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作者:月白ヤトヒコ/作品情報/Nコード:N2927KS
短編 |
わたくしには、少々困った妹がおりますの。
妹は、少々身体が弱い……らしいのですわ。
らしいというのは、わたくしの所見では……うちの家庭教師はちょっと厳しいけれど、淑女を育て上げるのが上手いと有名な方なのですが。妹は、その家庭教師の授業を仮病を使ってサボっている可能性があるからです。
それは兎も角、最近の妹はロマンス小説に嵌まっていて、益々病弱アピールをして来て……わたくし、妹の将来が心配でなりません。
お父様もお母様も妹に甘いのですが、妹のことを思えばこそ、ということでわたくしは言葉を尽くして両親を説得しましたの。
それで、今日は夢見がちで病弱アピールをし捲る妹に現実的なお話をさせて頂くことにしました。
「あなた、いつまで自分は病弱だと言い張るつもり?」
「なっ、お姉様! 酷い! わたくし、本当に具合が悪くて……」
「あ、そういうのはもういいの。ほら? あなたが小説読むのが好きで、『いつか王子様が……』とか夢見ちゃってるイタい子なのは判ってるから」
「はっ、はあっ!? お、お姉様っ!? 失礼じゃないかしらっ!?」
設定はふわっと。コメディ調に見せ掛け、終盤は微ホラー風味。
アルファポリスに掲載。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 自称病弱な妹 王子様を夢見る 病弱な貴族女性に 需要は無い まともじゃない 男になら、需要あり 貴族風都市伝説 微ホラー ワガママ妹→更生 微ダーク 最終更新日:2025/07/04 03:16 読了時間:約8分(3,615文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 1,396 pt ブックマーク: 14件 評価人数: 179 人 評価ポイント: 1,486 pt |
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