[-1-]
作者:如何屋サイと/作品情報/Nコード:N2003HU
短編 |
「魔法の才能が無いお前とは婚約破棄だ」と王子に言い渡されたエルフリーデは見事な階段落ちで死んだ。かと思われたが、息を吹き返す。さらに前世で美大生だったことを思い出す。この世界の魔法は「描く」ことで力を発揮すると知ったエルフリーデは再起を図るために美大生の知識でチートを試みるが、現代美術は何の役にも立たなかった。それどころか「お前は美術を馬鹿にしている」と学園を追放されてしまう。領地に戻ったエルフリーデはそれでも描くのをやめなかった。描いたものが魔法になるのが楽しくて仕方なかったからだ。日々ファクトリーのごとく生み出される現代美術魔法に領民は迷惑し、両親から家を追い出される。しかし、領民も両親も知らなかった。エルフリーデの生み出した岡本太郎魔法『太陽の塔』が辺境に侵略しようとした帝国軍を退けていたことに。さらに王子と婚約を新たに結んだ女の実家が、実は帝国軍を手引きした裏切り者であったことがバレた。王子はエルフリーデを学園に呼び戻すために、エルフリーデのために美術コンクールを開く。王子はどれがエルフリーデの作品か分からないまま、「君の魔法は素晴らしい。再び婚約しよう」と持ち掛けたが、王子が直前にゴミだと思って捨てさせた小便器こそエルフリーデが提出した作品だったのだ。もちろん婚約は破断。王子は恥をかき、世界の美術の概念が爆発した。そしてエルフリーデは今日もでたらめを描き続ける。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 悪役令嬢 ハッピーエンド 婚約破棄 ざまぁ 学園 追放 女主人公 絵画 ドアマット 現代美術 シュルレアリスム 自己模倣 最終更新日:2022/08/14 21:58 読了時間:約37分(18,496文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 90 pt ブックマーク: 9件 評価人数: 10 人 評価ポイント: 72 pt |
[-1-]
検索時間:0.0037310秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。