ラヴォーナ王国唯一の王位継承権を持つシロン姫は、王家特有のピンクグレーの瞳、白銀の髪を持つ美しい姫だった。生まれた時から婿の座が争われている事などつゆ知らず、世のため人のため『服まで溶かす激落ち洗剤』、『あまりの臭さに気を失う気付薬』等々、日々怪しげな薬品を作り上げていた。 　ある日、父である国王から告げられたのは『成人の儀までの七日間で伴侶に相応しいと思える相手を選びなさい』というなんとも無茶な厳命。 「……お父様、何ですかそれ！　急に言われても困ります」 　シロン姫の成人の儀に沸くラヴォーナ国。各国からシロンの成人の儀の為に訪れた煌びやかな王子たち。一癖も二癖もある王子達の中から、シロンは無事婿を見つけることが出来るのか？　そして、その水面下では他国の思惑が錯綜する。ラヴォーナ王国に暗雲が立ち込めようとしていた……。 　シロンを生まれた時から見守っている、護衛であり、空挺師団に所属する精悍な青年ラカ。シロンの教師であり、許婚候補と密かに取り沙汰されている王立研究室室長のピート。二人の側近に導かれて、女王へと成長していく一人の少女の物語。

ある日若返りの薬の制作中、実験に失敗して身体が幼女に縮んでしまった。暫くしたら元に戻るだろうと楽観視していたのに、部下のカインの過保護が爆発。何故か元に戻るまでカインの屋敷に住むことになってしまった。 これは素直になれない意地っ張りな最年少研究室室長セシリアと、そんなセシリアが可愛くて可愛くて仕方ない部下のカインが、実験の失敗をきっかけに職場を離れて共に過ごす一週間のお話です。 ※短篇の『素直じゃなくても好きって言って』１、２の連載版です。一話目二話目は短篇と同じ内容です。

これは、素直になれない最年少研究室室長と、そんな室長が実は可愛くて仕方ない部下のカインが、実験の失敗をきっかけに、職場を離れて共に過ごす一週間のお話です。 ※「素直じゃなくても好きって言って」の続編です

これは、口が悪くて素直になれない最年少研究室室長と、そんな室長が実は可愛くて仕方ない部下のカインが、実験の失敗をきっかけに、職場を離れて共に過ごす一週間のお話です。 後日、続きを短篇としてあげるつもりです。