「私と——結婚してください」 　Dランク冒険者ゼクトはある日の朝、エルフ族の受付嬢のダリアから熱烈な告白を受ける。けれど日常の一部となってしまった告白をいつものように断り、依頼を受ける。 　ゼクトは山で薬草採取依頼を終えると、山の異変に気付き、どうするか迷うも異変の元へ向かう。 　そこに倒れていたのは一人の女性。 　駆け寄るも触れてみると冷たく、人形だとわかる。山に人間と相違ない人形があることに異常性を感じたゼクトはすぐさま危険を感じ取り、下山しようとすると人形から声が――。 　「なおせ」 　と。 　これは過去に傷を負い、リリの村で半スローライフ気味な冒険者生活を送っているアラフォー冒険者ゼクトが、精霊人形 《エレメンタル・ドール》 ホムラを直すことにより、過去を乗り越え、ダリアと向き合い、前進していく物語である。 ＊本作は「ノベルアッププラス」さま等でも公開しております。

　――あなたを表現や創作に駆り立てるものは何ですか。 　呪術の栄える精霊信仰の街。私こと人形遣いルーウィの趣味は、幼い頃の自分の姿に似せた精霊人形の少女を操って幸せな体験をさせてあげることだ。 　夕暮れの公園で出会った孤児の少年マウ君に誘われて、私は精霊院に人形の少女を連れて行く。そこで私は、精霊人形を操って表現をする理由、そして自らの生き方を問われる。 ※挿絵はMakeGirlsMoesにて作成しています。 http://make.girls.moe/#/

人形師の家系に育だったアリス。幼い頃から祖父と人形に囲まれて生活し、両親を知らない隠されていた過去と自分に秘めた力を少しずつ知っていく、特別な精霊人形たちと出会い愛や友情を知って成長する人形師アリスのお話し。 アリスの力が芽生え人形達とアリスのお話になります。 恋愛ファンタジー（？）なお話です。