大地を破壊する大群により人の住む場所が失われていく世界。 田舎の古城で暇を持て余していた当主の娘は門で佇む少女を発見する。 いったい誰？　こんな所で何をしているの？　 記憶と言葉を失った少女の第二の人生がこの日から始まった。 一年後、彼女は姉同然の友と旅立つ。友の当主就任と与えられし力の登録のために。 用事をすませたら、友の従妹と会い国都を見て回る。多くの経験は新しい記憶を育む。 ただそれだけだったのに、思いもよらぬ体験の連続と想像を絶する冒険が待ち構えていた。 常識外れの感覚と秘めたる絶対力の持ち主が、出会いと繋がりを求め果たすべき役割を探す。 崩壊に向かう地に生きるかわいらしい存在とともに、時に戦いや過酷な展開、たまにはのんびり、世の理に頭を悩ませ己の過去に思いを馳せる。 経験を積み重ねるにつれ、あらゆる行動に報いと代償が伴うことを痛感するようになった彼女とその仲間たちはやがて、この世界の脅威と対決することとなる。 そんな乙女たちが紡ぐ異世界ファンタジーにして成長回帰の物語。 彼女たちとともに冒険の旅に出ませんか。　 短編『おかあさんと呼んでいいですか　～すべてはこの瞬間から始まった～』に続く本編です。 カクヨムさんにも投稿しています。 © 2024 碧科縁

古城に住む娘の前にどこからともなく摩訶不思議な女の子が現れる。何もせず、しゃべらず、ただ娘を見つめる少女。その子は自分の名前らしきものをつぶやいたあと眠ってしまう。 いったいわたしはどうしたらいいの？ 『おかあさんと呼んでいいですか　～記憶を失った少女は無自覚の絶対力で世界を守る～』のプロローグです。 改稿しました。（2024/6/2, 11/28, 2025/4/17） カクヨムさんにも投稿しています。 © 2024 碧科縁