周りがどんな人を好きかはあまり知らない。 男同士の恋バナだって、自分のたいせつなものあまで話すとは思えないから。 華美で可愛い訳ではない。けどもなんか良いと思ったんだよ!! 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 注意事項2 作者が異性にモテそうな子を書いて。と言われたらこんな感じ。 奇抜で派手な子も可愛いんですよ。 でも日の目に当たらないところで、ひっそりと穏やかにしている子も、抱き締めたいくらい好き。

ある日シノ・サージェントは自分が転生者であることに気づく。しかも転生先は妹が神ゲーだと何度も言っていた乙女ゲー厶だった。 しかも妹の最推しの幼馴染。さらには作中に出てこないモブ。 前世で妹に見た目どれがいいと聞かれたとき、恋愛感情も男性の好みもよく分からない自分は、ヒロインである可愛い女の子を選んだ。 妹から聞くヒロインのお話は攻略対象者たちと関わることによって、面倒臭い出来事にいちいち巻き込まれる可哀想な立ち回りであった。 モブの私に出来ることといえば。 攻略対象者たちが守れないとき、同じ女である私が守ればいいのでは？ というか剣技を磨き、体力気力を鍛え上げ騎士を目指して無事に試験に受かることが出来たらヒロインも自分もいざという時守れて一石二鳥だと強くなることを決意する。 これでなんかあってもフェードアウトすればいいやと思いきや、攻略対象者達と関わる機会がむしろ増えたり、しかも妹の最推しは私に対して何故か甘々のような…！？いや気の所為だ、幼馴染として良くしてくれてるだけ。だって彼はヒロインに恋をするんだから！ このお話は乙女ゲーのシナリオを知らぬ間にぶっ潰して、攻略対象者たちの未来を変えていく。(というかシナリオ自体、妹から聞かされただけであまり覚えていないため不可抗力です) そしていつの間にか周りを囲まれている無自覚女の子が自分の恋を知って、過去を超えていくお話です。