ある日公爵令嬢であるリエラルオーティは、前世のことを思い出した。そして、今生きている世界が乙女ゲームの世界だということに気づく。さらに、自分は悪役令嬢。最終的には断罪が待っている。 そもそもなぜリエラルオーティが断罪で死んだり大怪我をおったりするかというと、この国の王族や貴族の地位はだいぶ下がっており、代わりにマフィアの人々のほうが権力を持っていて、攻略対象であるマフィアの次期頭領たちに逆らえなかったからだ。 「なら、私もマフィアになればいいじゃない」 そして、断罪後に真ボスとして出てくる悪役令嬢のスペックを活かし、マフィアを設立することを決める。 少女の最強な人生が、今始まる。 ※マフィアと関わるのは10話からです。 ※恋愛路線は、しばらくはないと思います。

暴力的な彼氏に暴行を受けていた女性「綾小路貴音」は、ある日魔法の世界に存在するとある『少女』の体に憑依してしまう。その『少女』は、綾小路貴音の世界で流行っていたアクション系乙女ゲームの悪役令嬢であり、真のボスキャラである『フレイヤ＝ヴォン＝アスタルテ』という少女だった。 これは、最凶の力を持つ真ボスに憑依してしまった人間が、元の世界に＂帰る＂為に様々なキャラクターと関わり、時に挫折し、時に非情にもなりながらも前に進む物語である。