政略結婚とはいえ、それなりにうまくやっていけると思っていたのに―― ある日、婚約者が突然こう言い出した。 「妻は2人がちょうどいい」 ……は？ “第二夫人候補”がまた、とびきりの生意気令嬢だし、冗談じゃない！ このままじゃ、いかん！ ――なら、やるしかない。おバカな婚約者をまずはやっつける！ 頼れる“とある人物”と手を組んで反撃開始！ 「私の矜持と幸せ、両方、ゲットを目指すんだから！」

【11/18　どうにかこうにか完結いたしました！　閲覧・応援ありがとうございました！】 「ジュルヴェーヌよ！　喜ぶがよい！　そ、そなたを、今このときより、わたしの婚約者にしてやる！」 　ウォルト様ったら昔のことを根に持って、結婚によって、わたしから何もかも奪い取るつもりね？　でもね、わたしの名前を間違えたから、この婚約宣言は不成立なんですって！　ふん！　あなたの好き勝手にはさせませんわよ、わたしの未来も公爵家も――。　 　超名門貴族にして、大陸一の資産家であるダンドロ公爵家の娘、ジェルヴェーズ・ニコレット・ダンドロ――。彼女に恐れるものは何もない。ときには王家すら下に見て、婚約を迫る王子までも言い負かす！ 　普通なら登場早々悪役ポジション確定の小生意気な公爵令嬢が、突然ポケットの中に現われた「呪われた王子」を助けて、いにしえの悪しき魔法に立ち向かう。おとぎ話風のゆるフワだけど、ところどころでシリアスになる異世界ファンタジーです。 ※おかしな魔法やとぼけたやりとりでちょっと笑って、ホッコリスッキリしたいという方におすすめします。恋愛風味は限りなく薄目かも……。 ※再編集して、別名義で他サイト様でも公開しております。

古来より受け継がれてきた貴族とその家に仕える従者の家系。 しかし次期当主に面通しした際に現れたのは生意気な令嬢で… メイドとして仕える筈だった自慢の娘が執事になった日 彼女達は15年の月日を共に過ごす事となった 様々な困難を乗り越えた先に、執事の復讐は叶うのか？