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作者:徳田タクト/作品情報/Nコード:N3036IK
短編 |
とある鬱蒼とした森の奥の奥。
そこには、大きくて不気味な色の蜘蛛が糸を張って巣くっていた。その蜘蛛は毎日、糸にくっついた虫や小鳥などを食べて生活していた。
そんなある日のこと。蜘蛛が巣のまん中でうとうととしていると、糸になにか引っ掛かったのか、大きな蜘蛛の糸がぐらぐらと揺れた。
「おっ、餌がかかったか?丁度腹が減ってたからよかったわい」
そう言いながら蜘蛛は、何かがじたばたと暴れている巣の端に向かった。そこには…
「おお、これは…」
蜘蛛は糸に絡まった餌を見て、息を飲んだ。
大きくてくりっとした、艶やかな漆黒色の瞳。見た目は純白一色なのに、ぱたぱたとはためかせる度にうっすら七色に煌めく、美しい羽。見たことないほどの美しい蝶が、蜘蛛の巣に絡まっていたのだ。
蜘蛛はその餌に…美しい蝶に一目惚れしてしまい────?
ジャンル:童話〔その他〕キーワード: ハッピーエンド 蜘蛛 蝶 グロテスク蜘蛛 美しい蝶 恋 一目惚れ 純愛 異類婚姻譚ぽい 口移し キス 虫の息 餌 ネトコン12感想 最終更新日:2023/09/10 16:17 読了時間:約7分(3,231文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 90 pt ブックマーク: 7件 評価人数: 9 人 評価ポイント: 76 pt |
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