高校生活を送りながら自分たちの趣味である「異世界に行ったらこんな魔法が使えるといいよね」という思いからできた【歌魔法】を作ることに没頭していた早乙女秋と双子の妹の咲。そんなほのぼのとした生活を送っていたら間違いから異世界転移をさせられてしまった！！　こうなったらずっと考えていた【冒険者】になってやるんだと開き直った二人はその世界には存在しない【歌魔法】を付与してもらったのだが、異世界転移した先でなんと妹の咲の姿がなかった！　異世界【エクリプス】のどこかに転移させられた妹を探すために【冒険者】となり【歌魔法】を駆使して冒険の旅が始まった。初めて見る種族や動植物、モンスターや幻獣などを見て興奮しながらも、初めての世界での生活に四苦八苦しながらなんとか妹を探したい！！

サラリーマンだった俺の人生は、トラックに轢かれて呆気なく終わった。……はずだった。 目覚めたのは、見たこともない巨大な樹木が生い茂る森のど真ん中。スキルも武器も知識もない、ただの18歳の青年となり、いきなりゴブリンに襲われ、死にかけるという絶望的な幕開けだった。 逃げ込んだ古代遺跡で、最後の望みを託して謎の宝珠に触れた瞬間――俺の右手には【龍の紋章】が刻まれ、絶大な力が流れ込んできた！ ――本人はその重大さに気づかずに。 運命は彼に平穏な日々だけを許さない。 仲間との出会いが、彼の、そして仲間の運命を大きく突き動かす！ 絶望的な状況を覆すのは、主人公の持つ覚醒し始める龍の力と、仲間たちとの揺るぎない絆。 現代知識と規格外の魔法、そして仲間との絆を武器に、辺境の小さな村を驚異的なスピードで発展させていく主人公。温泉、美食、革新的な兵器――彼の知恵は、閉ざされた森に文明の光を灯し、多様な種族が集う理想郷を誕生させる。 そして、主人公の運命に引かれ、集いし乙女たちのひたむきな想い。世界の運命を背負うことになる英雄は、その心にどう向き合うのか？ しかし、その平穏を大陸の覇者が見逃すはずはなかった。失われた古代の力を求め、帝国の魔の手が、主人公たちが築き上げた全てを奪い去ろうと迫る。 これは、龍の力を秘めた青年が、愛する仲間と故郷を守り、辺境の村から世界の運命に立ち向かう、建国英雄譚！

年に一度、どこかの高校で一クラスが消える。 原因不明の「神隠し」に遭った高校一年生の蓮（レン）は、気がつくと異世界の神殿にいた。 立ちはだかるのは過去三十年間の失踪者が総出で挑んでいるというダンジョン。 生き抜くための力としてクラスメートたちに「クラス」が与えられる中、何故か彼に与えられたのは「種族」それもサキュバスというわけのわからないものだった。 ※カクヨム、ハーメルンにも投稿しています ※キャラ簡易紹介（他サイト注意） ・レン： https://kakuyomu.jp/users/gteawine/news/16817330653351139639 ・フーリ： https://kakuyomu.jp/users/gteawine/news/16817330653534626574 ・アイリス： https://kakuyomu.jp/users/gteawine/news/16817330655817462433 ・メイ： https://kakuyomu.jp/users/gteawine/news/16817330655817598656 ・シオン： https://kakuyomu.jp/users/gteawine/news/16817330655818060182 ・ミーティア： https://kakuyomu.jp/users/gteawine/news/16817330655818175916

過労死した三十代のシステムエンジニア、藤堂（とうどう）慧（けい）。彼が目覚めたのは、神々が住まう世界のシステム管理室だった。彼の死が、神のうっかりミスによる「仕様外の強制終了」であったことを知らされた慧は、お詫びとして剣と魔法の異世界「エルドラ」への転生を提案される。 その際、慧が唯一望んだのは「もう誰にも理不尽に搾取されない、穏やかな人生」。その願いを拡大解釈した神は、彼にユニークスキル**【ワールド・アーキテクト】**を授ける。それは、まるでシミュレーションゲームのように、世界の理を解析し、インフラを整備し、理想の国家を設計・運営できる規格外の能力だった。 少年**「ケイ・フジワラ」**としてエルドラ大陸の片隅に転生した彼は、人間たちから虐げられ、資源の乏しい「見捨てられた土地」へと追いやられた亜人たちと出会う。彼らの瞳に宿る諦めの中に、かつての自分を重ねたケイは決意する。 「ここに、僕と彼らが安らかに暮らせる国を作ろう」 前世で培ったプロジェクト管理能力、システム設計の思考、そしてチートすぎる建国スキルを武器に、ケイは荒れ果てた大地に文明の灯をともしていく。農業改革、インフラ整備、法制度の構築、そして他種族との外交――。立ちはだかるのは、厳しい自然、周辺国家の野心、そして世界に潜む古の脅威。 これは、一人の元社畜が、知識と仲間との絆を力に変え、誰にも虐げられない理想の多種族共栄国家をゼロから作り上げる、壮大な建国シミュレーションの物語である。

多様な種族が混在するグレミィル半島。 南部で暮らす純人種達―――『人の民』 北部に棲息する亜人種達―――『森の民』 二つに大別される領民達の統治を継いだハーフエルフ姉弟の対立劇が幕を開ける。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ・同じ領土を治める二人の主人公姉弟の物語 ・敵勢力からの侵略や妨害を阻止するうちに主人公達は対立を深めていき 　最後は悲しき決戦を繰り広げる群像劇となっています 　※プロローグの展開へと至るための長い長い御話です ・重厚な世界観、複数の登場人物達による戦いと葛藤、 　そして主人公の歪な恋模様をお楽しみ下さい ※ゲーム的表現、転生、チート、主人公の無双、追放、ざまぁ展開 　といった要素は一切ありませんのでご注意下さい ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 旧き時代より『人の民』と『森の民』は、互いに生活圏を隔てて反目し続けてきたが 『英雄ベルナルド』が半島を統治する大領主に封じられたことを皮切りとして徐々に諍いは静まり、 二つの民は融和への道を歩み出そうとし始めた。 然れど、英雄は焼却された。 冬の居城。多くの者にとっては突然に。謎と呪詛を撒き散らす怪死を以て、歯車が狂い出す。 英雄ベルナルドは、ハイエルフの妻との間に二人の子供を設けていた。 即ち、英雄とその妻が成した『人の民』と『森の民』による混血の双生児。 双子の姉、ノイシュリーベは父の持つ高潔な精神と大領主の座、 そして母に似た脆弱な身体と莫大なる魔力を継いだ。 双子の弟、サダューインは父に似た優れた身体と脆弱な魔力、 そして己の手を汚してでも二つの民の融和を願う母の理念を継いだ。 英雄亡き後の時代を託された双子達は領民達を護る為に互いが信じる理念を懐いて奔走する。 足元で燻る対立の火種。蔓延する呪詛。大国の思惑が絡み合い、やがて双子の絆を蝕み始めた頃、 一人の女性の亡命を受け入れることにより大きく物語は動き出す。 歪に絡み合った因縁と恩讐。半島が抱える濁った翡翠の開花を以て、歯車は更に狂い尽くす。 其は後戻りの利かぬ宿痾の清算。 刻曜の翠擲<グラナグラム>は誰が為に――

母子家庭で育つ神流（かんな）は、ある日母とクルーズ船での旅行中、沈没事故に遭った。 母を喪い、自身も死を覚悟する中なぜか海中呼吸に順応し、不思議な力で海底都市に辿り着く。 光が届かないほどの海底。人間は到底辿り着けない場所。そこは何千年も昔に大災害で海底に沈んだ都市だった。 不思議な力に導かれた神流はそこで新たな種族“アーメイド”と出会う。彼らは“溟海の加護”という不思議な力を使い、海底で文化を築き、生活していた。 一見人間のようだが確実にヒトではない彼らと、天涯孤独となった少女の海底都市での新たな生活が始まる。

※※完結まで毎晩21時に2話以上投稿予定※※ ※※300話前後で完結予定の下書き執筆済※※ 奴隷の子として生まれた混血少年カイ。 本来ならすぐに死ぬはずの実験体だった彼は、仲間と出会い、迫害と絶望の世界を「解放と共存」の旗で変えていく。 剣、魔法、歌、拳――異なる種族の力を合わせ、やがて七つの大罪すら討ち滅ぼす。 世界を敵に回しても、仲間となら進める。 これは「奴隷の少年が未来を掴み取る物語」である。

【軽快ギャグ・スキマで読める3幕構成・フェチ満載】 <孤独な科学者と異形の娘が、すれ違いながら家族になる>// 　≪『家族とは』に悩む全ての人に届けたい感動のストーリー≫ 　　——以上の紹介文は全てウソである—— この物語の正体は… 　/ / /【サイコパパギャグ×モンスター美少女(びしょうじょ)×父娘交流譚】/ / / モンスター美少女たちに、毎話ボコられ、殺されかけながら、 「わたしはパパだ」と言い張る、サイコパス科学者の父性暴走コメディ。 蛾の触角。人魚の尾。毒をまき散らす少女。 “可愛い”と“狂気”の狭間で、パパは今日も全力で殴られる。 　『このスバ』で笑ったなら、 　『ダンまち』に恋したなら、 　『リゼロ』で泣いたなら、 その、おこぼれを、パパのギャグが。魅力的な娘たちが。作者が。がんばって拾います。 　ぜひ一度、読んでみてください。 ————— 　『三木なずな』や『雨川透子』と共に歩む読者を。 　『西尾維新』に育てられた読者を。 “パパ”という暴力装置でぶん殴る。"パパころ迷文集" 　「私のことを苗字で呼ぶな。私のことはパパと呼べ」コーナー 　そんな前書きも、ぜひ読んで頂きたいです————

かつて世界を崩壊寸前に追いやった古代ドラゴンは、四種族の手により封印された――。 1000年後。 種族の共存都市セントラルの村に住む16歳の少年レイ・シェルマンは、鑑定の儀式で“ドラゴンと人間の混血”だと判明する。 その日から、親友や村人はレイを恐れ、距離を置くようになる。 そんな中、血の繋がらない“おばさん”だけは変わらず彼を想ってくれていた。 ある日レイは謎の集団に誘拐され、森で目覚める。 彼を救ったのは、穏やかな口調のエルフ、ロリエン・イシリオン。 その出会いをきっかけに、レイは溢れる力を制御する術を学び、仲間と出会い共に旅に出る。 目的は、会った事のない父について知る事ーーしかし、そこで明らかになる世界を揺るがす陰謀の真実。 「戦わずに救う」ことを選ぶ少年の、成長と絆の異世界ファンタジー。 静かな平和主義でありながら、ドラゴンの血を引く16歳の少年が世界を救う…かもしれない。 ．

ある元ニートだった男が刺されたことで異世界の......精霊女王へと転生し魔王軍と人類の問題の中へともぐりこみなんやかんやするお話である 時に精霊の王としてほかの精霊を導いたり咎めたりほめたり......時に他種族との関係を持ったり...転生者や転移者、召喚者や巻き込まれた者と話したり......ほんわかしてたりシリアスしたりするお話である 以前まで1週間に一回投稿でしたが最近は不定期投稿になりました。ゆっくりだけど確実に進めていきたいと思います 第三勢力になるのは二章の終わりあたりから…… 一章で人間とかと出会わせたいなぁ( ´ ▽ ` ) 最低でも五章はいきたい……

神様失敗。オレ転生。ド田舎の村に生まれてスローライフな話。1～42まで一日の話。色々巻き込まれな日々だけど、自分のペースで生きているベーの物語です。 思い付きで書いているので完結するかは謎。でも、『イイ人生だった！』と、そんなことを言えるところまでは目指したい。あくまで希望です。今年も書けるなら書け。とにかく書け。な気持ちでやってきます。 題名は適当。サブタイトルも適当。主人公の名前、99でやっと出た、完全思い付きな作品。先は見えているようで見えてません。 誤字報告に日々感謝。カクヨムで先行投稿してます。ＰＶ数二億突破。無断転載はいかんよ。 書籍13巻　コミック1６巻発売中

横暴な性格である主人公「ユニス」は半神半人であり、この世界では指で数えれるほどの珍しい種族だ。彼は、運命を象徴とする神の世界、第十一次元/星神の地に住んでいた。

　「吾輩はダンジョンマスターである。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」黄色がかった灰色に黒の模様を持つキジトラの図書館猫は、「司書」という単語を失念し、修士（マスター）という設定なのにダンジョンシステムの英語を読まずに司書を意味する「ライブラリアン」を競走馬の名前と誤認した挙げ句、最初のダンジョンモンスターとして、ナビゲーター役の図書館司書では無く、無理矢理にヨシ！と、「紫蘇（シソ）」という種族（六道の１つ、植物の要素を持つ「修羅」の一種）ローズマリーの「秘書」を召喚してしまう。 　しかも、「資格」を基準に設定するダンジョンシステムの影響により、「秘書」の「公的資格」である「国会議員政策担当秘書」認定を持つ設定となったため、元技術官僚にして、「マルサス・ダーウィン主義」を奉じる泡沫政党「進化党」議員秘書という設定上の経歴となり……。　　 　図書館都市ダンジョン。それは、様々な異世界から億を超える書籍や無数の雑誌・新聞等を召喚するダンジョンであり、この世界の神話・伝承・冒険記から創作物語や詩歌まで様々な情報を集積・書籍化する図書館であり、学者達をはじめとする多数の住民が生活する都市である……はずだった。しかし、図書館として機能せず、紫蘇ファミリーの修羅達がダンジョンを運営したことにより、図書館とは全く異なる存在に変貌を遂げる。それは、図書館の建物を何千も積み上げ頂に巨大ローズマリーの世界樹を戴く天にも届く塔と、大地に広がる百万町歩の水田を持つ都市であった。 （日・火・木・土の5:00に更新予定・10/5、第三十章：餓鬼！、開始）

整体院を経営する四十二歳の中年、桐谷悠司。 客から「効かない」と言われ続けた彼の手は、実は“魂”に触れていた――。 ある夜、魂を癒やしに現れた美しい女神を施術した結果、異世界に転移。 そこでは人々の“魂”が呪いに蝕まれ、滅びかけていた。 魂に触れ、癒やし、解き放つ――。 だが、その力は同時に「魂喰い」を呼び寄せる禁忌の術でもあった。 女神を救うため、エルフの少女リリア、獣人族の戦士ミナと共に、 中年整体師は“魂の真実”へ挑む。 これは、疲れた世界を癒やす男の――第二の人生。

巨大帝国に蹂躙される寸前だった小国は一人の少年、アデルの活躍よって救われた。 しかし彼はなぜか上官によって暗殺されてしまう。 彼は現代日本に転生していたが、ある日突然、元の世界に戻された。 目が覚めた彼の前にいたのはダークエルフの美女。 そしてなぜか彼は人の能力値（RPG系ではなく戦略SLG系）を見る能力を得ていた。 彼女に一目惚れしたアデルは異種族と人間が共存出来る国を造ることを目標に一緒に旅をする。 ・見える能力はシンプルなもので、スキルや適性、経歴等が見えるようになったりはしません。 ・序盤は冒険・仲間集めパート。本格的に国家運営が始まるのは５章からです。 ・一人の少年が仲間を集めて大国を築くまでの大長編です。腰を据えてお読みいただけると幸いです。 ・当小説では都合上、貴族の呼び名は「名前＋爵位or役職」となっております。 ・各話題名の後ろの各個はその話の舞台となっている地名です。 ・不定期更新ですが、だいたい月水金土と週四回更新してます。 ・第３回一二三書房ネット小説大賞　一次選考通過 ・第12回ネット小説大賞　一次選考通過 ※「カクヨム」でも連載中

　勇者は役目を終え死んだ…そのはずだった。 　しかし、死ぬはずだった肉体は変質し変わり果て大きくなった勇者と小さくなってしまった聖女は再び出会う。 　再開を果たした二人はこの世界を覆う新たなトラブルと世界の問題へと立ち向かうことになる。 　多くの種族と多くの命の出会いは再び元勇者に役目と戦場を与えようとしていた。 　ヒューマン族、ナーガ族、オーク族、ホビット族、ドラゴン族が生きるこの世界と五つの大陸と浮遊大陸の冒険は追放から始まる。 　元勇者は追放された…誰よりも信じていたヒューマン族から、それでも彼は守ることを貫き続ける。 この作品はカクヨムでも掲載されています。

奴らは森に潜んでいる。 暗い森に静かに潜んでいた。 複数のDNAを持った人間が街に出てきたのは今から4年前 「イヤァァァァァァ！！！！」 最初の事件はライオンと鷹のDNAを持った男だった。 男女のカップルを襲い、女性は死亡、男性は生きてはいたが大きな傷を負っていた。 日が進むごとに奴らは街へ続々と姿を現してきていた。 日本にだけ出没する奴らは人間と似ているが、人間とは異なる身体的特徴を持つ種族【亜人】と呼ばれるようになった。 そこから、事件の1年後に"組織亜人"が生まれた。 彼らの掲げる目標は1つ、【善良な亜人を保護し、悪い亜人は駆除する】。 何もしないくせに言葉だけは大きなデモ集団、戻ることのない亜人の被害者と失うことのない傷を負った遺族。 それでも、組織亜人は善良な亜人を保護し、悪い亜人を駆除し続ける。 それは贖罪の為か自分を正す為か復讐を晴らす為なのか…。

(ナレーションby作者) 主人公の蟻生 咲は大の子供好きな28歳(不運属性)、自身の「子供と触れ合いたい」という野望を叶えるために驚異的な熱意で保育資格を取り、念願の仕事配属まであと1週間といったとき......新人神様のミスにより死んでしまった。 話を聞いてみると、 元に戻せない！　天国に行けない！　輪廻転生するしかない！ ないない3連打に希望をことごとく打ち砕かれ真っ白に燃え尽きていた咲だったが、先代神様に「別の世界で暮らしてみるか？」と問われ速攻了承した。そして、転生後......咲「蟻ぃぃぃぃぃぃぃ?!」蟻になっていた。 異世界独自のシステムに翻弄される中自らの子供(又は眷属)達と触れ合い，癒され，冒険し，癒され，生活する。 「この生活の邪魔はさせない！」種族特性，便利スキル(神様からのお詫び)を駆使し咲は強くなっていく、すべては可愛い子供たちとの触れ合いライフのために！！

我が名は、二つの祖国に刻まれた。父の愛と母の涙、五十年の時を経て、息子は還る―― 日本人として生まれ、中国人として育った男が、自らの根源を探し求める旅。徹底したディテールで描く歴史の大河、それは人間が生きる様であり、年月はさほど遠くはなれた話ではないが、あの時代に取り残されたすべてのアイデンティティを本作で光らせたいのが筆者の願いである。 終戦八十年、これはあの時代から現世へのすべてのひとへの応援歌であり、 依然通ずる同じ人間種族の言語で語り続けていく物語。

　零世界…この世界の者達は、争いを起こさず共存し合い、あらゆる国を発展し、何千年間平和な日々を過ごしていた。 　だがその平和は突如現れた別世界の者達、悪種族によって終わりを告げる… 　零世界の者達は悪種族の圧倒的な力で、為す術もなく生死を握られてしまう。残酷にも殺され、道具にされ、滅ぼされる。 　零世界は悪種族が全てを支配する新たな世界へと変わりつつあった。 　一人の少年が悪種族により友人や家族、そして故郷を滅ぼされ全てを奪われてしまう。 　少年は絶望し、生きる意味を失うが、滅ぼされた故郷で"世界の創造者"を名乗る者と出会う。 　少年に対して世界の創造者は一つの運命を告げる。 　世界の創造者の告げた運命…その内容に微かな希望を抱き、少年は決意する。 　絶望へと向かっていく世界で平和を望んだ少年の物語。