この世界には異能と魔術がある。先天性の異能と後天性の魔術、その二つの術は対立を誘い、諍いが起きていた。そんな時代に異能者を隔離する都市である学園都市アンリミテッド・ライブラリ。そこに位置する十三の島。その一つ処女宮ヴァルゴに入学することになった松江雪菜は魔術師との諍い、そして中心島プトレマイオスの周囲、十二の島の学園同志の抗争に巻き込まれ台風の目となる。

その世界には、人間の血をすすって生きる、人とは異なる生態の「悪魔」が存在した。 だが彼らの脅威も魔力を有するランツェ国によって根絶され、大陸の覇権はランツェ国の物となった。 だが、これは人間が語った話。 その日、社会から隔絶された山奥で僅かな仲間とひっそりと暮らす、「悪魔」ノア・ヴォルフ。 彼が運命のいたずらで持った異能は、遠い母の存在を見つめることだった。 彼の母は、本当の母ではなかった。 「あんな他人の子」 と言われたその日、彼の母はランツェに捕まり、意識もなく操られるまま敵を殺し続けるバケモノになってしまった。 異能をランツェから狙われ、その所為で母が捕まったノアは、せめて、自分が母の子供であることを守りきるために、彼の母を弔いにレジスタンスに入り、その魂を燃やしていく。 異能と魔術がぶつかり合う泥沼の戦争が幕を開ける。 ※不定期投稿です　

―――――『地球の皆さん。こんにちは。僕は勇者、この地球から遠く離れた異世界で魔王を倒したものです』 突然の”勇者”と名乗るものからの地球侵略宣言から十年。 国立第一高等学校冒険科に在学中の少年・城内瀬那は仲間と共に”魔王討伐”ならぬ”勇者討伐”に乗り出すことに・・・！

なんの前触れもなく異能の世界へと足を踏み入れることとなった少年、赤城一真。 異能者たちとの日々を送る中で、赤城一真は魔術の世界を知ることになる。 異能の世界と魔術の世界が交差するとき少年は何を思うのか。 己の世界を守れるヒーローになれるのか。