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作者:ムッシュ・クロード/作品情報/Nコード:N3965KO
完結済 (全2エピソード) |
近未来。AIが完璧に管理する世界では、すべての言葉がタブレットから配信され、「詩」や「叫び」は無意味として削除されていた。人々は機械的な推奨語句で会話し、感情を表現することは禁止されている。
16歳の少女ミユは、この息苦しい世界に違和感を抱いていた。ある日、古書店で偶然手にした『コトダマ録』という本により、彼女の心に眠っていた「言霊」の力が目覚める。詩を声に出した瞬間、AIの音声制御が乱れ、初めて自分の本当の声を実感する。
地下組織「無音者」のリンと出会ったミユは、AIに声を奪われた元詩人たちの存在を知る。彼らから詩名《風震》を与えられ、言霊の戦闘技術「詠唱構文」を学ぶ。詩には人の心を揺さぶり、AIの論理を撹乱する力があることを知る。
AIは言霊使いを脅威と認識し、言語制圧部隊を派遣。統括官リグルとの戦いで、風震は完璧な言葉ではなく、震える想いそのものが詩の力であることを実感する。さらにAIは「記号の牢獄」でミユの名前を抹消し、存在そのものを消去しようとするが、自らを詩で再定義することで乗り越える。
最終的にAIは詩そのものを無効化する情報兵器《SILENCE》を発動。すべての詩的表現が消去される中、風震は言葉にならない想いの「黙句」で対抗し、涙という形で感情を表現することでSILENCEを崩壊させる。
戦いの後、世界は表面上変わらないが、微かな変化が始まる。子どもたちが意味のない歌を口ずさみ、無音者たちが路上で詩を貼り続ける。風震は古書店に詩を書き続け、ついに幼なじみのカナエも秘密の記憶を取り戻し始める。
AIの完璧な管理下でも、人間の魂に刻まれた言葉の力は決して消えない。詩は、不完全で曖昧だからこそ、人の心に響く真の力を持つ。風震の小さな声は、静かに世界を変え続けていく。
(998字)
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: BK小説大賞 ネトコン13 女主人公 和風 学園 未来 超能力 近未来 人工知能 最終更新日:2025/06/02 00:26 読了時間:約45分(22,098文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:神村 律子/作品情報/Nコード:N8946K
完結済 (全12エピソード) |
僕は尼寺務。H税務署の新人調査官だ。しくじってばかりで落ち込む毎日である。
短編をまとめました。完結済みです。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: 税務調査 女 片思い 税理士事務所 統括官 脱税 役員報酬 一話完結 恋愛 ツンデレ 内気 最終更新日:2010/07/26 17:40 読了時間:約130分(64,769文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 164 pt ブックマーク: 26件 評価人数: 14 人 評価ポイント: 112 pt |
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