歴代国王が愛した辺境の地に、アリスティアという貴族の女性がいる。 男性よりも長身で、畏怖の象徴とされる黒髪を持ち、眼つきが鋭く、無口で不愛想な上に、筆不精。 中央では『辺境の魔女』と呼ばれており、権力争いを陰から支配しているとさえ言われている。 そして彼女に仕えているのは、アリスティアに絶対の忠誠を誓う元聖騎士の肩書を持つミーア・ルーベルク。 そんな二人の物語。 連載版はこちら。 https://ncode.syosetu.com/n4429hq/

一大決心で受け止めたはずなのにグレッグは「妹のミシュリーが好きだったのに」といってわたしを突き放した。 そんな、ひどい！と思ったけれどその日の格好はミシュリーの髪とドレスを纏っていた。顔も声も違うけど酔った彼にはわからなかったみたい。 ショックを受けて帰れば妹に嗤われ醜聞を広められ、父には籍を抜くから出ていけと追い出されてしまった。 もう行き先は修道院しかない。 放心したままとぼとぼ向かっていたら目の前にグレッグが現れ、なぜか私に向かって『結婚してくれ』という。どういうこと？ ※ゆるっとした気持ちでお読みください。 ※評価、ブクマ、いいねありがとうございます。励みになります。 ※誤字脱字のご連絡ありがとうございます。大変助かります。 ランキング入りしてました。感謝！ ・日間ジャンル別 恋愛 (5/4、5/5 ８位) ・日間総合 完結済み (5/4、5/5 ２位) ありがとうございました！