ここは学園都市ピオニール。――王侯貴族だけだなく庶民でも学べるこの場所で、5年に一度の和平条約の締結式が行われることになっていた。 隣国の使者が訪れる日、この国の第二王子ディアスは街の中で何者かに襲われる。その危機を見知らぬ少年が助けてくれた。その人は会えなくなって久しい元友人でもあった。――父の友人の娘で、過去に一度会ったことがあるクリスだ。 思わぬ再会に驚くも、彼女は昔の記憶がなく王子のこともよく知らなかった。 立場上、その人は国を離れることができないため、もう会えないものと諦めていただけに、遠く離れた地でずっと安寧を願うことしか出来ない日々を過ごしていた。届かない関係であれば、それで満足だった。 ただ今回締結式に向けて、彼女は学園内で起きた事件や問題の解決のために来ており、名を伏せ、身分を隠し、性別を偽り王子のクラスメイトとなる。 問題解決まで二週間という短い期間だけしかその人には与えられていないが、改めて『友人』から関係を始めることができることにディアスは戸惑いつつも、これから共に過ごせる時間が楽しみになる。 常識が通じないところもあるが、本人の本質が変わらないことに気付き、立場が違ってもあの頃と変わらない関係に安寧を見出す。 神に選ばれた旧友と、王子は『友人』関係で満足しようとするが……。 ※まったり進行のラブコメ、ときどき陰謀シリアス計略あり。性別に問わず恋愛要素あります。長文が読みたい方にオススメです。 ▼簡単な登場人物を知りたい方はこちら▼ https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/670495/blogkey/3301388/ ※『間奏曲』はメインから外れた周りの話で、『輪舞曲』は番外編で、どちらも基本短編です。

思いつきな、短編です。

これは、セルフィシア王国にある公爵令嬢のお話。スタフィリス家の一人娘であるアンナの隣にはいつも一人の執事がいる。その名はアルフレッド。アルフレッドは顔も、頭も良く、何でも出来る有能な執事。性格も良くお父様やお母様、他の使用人たちにも好かれている。だけどそれは、アンナ以外に見せる表の顔。アンナにだけはみんなに隠していた本性を見せるようで…… 「アンナ様、間抜けな顔ですね。」 「なっ…！アルフレッド、かわいいレディに対してなんてことを…！」 「かわいい？冗談はその間抜けな顔だけにしてください。ただ、その顔…他の人には見せないように。」 これは一人の公爵令嬢が執事の本性に翻弄されるお話。 ※ この作品は連作短編です。

魔王討伐から五年が経った。英雄である勇者は、当時の戦いのことを聞かれると、「よく覚えてなくて」と答える。人々は勇者の謙虚を讃えるが、勇者は内心、いつも思っている。 「いや、本当に戦ってる記憶、ないんだよな」 だって、戦っているのは自分ではなく、"亡き親友の形見の剣"に宿った、親友の意識なのだから。 ※戦闘中の記憶が一切ないまま世界を救った勇者の、「その後の」話。サクッと読める、友情エモ系短編です。

中学2年生の冬、 主人公の真城奏太（ましろそうた）は山口胡春（やまぐちこはる）に恋をしてしまった。どうにか奏太は胡春を卒業までに好きにさせるため友達の手などを借りて胡春にアピールしていくのであった。 私が書く初めての小説なのでおおめに見て下さい。 短編です。 感想お待ちしております。

「おじいさんのごきょうくん」シリーズ　第２章 日本の昔話、説話に多く見られる「報恩譚（恩返し）」をモチーフにした短編です。パロディ要素を多分に含みます。 30才になった朝、よひょうが目を覚ますと、いきなり 　たらったらったったー♪ 　よひょうは　まほうつかいに　なった 　よひょうは　まほうをおぼえた 　よひょうは　せんとうりょくが3になった。 と、なんか聞いたことがあるふぁんふぁーれとともに不思議な文字がうかんだそうな。

本編『God Bless You !!』で《密林の薔薇》として知られる戦士。 その名の裏には、ひとりの少女が通った過酷な試練の日々があった。 本作『遠い日』は、彼女が“ドロウレイス”として目覚めるまでを描く前日譚。 親との別れ、己への問い、そして選び取った名。 試練とは何か、戦うとはどういうことか。 過酷な掟の中で、それでも“何か”を捨てきれなかった少女の内面に迫る。 本編『God Bless You !!』へと繋がる、もうひとつの出発点。 これは、戦いの意味を問い続けた少女が、 心を捨てきれなかった物語。 当作品は「God Bless You !!」の外伝ですが、単体の作品として読めるように配慮しております。 全5話の短編です。

侯爵家の屋敷にご令嬢の絶叫が響き渡った。 一人の令嬢の婚約破棄騒動を変わった視点から見た短編です。 リハビリ作品です

『きえた夢、きえないもの』 ──夢を諦めたあとに、それでも残る何かがある。 誰かの人生の端にそっと寄り添う、そんな短編です。 （再投稿）

「騎士見習いは笑えない」の番外編の短編です。 本編の流れの邪魔になる小ネタや日常などを思いついたらこちらに投下します。 前提となる人物や状況を端折って書いていますので、タイトルの話数まで本編を読み進めたあとでお読みいただくことを推奨します。 ※今のところ健全で残酷な描写のものを書く予定もないのですが、本編がR15なのとうっかり残酷な描写や不健全な描写を書かないとも限らないので念のためR15にしておきます。

私は王子様と一緒に死んで、転生するはずだったのに……。 身分違いの恋は叶わず、没落令嬢は追放された。 失意の底にある令嬢シェリィと、無愛想な魔術師ローグは、ユニコーンに乗って最果ての地を目指す。 約10,000字のお手頃な短編です。気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

仲間内で「お題と字数を決めて短編を書く」というので書いた短編です。短時間でサクッと読めるものを集めたので、ぜひ読んでみてください！ 2025/1/17 追記 https://ncode.syosetu.com/n3843jy/ ↑本企画に参加していただいた別作者様の、本企画での小噺集になります。こちらもぜひ。

男爵令嬢マチルダが現れてから、王子ベイジルとセシリアの仲はこじれるばかり。 婚約破棄も時間の問題かと危ぶまれる中、ある日王宮から、公爵家のセシリアに呼び出しがかかる。 なんとベイジルが王家の禁術を用い、過去の自分と精神を入れ替えたという。 （つまり今目の前にいる十八歳の王子の中身は、八歳の、私と仲が良かった頃の殿下？） ベイジルの真意とは。そしてセシリアとの関係はどうなる？ ※設定ゆるめの勢い短編です。 ※2025.05.28.《日間ランキング総合》昼５位、夜４位、29日朝・昼４位（短編部門では３位）ありがとうございます！

今日はみんなで集まって、夏休みの課題をやる予定だった。 冷房をつけて、お菓子を用意して、楽しみに待っていたのに……来たのは彼ひとり。 どうして誰も来ないの？　私、なにか嫌われることした……？ 不安とすれ違いの中で、少しずつ明かされていく本音と、ぎこちない気持ち。 涙のあとに笑顔がこぼれる、ちょっぴりにぶくて、でもやさしい夏の恋のはじまり。 切なくも温かい、繊細な青春の一コマを描いた短編です。

顔面至上主義の王国で、家族に虐げられ、王族に使い潰され、廃棄された少女の復讐劇。 残酷な大人向けのおとぎ話を目指した短編です。 ざまあがありますが、人によっては胸糞だと思います。 なんでも来い！の方のみどうぞ。

侍女のレイアは、主人であるサフィアンに告白されて以来、彼に思いを寄せていた。 だがサフィアンは、貴族令嬢に熱を上げ、ラブレターまで書き始める。 彼はレイアに手紙を出しておくよう指示を出すのだが、たまたま読んだ中身があまりにもひどすぎるので、レイアは思わず書き直してしまう。 それ以来レイアは、彼が出す手紙を密かに直していたのだが、ある日手紙を直さず出したところ、相手の貴族令嬢が乗り込んで来て…… さくっと読める短編です。

「私は、失敗作なんだって」 檻の中でそう呟いた少女・雷電祭。 感情が制御できず、雷撃で周囲を破壊する彼女は、施設で“危険な欠陥品”として扱われていた。 だがある日、無表情な少女――成功作と呼ばれる存在が同じ檻に入れられたとき、 雷は解き放たれる。 長編執筆中の「平和を世都に願う」の短編です。 雷電 祭の過去編となっています。

【シリーズ】ちょっと待ってよ、汐入　のスピンオフ短編です。 「何故、警察ではなくワタシなんだ？」 「医師が警察に連絡はしてくれたのですが、外傷はなく路上で倒れていただけだから、警察は事件性は低いと判断したみたいです。だから詳しく調べてくれないんです」 と翔也が答える。 「なるほどな。それで探偵であるワタシに何が起こったのかを突き止めてほしい、という訳だな」 汐入を訪ねてきた大学生翔也と美憂。そしていつもの様に汐入の謎解きに巻き込まれる僕。 なんでも路上で百合という友人が倒れそのまま意識不明の重体らしい。持病も毒物もない。一体、何が起こったのだろうか？

地元にある有名なソフトクリーム屋さんを題材にした短編です。

親友の結婚が決まったの、隣国へ嫁ぐらしいわ。 いやよ、私の親友。離れ離れになるじゃない。 でも貴女が覚悟を決めたなら、私も覚悟を決めます。 隣国の道中は魔物と出会うかもしれないわ。 護衛の皆様に混ざり、私も親友を守りましょう。 あら、素敵な方がいらっしゃいますわ。 ……いえ、今そんなことを考えている場合ではありませんわね！ つよつよお嬢様が親友の花嫁行軍に参加したついでに、伴侶をみつける短編です。 ※練習がてら過去作を書き直しました。カクヨムなどにも投稿しております。