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作者:三雲倫之助/作品情報/Nコード:N7758GM
短編 |
ふうわり院は、船越財閥の息子・源一郎を入院させるために別荘を改造したメンタルクリニックである。
源一郎は松林流・四段、京都大学法学部で、在籍中に、ホステスを救うためにチンピラを打ちのめしたのが原因で、「強いは弱い」とノートに走り書きして、閉じこもり、喋らなくなった。
そこには精神分裂症のアファゴンと支離疎がいる。支離疎は戸籍さえなかったが、神秘を持つ超人とアファゴンは彼を認めていた。
その病院へ新興宗教に入信し親兄弟を捨て、尼となった三塚節子が父親に運び込まれる。
頭脳明晰だが、計画的に家で大暴れして、自分で再入院したアファゴンが、節子に源一郎の極度の悩みを解決してくれれば、閉じこめられた部屋から出してもいいと提案し、節子はそれを約束する。
だが節子が幾ら尽くしても祈っても、源一郎はよくはなならない。
アファゴンはそんな節子に好意を持ち、世界一家教会の情報を集める。そして、ネットで教祖の乱交の盗撮のムービーを手に入れる。アファゴンは世界一家教会の内幕を節子に告げ、教祖を追放しなければ、教会はその買春容疑で教団は捜索され、警察によって解体され、清らかな信者が路頭に迷うと忠告する。
アファゴンは教会の武闘派に病院のピクニックで節子を連れ戻すために襲わせて、捨て身のショック療法で武道の達人の源一郎を蘇らせて、治すという手段に出る。
アファゴンと節子は恩納ナベの琉歌をきっかけに結ばれる。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 新興宗教 教祖 信者 脱洗脳 琉球短歌 覚醒 悟り トラウマ ハッピーエンド 最終更新日:2020/09/17 13:36 読了時間:約73分(36,147文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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