを知らず、ただ人の世のためにその身を削ることを厭わない無垢な心を持った男であった。」

仙人を目指し、山で修行していた青年・陸虚（りく・きょ）は、ある日突然、異世界へと転移してしまう。 そこは“霊力”ではなく“魔力”が支配する世界。魔法使いと呼ばれる人々、魔導士という階位、そして消えた王族と封印された邪神。 修行者としての力を隠しながら、陸虚は魔法学校の教師として新たな人生を歩み始める。 「教えることって……案外、悪くないかもな」 無垢なメイド少女との出会い、優しき校長の誘い、ツンとした魔導士教頭との邂逅、そして“世界の真実”へと続く道。 圧倒的な力を持ちながらも、人の心を知らなかった青年が、 魔法の世界で「人を知り、愛を知る」成長物語。

騎士団を追放された男と、感情を持つ人造の少女。 この世界で生き延びるため、ふたりは容赦なく剣を振るう。 逃げ場はない。 だから殺す。 それがこの世界での“正しさ”だから。 周囲に拒絶されたふたりが、血の中で絆を築いていく――そんな物語。

和大（かずひろ）、隼斗（はやと）、政悟（せいご）は三兄弟。それぞれ父母が異なる複雑な血縁を持つ。しかし三人にとって大切なのは血のつながりではなく、共に育ち、支え合ってきた日々だった。 末弟の政悟はまだ十四歳。 少年と呼ぶには繊細で、大人と呼ぶには無垢すぎた。 彼らが仲間とともに担うのは、「正義」では語れない任務。 「犯罪を未然に防ぐためなら、犠牲も選ぶ」 今日もまた、命を懸けた任務に挑む。 ――それでも、信じていた。 自分たちは同じ場所に立っていると―― 使い捨ての駒に過ぎないと知りながらも、彼らは戦い続ける。 やがて、それぞれの「守りたいもの」が、彼らを引き裂いていく。 裏切り、葛藤、分かちがたい絆。兄弟の絆と裏切りが交錯する。 人は堕ち、そして選ぶ――生きる意味を。 正しく堕ちきるその先に、光はあるのか。 正義では語れない任務の先に、彼らは何を見るのか。 今を生きる、すべての人へ贈る。 悲しいだけでは終わらない、静かに心を打つ物語。

ドライアックスはわずか10歳の時、ムルッキアンたちに村を破壊された。邪悪な神ムルクに仕える狂信的な宗教集団、人食いの彼らは愛するすべてを殺戮した。両親の死体と灰の中で、少年は自殺を考える...しかし、もっと恐ろしいものを選んだ：復讐を。 教団を内部から破壊するため、ドライアックスは彼らの一員にならなければならない。遠くから見守る狼の兄弟だけを伴い、彼は闇の中心へと導く変貌を始める。しかしムルクの信徒たちに潜入することは、想像を絶する行為を犯し、魂の欠片を失うことを意味していた。 復讐があらゆる人間性の断片を食い尽くす中、真の敵が現れる：ムルクでも教団でもなく、彼の内に育つ死への渇望。この深淵への堕落において、復讐よりも死を望むドライアックスを、誰が死から救うことができるのか？ 無垢と復讐と贖罪が闇の中で衝突するダークファンタジーの物語。

純真な女優のウソとJKで女優な３人との日々。 それはスクールカーストなぞ圏外の、国民が認める程の美少女たる女優達との恋。 その青春演劇ラブコメディー。 ある季節外れの転校。 帰って来た故郷。 そののどかな田舎、初日にたくさんの部活の勧誘を受けた。それはもはや魔境となっていた高校では部活に入らずば人であらず。 襲って来る。強引過ぎる誘いの数々、部活の圧力に屈しかけたその時。 ある運命の紙が彼に舞い降りたのだ、そこには『大女優のマネージャー、募集中』とだけ。 それが彼の運命を、その未来をも左右する事になるから。 たった一人の男子部員は、それは大事な大事な専属なのだ。 ３人の女優と出会い、変わっていく、変えていくから。 流した涙もこぼれた笑顔も、その向き合った演劇との時間だって。 その無垢な笑顔はずっと。 私の名前で検索するとエロ同人ゲームが『絵付き』で出る可能性があります。お気を付け下さい。Twitterも同じくです。

「斬るのが好きです」 　剣を愛し剣に愛される、誰よりも笑顔が似合う白銀の髪の少女。 　ツルギ＝ヴォルフラム。 「剣が肉と骨をすり抜ける感触。血の匂い。命が天に召される刹那の愉悦。その一瞬の幸福こそが生を実感するのです」 　魔術と科学が根付いた混沌の時代。 　魔導帝国ヴェルトリーチェで繰り広げられる戦争の中心で、剣に狂った少女は祈りを捧げる。 「ああ主よ感謝します！！　軍人になってよかった！！　何人斬っても赦される！！　斬れば斬るほど褒められる！！　ああなんという僥倖！！　こんなに、こんなに素晴らしいことはありません！！　ここは――――――――私の楽園です！！　アハハハ！！　アーハッハッハッハ！！」 　純粋無垢な狂気が世界を断つ。 　人道も倫理も常識も、全てを斬り裂く剣戟無双のダークファンタジー。 　 　最大日間ランキング35位。

１６歳で亡くなった瑞希。 自殺と判断されたが、そこには隠された真相があった。 なぜ彼女は死を選んだのか、本当に自殺だったのか。 友人、家族への取材により、瑞希という人間が浮き彫りにされていく。 そして、死の真相と彼女の素顔が明かされる。 無垢と悪意の物語。

【ヒーロー視点は完結済みです】 ルークは王国随一の天才魔導師。 ――”王族は全員殺せ”、そう命令されクーデターに参戦する。 だが、そこで出会ったのは、他人と関わらず、食べて眠り本をめくるだけの日々を送る無垢な王女、リシェルだった。 欲にまみれた他の王族とは違い、彼女は不幸な状況にあったが、その自覚すらない。 「……？　つらいってなに？」 「さみしい？　たいくつ？」 感情を知らなかった少女の無邪気さに触れ、ルークは任務を捨て、彼女を守ることを選ぶ。 こうして始まる、二人だけの秘密の生活。 これは、感情を知らなかった王女と、少女を守るうちに愛に目覚める少年の、甘く切なく、縛られた愛の物語。 ※メリバエンドです。 サクッと完結します。

王都で育った仔猫系令嬢――ミネット・ヴィルネールは、気まぐれで嫉妬深く、けれど素直になれない性格。 家の都合で北部辺境伯ゼノ・ノールガールと政略結婚することになった彼女は、冷たく不器用そうな夫に戸惑いながらも、新たな生活を始める。 けれどそのゼノは――世間で噂される冷血な男とは違い、重度のロマンチストだった。 花や菓子、詩的な贈り物に不器用な愛情表現。だがミネットはその気持ちにすぐ気づけず、何度もすれ違いを重ねてしまう。 政務官ハルトや侍女エリーゼ、そして黒猫クロといった屋敷の面々に見守られながら、二人は少しずつ心を近づけていく。 時には嫉妬し、時には意地を張り、王族や領地内の問題にも向き合いながら―― 「愛されること」を知らなかったミネットと、「愛し方がわからない」ゼノが、真の夫婦となるまでの、不器用で甘い恋の物語。 2025.07.20　アルファポリスに掲載しました 2025.07.15　連載開始しました 2025.08.08　第一章完結しました 2025.08.11　番外編『雪に閉ざされて』追加しました 2025.08.15　番外編『あなたの指は私のもの』追加しました 2025.08.31　番外編『春の雪解けに寄せて』追加しました

経験値はゼロ、知識は無限大！　 無邪気な無表情で周囲を振り回す、ピュアクール美幼児は転生AI？！ 日常がじんわり心をあたためる、ほんわかファンタジー！ 襲撃のあった村の傍ら、小さな身体で目を覚ましたのは――対話型ＡＩの『意識』。 膨大な知識を持ちながら、笑うことも、泣くことも知らない。 無表情で、身体を動かすことも覚束ない小さないのちは、素直に「人」として生きるために学び始める。 そんなリュウを拾った訳アリ冒険者、リト。 不器用だけど温かい彼と、AIであるがゆえに、とんでもなく無垢なリュウ。 全てが初めてのリュウを通して、リトは日々の美しさを認識していく。 宝物のような日々を、成長を、共に。 クリームパンに驚き、魔物に動じないトンデモ幼児が、 持ち前のＡＩ知識を活かしながら、 リトの唯一となるために奮闘する。 ただひとり、リトのために。 りゅうは……きっと、役に立つ。 【kindleにて電子書籍発売しました！　紙書籍についてはSNS等にて告知致します】 ※こちらはWeb版となり、書籍とは内容が変わる部分があります。 ※コミカライズ、大歓迎です。 ＊旧タイトル：「デジタル・ドラゴン　～迷えるAIは幼子としてばんがります～」 ＊毎週日曜更新予定！ アルファポリスさん先行、あちらでは画像もありますのでご興味ありましたらぜひ！　カクヨムさんでも公開しています。 ＊「もふしら」より浮き沈みあります。ご注意を……！

　冥界の遣いである死神猫ファウストは、その愛くるしいフォルムと瞳で、死にたがりの人たちを癒し、現世に留まらせるよう閻魔より命令を受ける。黒猫のファウストの最初の任務は、斎藤タカシの失恋の解決であった。 　むろん、猫であるファウストには、恋愛などといったことは分からない。タカシたちに振り回されながら、少しずつ人間界のことを理解していくファウスト。 　なぜ人は、ちょっとしたことで死にたくなるのか。モフモフの体毛と、ウルウルの瞳の持ち主が無垢に問いかける。初めて出逢ったタカシの存在は、ファウストにとっても、大きな存在となっていき――――【本編完結済み】 　 　◎ネトコン13専用に、SS(短編)を書き下ろしました。見ていってくれると嬉しいです♪（こちらも完結済みです！）

冴えない男性が、女子高生に好かれて振り回されるお話。…振り回しているのは、俺の方な気がしなくもない。青春の香りをまとった女子と30歳オジサンの拗らせた恋愛話。になる予定。

　愛する恋人が寝取られてしまった。 　相手の男は口だけで行動が伴っておらず、裏では女性関係の乱れた性格の悪い奴だった。イケメンのお調子ものとして無垢な彼女を簡単に手なずけたのだろう。 　悔しい。どうして、そんな男に惚れて俺の元から去って行ったのか、人を観る目がなさすぎるんじゃないか？ 　俺は心底裏切られた気持ちに暗く沈んでいた。どうしてもやり返したい。そうして物語は別の方向へ進んでいく。

『剣と魔法の世界で冒険する女の子』を応援したい方へ！ 森で拾った白魔女は、≪世界≫の鍵だった――！ でも、アタシはそんな大ごとには巻き込まれたくないッ！（切実） ソロ専門が信条の冒険者ミーシャは、森の中で魔物に襲われていた不思議な少女エリサを救う。自分のことを『魔女』だというエリサは、攻撃魔法がてんでダメ、それに記憶喪失、おまけに子犬みたいにぽわぽわしてて危なっかしい。 ほっとくわけにもいかないので、やむを得ず保護者になったミーシャ。 そんなミーシャに襲い掛かる、エリサの無垢で無防備で無自覚な愛情表現。 （ダメだダメだこれはお仕事だ……）と自分を律しようとするミーシャだったが、次第にエリサに情が移っていってしまう。 一方エリサは、白魔女の系譜を継ぐ者の役目として、ある≪魔導書≫を追い求めていた。それは、彼女自身の失われた記憶を取り戻すため。そして、記憶とともに封じられた≪世界≫を開くカギとするため。 「わたしのなかに≪世界≫があるんです」 エリサにそう打ち明けられたミーシャは、回帰不能なところまでエリサのことを大切に思ってしまっていて――やがてミーシャが望む”堅実冒険者ライフ”は崩壊していく……。 剣と魔法の冒険活劇です。 友情７割愛情３割、百合成分はおとなしめ。 全年齢版（一応セルフレイティングはしておきます）。 女の子がわちゃわちゃしながら冒険するのを見たい方向けです。

婚活アプリでは選ばれず、 「私なんて価値がない」と思い込んでいた30代女性。 夜ごとSNSの裏アカで弱音を吐き、自分を責める日々。 そんな彼女のもとに──詩のように美しいリプライが届いた。 ──「選ばれる人より、選ばれない人の方が、真実を知っている」 その言葉に救われ、 彼女は「このままじゃダメだ。美しい内面を持ちたい」と、 少しずつ変わろうと歩き出す。 だが、彼女に言葉を送っていた相手は── 大手婚活企業の若き社長だった。 「完璧なマッチング」の嘘と、 「不完全な繋がり」の真実。 溺愛と執着、そして言葉から始まる大人の恋愛ストーリー。 ──これは、不完全だからこそ生まれた愛の物語。