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作者:雪沢 凛/作品情報/Nコード:N0496KI
完結済 (全17エピソード) |
「名を与えられぬ者に、世界は耳を傾けない。」
語られることでしか存在を証明できない世界。
すべての者が「語律」によって管理され、名を与えられ、記録される。
だが、封印の底で目覚めた少年は、名を持たず、声も持たない。
彼は人でも、兵器でもない。
——彼は、「未完の詩」だった。
沈黙を守り続けた竜・ラクリマ。
かつて失われた詩の残響をその身に宿し、再びその声に導かれる。
世界は彼を「朗誦」しようとする。
命名し、定義し、完成させようとする。
だが彼は言う。
「僕の名は、まだ“言い終わっていない”。」
未詠なる声が紡ぐ、存在と詩の物語——
詩を語る者ではなく、「詩そのもの」として生まれた少年の、沈黙の旅が始まる。
※本作は、明確な冒険譚でもバトル譚でもありません。
読者様の感性に語りかける「音・名・言葉の旅」として描かれています。
ストーリー構造よりも、言葉の揺らぎ、呼吸、詩の余白を感じていただければ幸いです。
もしも、胸のどこかに一節でも残ったなら——それが、あなたに届いた「未詠の声」です。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: BK小説大賞 ネトコン13 ダーク 人外 ディストピア ESN大賞8 オリジナル異世界 哲学 言葉と存在 詩 古語 最終更新日:2025/04/24 06:00 読了時間:約38分(18,918文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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