元地球生まれの日本人。 こよなくタバコと糖分を愛しタバコは1日5箱。糖分は何よりもあんこが大好物。俺は糖分過多で28歳で二型糖尿病というファックなスキルをゲット。更にタバコの吸いすぎで40歳独身のおっさんは、気づいた時には時既に遅し。普通に末期の肺癌で死んだ。 たったの40年。不健康な生活をしてしまった付けだろう。 そして俺は死ぬときに強く思った。 願わくば次に生まれ変わる場所では、不健康な生活を好む体に生まれ変わりますように…… と強く願ったら地球ではなく、まさかの異世界転生をしてしまう。 その場所はベイビーから老人までレベルが存在する世界。 レベルにより生活も変われば職業も変わる。 この世界では熟練度・スキル・アビリティ。これも全てレベルが存在する。 何をしてもOK。 どう生きるかも自由。 皿洗いでも皿洗いの熟練度レベルがある。 レベルが低い者は重宝されない。 全てはレベルの世界。 しかしこの世界のレベルは非常に上がりにくい。 ゆえにレベルが低い者は絶望的な世界。 まさに鬼畜な世界。 そう鬼畜な世界だったのだが……

直腸癌手術後の定期検診で小細胞肺癌が発見され、抗癌剤治療を開始する話。 ＊このショートショートは、水田功のブログ『妻は宇宙人Ⅱ』のものと同一です。

猫は九つの命がある、と祖母に教えてもらった ごくごく普通の高校生、菜緒。 肺癌にかかってしまった菜緒の幼馴染、ゆめ。 猫好きの祖母が亡くなってから菜緒はだらしない生活を送っていた。 うっかりして菜緒はゆめとの約束を忘れていて…？！

水田功は肺癌の摘出手術を受け、無事に退院した。そしていよいよ、病理検査の結果次第で、再び抗がん剤治療を開始せねばならない。 このショートショートは、水田功のブログ『妻は宇宙人Ⅱ』のものと同一です。

先月号からの続きで、肺癌の摘出手術をした顛末記。 このショートショートは、水田功のブログ『妻は宇宙人Ⅱ』のものと同一です。

　肺癌で亡くした父親の解剖に応じたものの、肺だけでなく内蔵全部が摘出されていたことを知って苦悩する遺族。水野は、一般人感覚と乖離した病院の論理と遺族への同情との板挟みになりながらも、支払いを求めて対応する。

　祖父が、死んだ。 　子どもの頃には死ぬわけがないと思っていた祖父が、死んだ。 　享年八十三。肺癌だった。 　父たち戸籍上の子よりも婚外子の方が多かったり、老人なのに金のピアスをしていたり、酒癖が悪かったりと、普通の祖父ではなかった。 　今を楽しめ、が口癖の祖父だった。 　その祖父の葬儀で、俺(僕)が祖父との思い出を振り返り、実家で祖父の遺品を受け取る。 　欲しがっていた物を渡さずに、俺(僕)に祖父が残したものとは？

共栄高校ボクシング部の仲間五人。 楢崎、河辺、近藤、三浦は、二十年振りに藤賀の結婚式二次会に集合した。 そんな時に話をするのが、やはりボクシング部の日々であり、藤賀には忘れられない試合があった。 片思いの彼女、皆川沙織にインターハイに出場できたら、告白しようと、日々努力し、練習に打ち込んだ日々。 藤賀は大学に進学し、就職。そして、世間の荒波に揉まれながら暮らしていた、その十九年後。 アメリカで、皆川沙織と再会した。 だが、彼女はバツイチで、娘もいた。 それでも藤賀は、それら全てを受け入れ、結婚を決め、式を挙げる。 そして、二十年振りに会ったボクシング部の仲間も大きく変化していた。 キャプテンだった川島が肺癌で亡くなり、五人に減っていたし、年月と共に他の四人も、容姿は勿論、それぞれの人生も大きく変わっていた。

時は明治、肺癌にかかり余命僅かと宣告を受けた少女。 異邦人が行き交う街を眺めていて、目を惹かれた赤い瞳の少年と運命的な出会いを果たす。しかも彼は悪魔で、彼もまた少女に惹かれてきたという。 少女の病を知ると、禁忌の契約により、少女に寿命を捧げる悪魔。 そんな純粋な愛が黄昏の許で約束を交わす。 「またいつか、必ず会おう、今度は同じ人間として──」 誓い合った二人。そして悪魔は輪廻へと還る。 時は流れ、現代。 禁忌を犯したとして罰された末、ようやく人間道に辿り着いた悪魔だった少年。 彼は運命の少女を探していると、なんと彼女は彼の高校の教師となっていた。 しかし、彼女には前世の記憶がなく、少年の方には不穏の影が── 黄昏の約束は果たされるのか。時を越えた淡い恋の物語。 本作はなろうユーザー水音(みずね)さんとのアイディア交換合作企画です。水音さんからアイディアをいただいたものを形にして、掲載させていただく形となりました。 どうぞ皆さんごゆるりとご堪能ください。

　健康な人生と病気の人生は個人にとっても家族にとってもこの世で天国と地獄の差を生む。病気を避け健康を維持するのは病院や医師の役目ではなく、個人の考え方と行動で決まるということを、仕事柄常々考えてきた。その考えと事例をエッセイの形で綴ることにしたい。

1人のパイロットが自殺を遂げた。その男が残した遺書を中心にある組織がうまれる。その数年後には尖閣海域にて発生した衝突により、複数名の海上保安官の命が海に消えた。それでも世論や政府はどこか他人事のように扱う。 しかし、それらの事件を経て、遺書を中心に結成した組織はやがて国を動かし、大きな事件を起こす。そのとき、祖国『日本』はどうなってしまうのか。そして、その「事件」とは？ 投稿に時間が開くことと、私もまた偏執していると思います。温かい目で読んでくださるとありがたいです。 追記: 昨年（2015年）末に肺癌のため63歳という若さでこの世を去られた、東日本大震災統合任務部隊指揮官を務めた君塚栄治元陸将に哀悼と敬意と感謝申し上げます。

とあるキッカケで出会った2人。 それから、時をずっと一緒に過ごしてきたが、歩葉（ふよう）と紅（こう）は、が24歳の時に歩葉が末期の肺癌だと申告された。 紅は、心配性で肺癌の事は言うにも言えなかった歩葉。 申告された日から歩葉は、日記を付け始めた。

肺癌なのに手術を断り続ける少年、孔野 五常。死への恐怖は無いが、逆に生きることに恐怖を感じていた。 　そんなある日隣のベッドに来た明るく元気な少女、留永 光と仲良くなり打ち解け、生きることに前向きになり始める。しかし、光は…………