大分空港での15年の勤務を経たベテラン航空管制官・片山直樹は、新たな任務地として日本の空の玄関口・東京国際空港（羽田空港）への異動を命じられる。新天地で待ち受けていたのは、国内屈指の交通量を誇る複雑な空域、そして予測不能なトラブルの連続だった。 片山を迎えたのは、駆け出しの新人女性管制官・山口真奈美。彼女とバディを組み、過酷な現場に挑んでいく。 一見、落ち着いた現場に見えても、空港には常に緊張が走っている。機材トラブル、外国からの緊急ダイバート、急な悪天候、さらにはサイバー攻撃――さまざまな難題が次々と襲いかかる。 片山は自身の豊富な経験と冷静な判断力で、新たな仲間とともにこれらの危機を乗り越えていくこととなる。

近年の飛行技術の発達——小型化、高出力化により、本能的に飛ぶ能力を持った人たちの存在に人類は気づき始めた。その人たちを「フライヤー」と呼び、各国で組織化・戦力化する動きが活発になっていた。日本も例外ではなく、秘密裡に人材を発掘し、航空管制の及ばない地上二百メートル以下の「中空域」を支配するための要、飛行特殊急襲部隊（ＦＦＳ）を組織しようと目論む者たちがいた。そして、その日本の歴史的な転換点に、平凡な一人の高校生が巻き込まれることとなった。

『貴方は翼を失くさない』のちはるちゃんと榎本さんの娘、ひなたちゃんが登場です。 なんとひなたちゃん、とうとうパイロットになってしまったようです……なエピソード。 お話が増えそうなので短編集にしました。 ※アルファポリス、カクヨムでも公開中※

高度１万メートルで起こるバードストライク。航空管制官である私の一筋の希望はそれだけだった。

－航空管制官。 それは大空の安全を守る番人である。 小規模な出版社に勤める新人社員である主人公、霧島 翔(きりしま かける)は航空雑誌の編集長から突如として企画を任された。 その企画とは、大空の番人たる航空管制官に密着取材をしてその仕事内容について執筆するという物だった。 果たして新人社員、霧島は編集長を満足させる記事を書いて企画の打ち切りを避けることができるのか！？ そして緊急事態に陥った旅客機の運命は！？ その未来は(なにのとは言わない)読者の皆様に今、委ねられた！ ※この小説はフィクションです。 ※機内での電子機器の取り扱い等については乗務員の指示に従って下さい。 内容の大部分は平和な日常パートをお送りする予定です。

新人管制官の川村が新しく加わり、少しだけ効率の上がった大阪国際空港でした！ 第二話に期待していただけるとうれしいです！

いろいろあって転勤してきた主人公：宮野武が大阪空港で完成を行う物語です。