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作者:白バリン/作品情報/Nコード:N8928HX
連載中 (全18エピソード) |
急逝した祖父が長年経営していた「カミジョウクリーニング店」は閉店することが決まり、孫の上条千香は最後の客を見送った。1階が店、2階が住居のクリーニング店であり、クリーニング済みの衣類がない空間を千香は初めて見る。
新米のクリーニング師の千香は、祖父の店を引き継ぐ覚悟もなく今後の人生について考えていたところ、閉店後の店にコンコンとノックをして若い男性がやってきた。男性は金髪で西洋風コスプレをしていて、イベントに参加するんだろうと千香は思った。
男性は持ってきたマントを明朝のイベントに羽織りたいと強く願っているが、マントは管理が適切ではなかったのか、カビや臭いが酷い。触れたことのない感触の生地に千香が「何の動物ですかね?」と訊ねると、男性は誇らしげに「ヘビーモスの皮です」と答えた。コスプレ用の衣装は奥が深いと千香はしみじみと思う。
普通ならば断る。しかし、男性が落胆する姿を見て同情する気持ちも芽生える。祖父の形見のマントという言葉も気に掛かっていた。
迷った果てに、「これが本当の最後のクリーニングだ」と決心して、ヘビーモスの革のマントを徹夜で処理をした。謎素材だったので探り探りでできる部分から少しずつ丁寧に焦らずにカビ取りやシミ抜き、脱臭などをしていった。
翌朝、男性が引き取りに来る前に店の外に出ると馴染みのない場所にいる。「ああ、これは夢だ」と思い、夢でも丁寧に接客をしたいと考えて、引き取りに来た男性にヘビーモスの革のマントを手渡した。その場でマントを身につけた男性は仕上がりに驚き、そして喜んでいた。男性は大変満足をしていたが、一方の千香は時間も知識も技術も設備も足らなかったことで完全にクリーニングができなかったのが少しだけ心残りである。
この時、二人は気づいていなかったが、ヘビーモスの革のマントには特殊な魔法付与の効果が発現していた。千香のクリーニングには秘密があったのである。
男性と出会ったその日から、クリーニング店とともに別の世界に入りこんでしまった千香が、異世界の繊維や衣類や装備品、装飾品を綺麗にしていく異世界クリーニング師としての新しい人生が始まっていく。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 ほのぼの 女主人公 職業もの 魔法 最終更新日:2022/11/29 20:00 読了時間:約125分(62,350文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 158 pt ブックマーク: 29件 評価人数: 11 人 評価ポイント: 100 pt |
作者:るるしぃ/作品情報/Nコード:N1293EB
連載中 (全2エピソード) |
神さま(作家)の指示に忠実に仕事を頑張っている彼ら。
社内目標は「神さまが求める分だけ、お手伝い!」。さじ加減はその時次第!
ミスは基本しないよ!ぼくらプロだもん!
けれど、まぁ……やっちゃったもんは仕方ないよね☆
※思いつきのショートストーリー集めです。基本会話だけで構成しています。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: 日常 ギャグ カテゴリータグ 謎素材 最終更新日:2017/06/23 08:00 読了時間:約3分(1,375文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
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