これは、今とは異なった道を辿った日本の物語。 オカルト、都市伝説、妖怪── あらゆる事に置いて人智をもって証明をする事が出来ない事象を「怪異」と括るようになり、怪異に染められた人々を「怪異人種」と呼ぶようになった。 怪異人種は一般人に紛れ生活をしており、一般人のように生き続ける者もいれば、己が力を私利私欲の為に怪異人種の力を使い秩序を乱す者がいる。 身勝手な怪異人種から人々の平穏を守る為に怪異人種犯罪対策機関が設立された。 某年七月二十八日。 中学二年生の藤崎龍二は東雲と名乗る少女と出会い、彼女を守る際に怪異人種になってしまった。 その日を境に、怪異人種とそれに関わる人々と出会う。 それまでの藤崎の日常は崩れ去り、二度と元に戻らない。幾度と試練を迎える事になるが、それでも藤崎は東雲を守る為に戦い続ける。 たとえ相手が誰だろうと。自らの刃が欠けようとも。 ※今は不定期更新にさせていただいてます。 ※この作品はNolaノベルでも連載されている作品です。 ※過激な暴力・流血表現あり。 ※陰鬱なシーンあり。 ※とても長い作品になる予定ですが、一話一話は手頃良く区切りますので、ゆったりとご自身のペースで是非お読みください。