「どれだけ混雑した電車でも、俺は絶対に座る」 座太郎は今日も座るために電車に乗る。座るために会社に向かう。 そんな彼を襲う満員電車、遅延、運転見合わせ、そして強敵たち・・・。 彼は無事に座ることができるのか？ 限界まで圧縮された奈落のような直方体に地獄のアナウンスが響く。 『～駅で緊急停止ボタンが扱われたため運転を見合わせます』 車内の至る所で舌打ち、悲鳴、叫び声が聞こえる。 床を見てみよう。誰かが垂れ流した糞尿や嘔吐がねっとりとその範囲を拡大していく。 毎朝のこんな地獄を君はどう思う？ 当たり前？仕方ない？ただの日常？ そんな世の中の常識に抗った愚か者たちがいた。 満員電車を憎む、そして、電車で座りたい全ての人に送る新感覚セキトリ物語。 ※基本毎晩更新予定 ※他サイト重複掲載

　ここにひとつの物体が存在する。 　形状は一辺5cm程度の直方体。 　表面に細緻な紋様が施されたソレは……創造に明らかな“人の意志の介在”を証明するにもかかわらず一切の正体が不明だった。 　構成する元素、発見される場所、同様物質の関連性……全てが謎に包まれた物体はその“発揮する効果”のみを持ってこう仮称された。 『　スキルキューブ　』 　 　適合した人間にあまたの能力を授ける“場違いな加工品”…… 　ソレは現生人類に残された福音か…… 　それとも…… 　 （連載の形をとっていますが……連作短編集ですm(_ _)m）

廃れ始めた公衆電話での話

直方体が暮らす世界で生きている、いびつな形の物語、二編。／１：オウトツ　自分の形を隠すために地下に棲み、商いをしている凸の元を訪れた客は、直方体ではなく凹の形をしていた。／２：デコボコ　凸と凹から外れた欠片は旅に出る。そこで出会ったのは、完璧すぎる直方体のスパダリだった。／※横書推奨

◆棒を挿入するための穴。 ●あらすじ 　弟は、高校生である姉から、プレゼントを貰う。それは、真っ赤な直方体、という見た目をしており、側面には、銀色のラインが五本、入れられていて、片方の底面には、柔らかい穴が開いていた。 　彼は、さっそく、そのホールを使うが……。 ●備考 　本作品は、他サイトにも掲載しています。

アフリカのトゥルカナ湖の上空に突如現れた直方体の物体、U.S 主人公の蓮は政府直属の命令によって派遣される。U.Sの内部を分析すると驚く物がそこにあった！

小さい頃の俺は、ある街で過ごしている夢をよく見た。 直方体で石造り、屋根のない家々は、およそ普段見ていた家屋とは違うもの。 思うがまま、外をぶらついたり、屋内でゴロゴロしても、とがめるものはいない。 とがめるものがいないということは、好き放題でもあるということだ……。

紙パックで、直方体のカフェオレって、学校か、病院にあるイメージだな。

平凡な人生を送っていた高校生の『俺』。 ある日手に入れた怪しげな直方体は、リセットボタンだった。

ある世界、箱庭とよばれるひとつひとつが内部に独立した国や文化を構成する直方体がその世界に存在していた。その箱庭を渡り歩くものがいる。 それが箱庭貴族であり、他の者と一線を画す特異な人である。 この物語はとある少女と箱庭貴族が出会ったことにより、 箱庭貴族としての新たな1ページを開いていく物語である。