23.09.03　完結しました。 はじまりの精霊は、人の祈りからうまれたと伝えられている。 ゆえに精霊は人に惹かれ、己にとっての唯一と出逢えれば、嬉しさのあまりに、名を呼んでくれと思わず乞うてしまうのだ。 だから、いつでも呼んで欲しいからと精霊は人と結ぶ。例え、精霊と人の時間尺が異なり、離れることがあれども、精霊は己の名を呼ぶ同じ響きを求めてまた人と廻る。 もう一度、と願って――。 それは精霊シシィも同じであり、彼も、“もう一度”をはじめるために廻りを始めた精霊だった。 この廻る物語は、生ける者達の数だけ存在する。 彼の幼馴染み、精霊ティアもそのひとつであり、彼女もまた、彼女の廻る物語を紡いでいく。 これは、精霊シシィとティアが想いを育み紡いでいく物語。そして、精霊が廻る物語。 【第一部】 精霊シシィとその幼馴染みティアは、のびのびと精霊界で穏やかな日々を紡いでいた。 しかし、ある日のこと。 シシィは何かに引き寄せられるように、“外”へと飛び出してしまう。そんな彼を追いかけるため、ティアも“外”へ出ることにして――。 【第二部】 あれから人の世では、人の時間尺では短くはない時が流れていた。 成長したシシィとティアは、ティアの叔父でもあり、風の大精霊シルフの名を冠するフウガの元に身を寄せていた。 賑やかな日々の中、シシィとティアは姿の解れかけた精霊と出逢う。彼らの知らないところで、じわりと不穏な物事は動き始める。 そして、シシィとティアの関係も変わろうとしていた――。 【第三部】 想いはままならぬままに、離れることとなったシシィとティア。 知らぬところで不穏な物事はその動きを深め、シシィとティアを始め、彼らの周囲も気付かぬまに巻き込まれ始めていく。 それぞれの物事は、ひとつの方向へ向かって流れていく――。 【第四部】 囚われたティア。かの地へと向かったシシィ。 二者の道行は再び交わり、彼らの周囲の道行も交わり始める。 ひとつの出逢いがあれば、ひとつの別れもある。 別々だった物事が交わり絡まり、向かうはひとつの終――。 ――――――― ※カクヨム様、エブリスタ様にも同内容のものを投稿しています。

普段から損得にわいわい言う人に限ってこれ言いますよね。

　人生３０年。短いとは思わない。昔の人は、多くの時間を労働に費やし生きていた。それを思うと幸せだ。この社会では、働く必要がない。何不自由なく、豊かな暮らしを続けることができる。３０年の寿命は短くはない…… 　　　　2019.05Up

主を待つその青年アルミス・エミュール、何百年の月日も短くはないがそれでも主の帰りをずっと待っている

　絶世の美女レイアス。彼女は失われた自身の記憶を求めて、放浪の旅を続けていたが、決して短くはない年月を費やしても、得られた手がかりはほとんどなかった。 　しかし、そんなレイアスの旅も急展開を迎える。なんと、過去の手がかりを知るという老人が現れたのだ。 　老人は、その手がかりを教える見返りに、レイアスにある依頼を申し込んだ。 　亡びの運命を辿り始めた国の王子を、戦場の真っ只中から救い出せ、と。 　

婚約者の元へと海街へ訪れたシオンは、そこで一人の人魚と出会いましたが、理不尽な運命により、彼女たちの仲は引き裂かれてしまいます。 しかし二人は再会を果たしました。 五年という、決して短くはない時間を経てから＿＿＿。

異世界から帰ってきた翔太と雪(龍樹)。 ひとまず色々な事は置いといて、ゲームで楽しく遊びます。 ※高校生編が始まるまでの繋ぎみたいなものですが、短くはないと思います。続き物ですが、前作は読んでなくても楽しめると思います。 妄想を書き綴っているだけなので基本的に1話が短いです。 タグは保険です。ほとんどそんな描写は無いです。

主人公と真理は短くはない期間、交際していた。お互いのこれからを意識する時期になっていた。しかし、真理は別れを切り出した。主人公〔男〕の側面から見た、複雑な心境を書きました。