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やっぱりティア嬢の十倍返しは恐ろしいーー優しかった先輩から嘘の告発をされ、貴重な紫の薔薇を私が盗んだと濡れ衣を着せられた。「元カノとヨリを戻すためだ、恨むなよ」と。ざけんな!絶対、地獄に落としてやる!
作者:大濠泉/作品情報/Nコード:N5783KR
短編 |
私、ティア・グレンターノ伯爵令嬢は、学園卒業後、臨時雇いとして、王立植物研究所に出勤した。
禿げ上司から言いがかり同然の説教をされてウンザリしたものの、優しい先輩もいた。
先輩の名は、オットー・フレンネル伯爵令息という。
彼は夕暮れ刻に、私を海辺のカフェに誘ってくれて、美しいネックレスまでくれた。
おかげで気分は舞い上がり、私、ティアは恋の予感に浸っていた。
が、事態は急展開。
翌日、研究所から、王妃様に献上する紫の薔薇が盗まれた、と大騒ぎになった。
そして、私がその薔薇を盗んだ犯人として濡れ衣を着せられてしまった。
しかも、あの優しかったオットー先輩によって、私、ティアが「薔薇を手折るのを見た」と嘘の告発をされてしまったのだ。
おかげで私は、罰として、棘のある蔦で縛り上げられ、熱帯植物が群生する、超高温多湿90度の温室の中に閉じ込められてしまった。
先輩は、「付き合っていた元カノとヨリを戻したので、君が邪魔になった。恨まないでくれ。ああ、モテる男は辛い」などと口走る。
しかも紫の薔薇を盗むよう指示したのも、その元カノだという。
ざけんな。
恨むに決まってるだろ!
絶対、先輩と、その元カノとやらを、まとめて地獄に叩き落としてやる!
※ざまぁ系のストーリーです。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 残酷な描写あり 女主人公 王立植物研究所 カフェでネックレス 紫の薔薇 熱帯植物用の温室 禁止区域 伝説の花〈黄金蝶〉 何でも願いが叶う 王太子毒殺未遂 偽薬をバラ撒く 平民落ちか奴隷落ち 裸に剥かれる 最終更新日:2025/07/02 12:10 読了時間:約71分(35,053文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 34 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 28 pt |
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