皇創暦1002年...... 　突如現れた魔獣により人類は互いに争うのを止め大いなる厄災に足並みを揃えて立ち向かうことを余儀なくされる。 　当初、どこからでも襲ってきて魔法が効かない魔獣に苦戦していた人類はある賢者の発案により、己に宿る魔力を放出して攻撃する魔法を止め、体内に循環させて身体能力の強化を行う魔術を鍛え、魔法の代わりに銃器を開発することによりなんとか互いの勢力が拮抗するまでにいたる。 　この出来事に喜ぶのも束の間、この状態が何年も続き未だに人類は存亡の機に立たされていた...... 　そして、これから話すは魔獣が現れてから300年の月日が流れた皇国というある一国での出来事...... 　皇国軍北方方面第5魔獣討伐大隊・第13陸戦小隊に所属する魔力が少なく周囲から落ちこぼれ小隊と揶揄され罵倒されてきた6人の少女達...... 　赤子の頃から貧しい孤児院で育てられ、その孤児院のために少しでも稼いで役に立てればと軍に入隊するも魔獣の襲撃により孤児院を失い失意のどん底に陥るも守るべきものを再び見つけて奮闘する少女 　家が空戦隊の始祖であり成り上がりの貴族であったが、空を飛ぶほどの魔力を得られなかったため家から追い出され陸戦隊に無理矢理入隊させられるも諦めずに空への憧れを抱く少女 　宿屋を経営する普通の家庭だったのだが、突然父親が軍に入隊することを決意し、そして戦死してしまい悲しみに暮れる間もなく除隊した父親と同期であった男に家庭を壊され生きるために仕方なく入隊した軍を憎む少女 　父親の仕事の都合で家族全員で隣国から越してきたのだが、家族団らん中に魔獣の襲撃に遭い目の前で両親を殺され、魔獣を皆殺しにすべく入隊した人格が変わってしまった少女 　軍の※※によって※※※※※※ものの※※を※※※ことが※※ず失格の※※を※※れ※※される※に※※※によって入隊した生きる意味を探す少女 　商人の一人娘で家のために貴族と婚約を結ぶが婚約者に裏切られ事業を家ごと奪われ両親が殺され元婚約者の家で奴隷のようにこき使われるが、魔獣の襲撃により一人生き残り行く当てもないため入隊した幸せを願う少女 これは、そんな少女達による生き残りをかけた戦いの物語......