「一時は……お前が本当に違うと思った。一時は……声に出さずにお前を愛していた。だが……結局、お前の血に流れる呪いは、それすらも上回ったんだ」 最愛の親友・トホルネに胸を刺され、リリーは命を落とした。 黒きエルフの血を引く彼女は、全球同盟の英雄として人類の敵である思考する機械たち――古の黒きエルフが造りし自動人形と長きにわたり戦ってきた。にもかかわらず、彼女に下されたのは「裏切り者」としての処刑だった。 しかし、死は彼女を迎えることはなかった。 目を覚ましたのは10年前、ニックス・アカデミー入学直前の時代。未来の記憶と、黒きエルフに伝わる力・ヴェシュニサールの深遠な知識という最強の武器を手に入れたリリーは、今度こそ人々に恐れられ、怪物と蔑まれたその姿をあえて演じ、偽りに満ちた世界を灰燼に帰すと誓った。 そこで彼女が出会ったのが、堕ちた王子・アレックだった。 連邦による軍事クーデターで父王が失脚し、王位を失った彼は、反乱軍を率いて思考する機械たちと腐敗した政府の双方と戦っていた。利害の一致から同盟を結ぶ二人。 「俺を利用する気だろう？」 「当然よ。あなたも私を"武器"だと思ってるのでしょう？」 冷たい契約から始まった関係だった。しかし、共に戦うほどに、その絆は契約を超えていく。不器用な信頼、絡み合う欲望、隠しきれない孤独と渇望――傷だらけの二人が辿り着くのは、愛か、それとも破滅か。 全球同盟の崩壊、トホルネとの因縁、そして運命的な愛。世界すら敵に回しても、唯一の絆を求めた二人の物語が、今始まる。 「今度は……私の手で、あなたを守り抜き、この世界を破壊し尽くしてみせる」

女子高生、ハツカイチ　イチカは罪を犯す。 自動人形の不正起動。 全ては友達を救うために。

死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改（ちの　かい）。 その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。　　 その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴！　それはイメージ出来なければ作れないのと同義！　生前職人や技師でもなかった彼女に機械など生活を豊かにするものは作ることが出来ない！　更に無敵と思われた肉体を脅かす能力があることも後々判明し絶対安息とはいかなくなる事態に。　 与えられたモノは弱点があり中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。　　　 近隣の村を拠点と定め、光の無い世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。 更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国会談で正式な国として認められることに！？　　 何でもできるけど何度も失敗する。 成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。 様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか？　　 ※なお、『冒険者』や『ギルド』、『奴隷を仲間にする』などは基本的に登場しません。また、舞台背景は『中世ヨーロッパ風』ではありません。そういうのが好きな方には好まれないかもしれません。　　　 2024/05/02改題しました。旧タイトル 『魔界の天使 （？）アルトラの国造り奮闘譚』 2023/07/22改題しました。旧々タイトル 『天使転生？～でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります！～』　　 誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です！　見つけたらご報告ください！　　 この作品は『ノベルアップ＋』、『ノベルバ』、『アルファポリス』、『カクヨム』にも掲載しています。

　二十歳そこそこのうらぶれた男、キミヒコ。夢かうつつか、彼の元に不思議な声が聞こえる。「何を願う？」と問いかける声に応えると、彼は未知の世界へと転移していた。さらにキミヒコの願いを叶えるためにと、得体の知れない自動人形が彼に仕えることとなった。この人形をホワイトと名付け、キミヒコはこの世界で自分勝手に生きると決める。前の世界での鬱憤を晴らすべく、好き放題をしていくキミヒコだったが……。 ※タイトル通り主人公はクズです。反社会的、反道徳的な言動や行動を繰り返します。真に受けないでください。 ※死体の描写や流血など、残酷な表現があります。苦手な方は注意してください。 ※この作品はカクヨムにも投稿しております。

＊累計160万PV突破！ ユニーク26万人突破！ 有難うございます！ 「どうしてこうなった？」 高難度迷宮『魔王の庭』を要する城郭都市ラーナルー市、その迷宮に潜っていた主人公ウィルフレド・ハーヴィーがある日、魔物が開けた隠し部屋で見つけたのは唯我独尊のインテリジェンスアイテムの腕輪！ その名は「コーゼスト」！ 無理矢理コーゼストに自らの左腕に取り憑かれたウィルフレドだが、それはこれから始まるトラブルのほんの序章に過ぎなかったのだ！ ウィルフレドの意志とは関係なく傍若無人に振る舞うコーゼストに、振り回されるのはウィルフレドだけでなく冒険者ギルドのギルマスも？！ 顔馴染みの美人ギルド職員や、トラブルで知り合ったダークエルフの美女や、無名の迷宮の奥底で押し付けられた自動人形の美少女、果てはとある切っ掛けで知り合った美人騎士の率いる冒険者パーティー丸ごと仲間にし、コーゼストが勝手に従魔にした魔物達と共に、冒険者として成り上がって行くウィルフレド！ しまいには冒険者ギルドのグラマスや女海賊に魚人族の女王に隣国の女性元首、果ては魔物娘までもがウィルフレドに猛烈アタック！ 気が付くと国王陛下から辺境伯を賜り、出会った女性達８人と遂には結婚までして、正にハーレム状態(笑)！ いつの間にか自動人形の身体を手に入れたコーゼストとウィルフレド、そして立ち上げた氏族の仲間達と今日も冒険三昧！ でも決める時は決められる主人公ウィルフレドといつも賑やかな仲間達のドタバタファンタジーをこれからも御期待ください！

かつて戦時中の国を揺るがした大罪人であり、開発者の男──サキは、自動人形と呼ばれる兵器を完成させた。 彼の望みは一つ。生まれ故郷であるラーントールから離れ、今なお続く戦争から逃げることだった。 最初こそルフレと名付けた自動人形を利用し、亡命を成功させる算段だった。 しかし、兵器である彼女は想定以上に人間らしい挙動を見せる。 そんな彼女に、サキは我知らず情を持ってしまう。 古い友人との再会や、兵器であるルフレの寿命。 更には、数日後に迫る決行の日を前に襲い掛かるラーントールの手。 ──これは残酷な時代から逃れようとした、一人と一機のお話。

注意 : こちらの作品は以下の小説に出てくる旧プロット版のものです。 『小説の商業化可能性を評価する「客観的で、定量的で、定性的なAI」の作り方について』 https://ncode.syosetu.com/n6573kk/ そのため未完になる可能性に留意してください ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 平凡な大学生だった僕は、事故死した先で異世界の超絶美少女自動人形《オートマータ》に転生。 出会ったのは、辺境の森に追放された変態魔女。 僕は人形として、魔女のセクハラまがいの命令に振り回される日々を送る。 魔物との死闘や謎の狐耳商人との出会いを経て、仲間が増えるにつれ、何もない森に家を建て、ささやかな村「ホエールソング」を築き始めることに 。 美少女の体になった元男子の僕が、魔女共にと異世界で送る、ちょっとで波乱万丈な街づくりコメディ！

迷宮探索者ライラは迷宮資源の回収よりも迷宮の研究が好きな迷宮マニア。 ある日、理不尽な理由で迷宮探索者の資格を失い、傷心のまま訪れた海で海中から自分を誘う声が聞こえてきた。 その声に導かれた先、海底に咲く一輪の花を見つけたライラが花に触れると、異空間に飛ばされ、そこにいた男はライラに告げた。 「我がダンジョンマスターよ、今この時が、俺とあんたの始まりの刻だ！！」 星霊フィグーはネグーシス海の管理者にして守護者であるドラゴンであるが、退屈な日々に飽いて発生してからほとんどの年月を眠りながら過ごしていた。 ある日、星の命である星命力を多量に組み上げる存在を感知したフィグーは数千年ぶりの目覚めを迎える。 眷属たちと共に星命力がくみ上げられている場所に向かうと、謎の花に吸い込まれてしまう。 そこで出会った亜人の少女と自動人形により、自分がこの迷宮に取り込まれてしまったことを告げられ、退屈しのぎに彼らに協力していくことを決める。 「暇潰しにはちょうど良い。そうせざるを得ないというのなら、侵入者に立ちはだかる障害として全ての生き物を蹂躙しよう」 探索者を追放された半分精霊半分人間の迷宮好きな少女と、 迷宮に捕らわれた星の化身であるドラゴンによる、 異色のコンビのダンジョン運営が今始まる――――！ ※本作はカクヨムにも掲載しております

融合大陸《アビシオン》にある小さな島『エリュシア』。そこには三千年もの間、星を見守り続けるロボット『リウ』がいました。ある夜、銀河大樹が特別な花を咲かせる日に、旅するロボット『サルビア』が訪れる。これは、孤独な星守りが小さな希望を見つける寓話。

趣味と実益を兼ねて自動人形製造を行い、作られた自動人形達と過ごす日々。 が、最高の自動人形が作成したくなり、金に糸目を付けず製作し始める。 そして足りなくなる資金・・・ 安寧な日々はなかなか得られない・・・

◆ ――――侍に憧れる何者でもない少年が飛び込んだのは遠い未来の日本であった。そこで出会った人型オートマタ・イザナミ。少年はイザナミの名を持つ自動人形の事を【伊邪那美命】神様だと思い彼女の願いを叶える事に。蹂躙され、かつて滅びた日ノ本を取り戻す為の戦いが今始まる―――― ◆ 西暦3956年人類は地球帝国というかつて１つに纏まった文明であった。マイクロマシンはナノマシンへと変わり人工知能は超人口知能へと変わった事で人類は不老を実現するに至る。電脳化が加速し、人々はネットを通し世界と繋がった。ＤＮＡマーキングと呼ばれる物がある。これは世界がまとまった事で、人々が自身の民族やアイデンティティを失わないようにする為の技術だ。だが、現在西暦5034年においてこれは人々を再び国家単位で区別するための技術でしか無い。かつて地球帝国として１つにまとまった人類は再び国家へと分裂した。

異世界の勇者に殺され、封印された魔王が目覚めると、そこは千年先の未来であった。 目の前に立つのは一体の自動人形・ルナ。 彼女曰く、増えすぎた人類によって世界の環境は破壊し尽くされ、当の人類は僅かな環境再生用の自動人形だけを残して異世界へと移住してしまったのだそうだ。 だが驚異的な力で再生をし始めた自然によって、刻一刻と文明は消失しつつあった。 このままでは数千年続いた人類史が消滅する。それを食い止めるために、ルナはかつてたった一人で世界を脅かした厄災――魔王を蘇らせるという外法に手を出したのだった。 「どうかお願い申し上げます。私と一緒に、この世界を再生してもらえないでしょうか」 無理やり目覚めさせられた魔王に断る余地もなく、彼はかつて敗北した人類史の残骸を集めて再生していくことになる。 他にも似た境遇の残り者たちを集めながら、敗残者である魔王と、自動人形の少女による、世界再生の旅が始まるのだった。

森で作物を育てながらひっそりと暮らす少女──ラヴィポッド。 彼女はとある魔術を成功させた。 古代に用いられていた、失われた魔術。 『ゴーレム錬成』 主の命令に忠実な自動人形──ゴーレムを作り出す魔術。 臆病な少女は母を探すため、ゴーレムと共に冒険に出る。 体を丸めてガクブルと震える姿から、少女は後にこう呼ばれた。 『跼蹐のゴーレムマスター』と。

この世界観においては、本来15年で改元に至った大正時代が123年まで継続しています。 大都(ディスシティ)には機械に肉体を置き換えた人間が闊歩(かっぽ)し、人と見紛う自動人形が溢れ、凌雲閣は地上634メートルを突破し、不可視の電脳網(インターネット)が駆け巡り、現実と仮想現実が重なり合う…… こんな荒唐無稽な時代において日本の人々は正常と超常の狭間で暮らし、正常性維持機関は暗躍を続けています。 大都(ディスシティ)では神格演算装置となった《天皇機関》が頭脳、民選内閣がその手足となり政が行われ、《天皇機関》直属である《寄葉(ヨルハ)院》が日本国内の正常性維持を取り纏めています。 大正123年の大日本帝國は、現実に顕現した箱庭の夢界です。全ては『栄華と安寧の夢』。これが醒めることのないよう、さまざまな思惑が張り巡らされていることでしょう。

人形医師アリスは、自動人形の為に学校に通いながら治療活動をしている話です。

【第12回ネット小説大賞一次選考通過】 受験生だった神崎 翠（すい）は、帰宅途中の電車内から突然異世界へと迷い込む。 異形の『天使』のような魔物に襲われて成すすべもなく死にかけた彼を助けたのは、自動人形の少女ガーネットだった。 『天使』の呪いを受けた翠は、右目と背中に歪な翼が生えた異形の姿となってしまう。 しかし、その翼にはある特殊な力があった。 この世界の魔法の源である、エーテルの流れが視えるという力が。 ガーネットを作った『古き魔女』アーカーシャに命を救われた翠は、異世界で魔女の弟子となる。 翼の力を利用して、やがて彼は賢者と呼ばれる存在へ成長していく。

　魔道工学の祖、マギア師の功績により、高い魔力を持つ貴族だけが魔術を使い、精霊や神々が身近にあった時代は終わり、世界は文明開化《ブレイクドーン》の産声を上げた。 　魔動人形《ゴーレム》技術の体系化と簡略化に成功して千と四百年。 魔道工学が発達し、荒れ果てた荒野しかないこの地に多くの都市国家が発展した。 犯罪者や奴隷によって魔力タービンを回し、国中に魔力を送り、一般の市民でさえ魔道具の恩恵にあずかれるようになった。 街道の警備、荒野での農作物の栽培と、人々は自らの力によって厳しいはずの自然環境でさえ克服しようとしている。 　そして物語は、とある国の下町から始まる。 捨てられ、流され、“鉄くず《ラスティ》”と呼ばれた一人の男と、捨てられ、流され、くず鉄となった一体の自動人形《オートマタ》。 変わり者の二人組が織り成す冒険活劇。 いざ開幕と相成ります。

平均的な社会人生活を送っていた水無隆（みずなし　ゆたか）は、大陸統一を悲願とするユリオマグス大帝国によって異世界へ転移させられる。しかし、すぐに戦闘力のなさに見切りをつけられ危険地帯へと放逐されてしまった。 放逐先で見出した自身の能力『自動人形召喚・指示』（戦闘から秘書？までこなせる高性能人形？人？を召喚）を高め「恩には恩を、仇には仇を」をモットーにユリオマグス大帝国に仇を返しに行く。 面倒くさがり屋だが周りをよく観察し、戦乱満ちるこの世界で生存することとモットーの実行に奮闘する男（32歳）→少年（14歳）が大陸をかき回す。 初めての作品となります。稚拙な部分が多々あることを自覚しながらも、なろうに投稿する作家諸氏のご苦労を体験できるよい機会になろうかと思っています。もし、食指が動きましたらこの拙作をご覧いただければ幸いに思います。 皆様からのご感想お待ち申し上げます。

ふたりいる用務員さんのうちの、おじいさんじゃない方。 用務員の長谷川さん（♀）はちっちゃ可愛い。もちろん、幼女ではない。自動人形でも、妖精でもない。 未来から来た未来人でもなくて、れっきとした働く成人女性だ（たぶん） 俺はなぜだか、長谷川さんが気になって仕方がない。 ちっちゃいから？　可愛らしいから？　年齢不詳の美女（？）だから？ それとも――離れて暮らしている妹に、似ているから？ そんな謎めいた長谷川さんにしょうもない妄想を掻き立てられながら、 俺達の中学生ライフは騒々しく過ぎて行くのだった。 ブクマ＆評価＆いいね、ありがとうございます。(-人-) とにかく短いです。あっという間に終わります。 特に残酷な描写等は無いのですが、鼻血を噴く連中がいるので念の為R15にしました。昔の週刊少年サンデーあたりに読切として載っていそうな雰囲気ではあります（そして連載会議通らない系） 2万字程度の短編です。完結保証付。 初回（2024/7/6）のみ1日2話投稿、以降は完結まで1日1話投稿（夕方頃）となります。 この作品はアルファポリスにも掲載しています。

二季が流れる世界で、神の再誕を待ちわびる自動人形たちは、そのゆりかごたりえる塔を守っていた。自動人形たちのふたつのグループは、季節の変わり目に塔の守護とスリープの期間を交代する。スリープからラルカを起こすのは、別グループのクプルという少年自動人形の役目。あるとき、ラルカはクプルから愛の告白を受けるが、彼女はスリープ時の事故で「感情剥落症」を起こしており、その心に生まれた感情はすぐにどこかへ行ってしまうのだった。それでもクプルは、季節の変わり目のわずかな期間をラルカに寄り添おうとする。 ※他投稿サイトにも掲載。