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作者:ちみあくた/作品情報/Nコード:N5115IH
完結済 (全8エピソード) |
文久三年の夏、浦賀港付近を縄張りとするチンピラ博徒・野槌の亥吉は、ある廃寺で巨大な馬の姿を目にする。
マレンゴと言う、その野生馬をつれた武士・多田省吾に話を聞くと、南蛮渡来で極めて高価である、との事。
売れば一儲けできると企んだ亥吉は、得意の博打でマレンゴを勝取る。
貴重な宝を奪われた筈なのに、何故か秘かな笑みを浮かべる多田。
間も無く、秘められた陰謀と狡猾な多田の企てが明らかになり、亥吉はマレンゴを殺して逃走しようかと考え始める。
でも彼の幼少時、亡父が可愛がっていた愛馬の記憶が蘇り、無抵抗な野生馬を殺す気になれない。
ある小屋に追い詰められ、逃避行は終焉を迎えるが、そこで一人と一頭の心は何時しか触合い、奇妙な友情が育まれていく。
それは亥吉にとって、孤独な生涯に嘗て無い安らぎの一時であった。
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ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 時代小説 幕末 異国の馬 ちんぴら博徒 友情 陰謀 最終更新日:2023/07/10 07:59 読了時間:約29分(14,294文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 70 pt ブックマーク: 5件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 60 pt |
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