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作者:佐々木鏡石@『じょっぱれアオモリの星』コミックス発売中/作品情報/Nコード:N9916HD
短編 |
「ねぇウレシノ君、覚えているかしら? 七歳の時、私たちが一緒に行ったお祭りのことを――」
俺――嬉野空海には、リトアニアという欧州の小国からやってきた、エーリカさんというそれはそれは美しい彼女がいる。彼女は高校一年生の夏頃に初めて日本にやってきた人で、もちろん俺たちはその時に会ったのが初めてなのだけれど――。
「日本人の男女はオサナナジミでないと結ばれない」という与太話を何故か盲信するようになってしまったエーリカさんは、俺と付き合い出してからというもの、俺と彼女が幼馴染であるという捏造の思い出話を始めるようになる。やれKGBに誘拐されただの、海に小舟で漕ぎ出して遭難しただの、ありもしないヘンテコな記憶を捏造し、必死に俺の「オサナナジミ」になろうとするエーリカさん。最近はその捏造内容も随分上達してきたものの、日本の文化に根本的に理解が足りないため、なかなか俺の記憶改竄は上手くいかない。
それを憐れに思った俺が「じゃあ実際にお祭りの光景を見たら記憶の改竄も上手くいくのでは?」と提案し、俺とエーリカさんは一緒にお祭りデートに行くすることになったのだけれど――。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: スクールラブ 日常 青春 ラブコメ 幼馴染 じれじれ 男主人公 記憶捏造 記憶改竄 リトアニア ハーフ 甘々 最終更新日:2021/08/22 12:04 読了時間:約23分(11,461文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 588 pt ブックマーク: 34件 評価人数: 61 人 評価ポイント: 520 pt |
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