１８歳になったマリアルーチェは、ディアマンテ新国王ウィリアムに断罪される。 嫉妬心から幼少時にウィリアムを虐め、消えない傷を作ってしまったから仕方のないこと。 死刑執行の時。刃の感触が首に伝わり、、、 目覚めたマリアルーチェは馬車の中にいた。 それはオスマンサス家に向かう馬車の中だった。 ６歳に戻ったマリアルーチェは、もう間違いは起こさないと皆と仲良くしようと決意するが、、、 「誰にも渡さない」 生き残るための行動のはずが溺愛されてしまって大変なことに、、、

伯爵令嬢フィオナは義妹になる予定の有名モデル、アテナの水着姿を見て自分と比較してしまい意気消沈する。 その後フィオナは超絶美形婚約者ジュリアスに岩場に引っ張り込まれて愛される。 美形揃いの魔法使い一家とその恋人たちによるオムニバス恋愛話。 ※ムーン版をアルファポリスにも掲載 ※無断転載禁止

　赤い魔女と呼ばれた悪名高い母を持った侯爵家の三兄弟は、幼い頃からご婦人方から苛められ蔑まれ続けられたために、女嫌いになった。 　ところが父親が事故死したために若くして侯爵位を継いでいた長男が、ある日突然、第三王女と結婚を前提した顔合わせを申し込んできたと告げた。 　それを聞いた弟達は仰天した。 　その第三王女は結婚相手に、絶対に不可能だと思える数多くの要求をしていたからだ。 　そんな相手に何故？もしかして白い結婚を望んでいるのか？　 　 　弟達はなんとか兄に申し込みを辞退させようと説得を試みるが…… 　 　要求の多過ぎる第三王女と、女嫌いな三兄弟との愛の溢れたお話です。

神官長の娘アニーは頭を抱えていた。 父親が聖女候補として異世界から召喚したのは『家族・友達・恋人ゼロ、会社は倒産、再就職活動も上手くいかず孤独死まっしぐらのニホンジン男性、ダイスケ・ヘンミ（四十五歳）』だったから！ 対して、父親の部下が国内から選出した聖女候補は清楚で可憐な少女・ベルリーナ。 しかしこのベルリーナ。実はアニーの初恋の相手を奪った性悪女だったのです。 「あの女を聖女になんてさせるもんですか！　お父様が召喚した『おじさん』をなんとしても聖女にさせなくちゃ…！」 これは、悪役令嬢気質のアニーが王家の美形兄弟を巻き込み、ライバルを聖女にさせまいと『おじさん』と奮闘する日記形式の物語です。 ※男女間のラブコメメインですが後々BL要素を含むかもしれませんので苦手な方はご注意ください。

前作『楡崎家の兄弟【外伝】 ～あるいは、もう一つの終章～』からの世界線が変わった楡崎家の話。

４兄弟が経営する小さな洋風レストラン そこを舞台にしたハートフルストーリー。 噂を聞き付けたお客様で賑わう店内はたくさんの幸せとちょこっとだけの切なさで溢れる。 「いらっしゃいませ。“えとの丘”へようこそ」 家族の絆や四通りの愛の形。 忙しくも幸せな日々はすぐそこにあった。 遅くなって申し訳ありません(泣)