[-1-]
作者:ほざお/作品情報/Nコード:N2923DF
連載中 (全3エピソード) |
教室の隅で一人、誰にも相手にされず、たった一人で真琴は孤独に生きる。何をするわけでも無く、人生を惰性に過ごし、楽しそうに笑う彼らを見ては、一笑に付す。
リア充への憧れ? あるわけがない。
有象無象の大半が過ごしている日常生活に憧れるくらいなら、ぼっちと呼ばれる人間の方が世間からすればずっと少ない。つまり、彼は希少種なのである。リア充などよりもよほど特別な存在だ。
え、違う? そんなことは無い。少なくとも真琴はそう考えている。
「ねーねー、織田。焼きそばパン買ってきてよ~」
「知るか、自分で買いに行け」
にもかかわらず、リア充集団の一人、咲間響が声をかけてくる。意味が分からない。放っておけ、と真琴が言うと、彼女は突如として語りだした。
「私もさぁ、中学の時一人だったから」
「知らんがな。お前と一緒にすんな」
「あー、ひっどっ! 人が折角気ぃ遣ってんのにぃ~!」
真琴は思う。ホント、好きでぼっち貫いてる奴もいるんだよ、と。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: 学園 ぼっち 無気力系? 俺Tueeee? 最終更新日:2016/03/31 19:06 読了時間:約31分(15,132文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
[-1-]
検索時間:0.0143301秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。