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作者:空宮海苔/作品情報/Nコード:N2706KO
短編 |
少し前に野良猫の多い海辺の町に引っ越してきた社会人、愛園 夏鈴(あいその かりん)は、猫かぶりが得意だった。いつも猫撫で声で喋って、他人の機嫌をとって、他人に取り入って……そんなふうに暮らしていた彼女は、ある日目が覚めると、自分の身体が猫になってしまっていた。気がついたら外に居るし、寝る前の記憶もない、そんな奇妙な状況に夏鈴はひどく困惑する。
猫かぶりだからって猫になるなんて思いもしなかった彼女だが、そんな状況になっても他人に取り入り、利用しながら生きていこうと考える。しかし、そんな戦法は猫の世界ではうまく通用しないようだった。
夢としか思えないけど、これからも猫として生きていかなければいけないのだろうか。そんな不安を抱えた彼女の行く末は一体――
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 女主人公 人外 現代 日常 ハッピーエンド 超自然的 猫 OL 感動 短編 最終更新日:2025/05/31 20:27 読了時間:約33分(16,141文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:俤やえの/作品情報/Nコード:N5587IO
完結済 (全6エピソード) |
時は戦国。大坂城で日陰の姫と絵師の少年が出逢う。◇
いちは、大坂城の外を知らない。外について尋ねる手もいない。城内の女達にとって、いちは「死ななければよい」存在であり、お正月に淀の方さまに生きていることをお伝えすればそれで済むのである。
淀の方には、いちの従弟にあたる若君がいて、いちをいじめるのが好きだ。
若君が「かくれ鬼をするぞ」と言い出すと、いちはゾッとする。若君は鬼遊びには必ずいちを入れて、捕まえると髪を引っ張ってぐしゃぐしゃにするのだ。いちがいくら上手く隠れても、若君は御殿女中に命じて見つけさせる。いつもはいちのことなど放っておく女たちは、この時ばかりはいちを執拗に追いかけ、猫撫で声で呼ぶのだ。
(今日もいじめられるのかな)
いちは水甕の裏に隠れながら、とても悲しい気持ちになった。小さな頃は、若君の体つきはいちより小さく弱かった。だから髪を引っ張られても、怒鳴られても、怖くなかった。でも、お互い十二歳になった今は、あちらの方が力が強いし、声も低いし、怖い。
今日こそは、絶対に見つかりたくない。いちは隠れ場所を何回も変えることにした。(2023年12月30日完結)
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 残酷な描写あり 年の差 古典恋愛 時代小説 戦国 豊臣 織田 浅井 公家 狩野派 源氏物語 最終更新日:2023/12/30 21:00 読了時間:約20分(9,638文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 30 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 26 pt |
作者:歌川 詩季/作品情報/Nコード:N6839IC
短編 |
赤と緑と青。
そして紫。
その両端を繋ぐ赤紫を、みつけられたら。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 極彩色 玉虫色 ロックンロール 対岸の火事 すけべづら 猫撫で声 壁紙 罪 虹 稲妻 青 赤紫 緑 赤 最終更新日:2023/03/08 07:00 読了時間:約1分(313文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 64 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 62 pt |
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