作者:糸間 ゆう/作品情報/Nコード:N1674IM
連載中 (全208エピソード) |
眼が銀に光る少年が瀬戸内海とその先に架かる明石海峡大橋を凝視しぶつぶつと呟く。スマートホンに似たデバイスを手元で操作し、額から尋常じゃない汗が出ているが、それを拭うこともせず集中している。
「立体展開‥‥‥‥‥完了。記憶開始‥‥‥‥‥‥‥完了」
過熱された脳みそを冷却するように大きく深呼吸。
息を整え、そして告げる。
「時間解凍《アンチ・フリーズ》」
明石海峡全体から光の格子が空に向かって一斉に飛び散る。
まるで降り込める雪を逆再生しているような幻想的な光景。
数秒で掻き消えたそれは、崩壊の合図で。
橋全体から金属の軋む叫音。
ブツブツとケーブルが千切れ二本の主塔が中央に向かってゆっくり傾く。
根元の橋台が掘り起こされ海中に隠れていた基礎部が浮き上がる。
渦潮が巻く瀬戸内海に、橋梁の部材がボロボロと落ちていく。
「ふははははははははっ、ふはははははははっははっははははっははははっっ、ごほっ、ごほっ!!」
腕を天に掲げ、人がゴミのようだポーズをする少年。
慣れない叫びで大きく咳き込むが、橋は尚も自壊を続ける。
波打つ白波が海岸線を侵食し島内の大地が地震のように揺れる。
そのまま半刻ほど轟音が続き、橋の路面が中央でぱっくり割れた形になってようやく止まる。
橋の原型はわかるものの既に人が渡ることはできない。
少年は今更怖くなってきたのか大きく身震いをする。
「‥‥‥帰ろ」
諦めのような罪悪感のような諸々混ざった嘆息を残し、岬を後にする。
背に浮かぶ光景は、薄く白んでき朝焼けと相まってあまりに終末的だった。
※誤字脱字など報告いただけるとありがたいです。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 男主人公 現代 魔法 異能力バトル BK小説大賞 春チャレンジ2025 ESN大賞8 GOマンガ原作者大賞 SQEXノベル大賞2 アイリスIF6大賞 時間停止 終末世界 異世界転生 異世界転移 最終更新日:2025/06/05 19:57 読了時間:約1,116分(557,898文字) 週別ユニークユーザ: 329人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 118 pt ブックマーク: 18件 評価人数: 10 人 評価ポイント: 82 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N4316KB
短編 |
「気がついたかね」
「……あ……ここ……は」
「病院だよ」
病院……ということは、おれは助かったのか。あの……あの事故から……。
ああ、恐ろしい事故だった。思い出すと身震いが……いや、体がまったく動かない。どうなっているんだ、まぶたすら開けないぞ。かろうじて声は出せるが、これは麻酔のせいか? 暗闇の中で、微かに感じる浮遊感が不快だ……思い出してしまう……。
「あの……どうなって……」
「……ああ、説明しよう。だが、いくつか聞きたいことがある」
おれの問いかけに、そばにいる男――おそらく医者だろう――が、おれの記憶の有無を確認し始めた。それは、虫歯の深さを探るような、苦痛を伴う作業だった。
おれは新しく発見された惑星の調査員だった。子供なら憧れるような響きだが、実際はそこまで難しい仕事じゃない。二人乗りの小型調査船で現地に向かい、知的生命体の有無や植民地としての適性を判断するため、調査ドローンを配置するだけの仕事だ。
ジャンル:宇宙〔SF〕キーワード: 最終更新日:2025/02/12 11:00 読了時間:約4分(1,885文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:天下井 涼/作品情報/Nコード:N7033JA
連載中 (全1エピソード) |
北斉の皇子である高長恭は、王青蘭との婚姻の許しを得るために、北周との戦いに志願する決心をした。出征にあたって北軍の調練にでるが、兵士たちは美貌の長恭を甘く見て従わない。そこで百人隊の一番の猛者に戦いをいどみ圧倒的に打ち負かす。兵士たちは長恭の強さに敬服するが、長恭は自分の中に高一族の地に流れる凶暴で残忍な一面を感じて身震いする。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: シリアス 男主人公 女主人公 中華 戦国 古代 内政 青春 身分差 古典恋愛 中華時代劇 美貌の将軍蘭陵王 蘭陵王の青春 中国魏晋南北朝時代 男装の麗人と皇子の恋 最終更新日:2025/01/31 22:56 読了時間:約15分(7,269文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:North/作品情報/Nコード:N0498JW
連載中 (全10エピソード) |
「地球の身震い」と呼ばれた史上最大の巨大地震により、マリアナ海溝の底に亀裂が入る。その奥に調査隊が見たものは、体長1kmを優に超える巨大な深海生物だった。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: シリアス 男主人公 女主人公 現代 タイムリープ SF 深海 海 最終更新日:2024/12/12 18:30 読了時間:約20分(9,906文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N8715JK
短編 |
「ようやく落ち着いたな……」
とある山小屋で、彼はそう一人呟き、笑みをこぼした。
……何が『落ち着いた』だ。環境に馴染めず、こんなところまで逃げてきて、もう何もかも終わりではないか。ああ、まだ打つ手があったのではないか……なんて、落ち着いた今だからこそそう思えるのだ。当時の状況を思い出すと身震いがする。
食べ物、空気、あらゆるものに体が拒否反応を示し、気が狂いそうになった。そう、アレルギーだ。
それなりの企業に入り、うまくやっていたが、ある時、突然体にかゆみを感じた。オフィスでボリボリと体を掻いていたら、周囲に訝しがられた。私は体を掻くのを我慢しながら、かゆみの原因は食事にあるのだろうと考えた。それ以降は食事の内容に気をつけるようにしたのだが、また一つ、また一つとアレルギー反応が次々と現れ、最終的に私の体は人間そのものに対してアレルギー反応を示すようになってしまった。こうなってしまった以上、もう無理だ。仕事も何も言っていられない。失敗だ。もう……他に方法が……こうするしか……。
彼は手に持ったナイフを見つめ、喉が絞まる感覚に襲われ、嗚咽した。その時だった。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 最終更新日:2024/08/27 11:00 読了時間:約3分(1,181文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:堺むてっぽう@必ず完結させます\(^o^)//作品情報/Nコード:N8365CO
連載中 (全156エピソード) |
……………
中央帝国オデツィア。
新皇帝バナロスは、燃えさかる炎のように紅い髪とは対照的に、身震いするほどに冷たく美しい男であった。
生来の持て余すほどの才知に加え、人心掌握術にたけていた。
人間らしさのない冷酷さで、周辺国を手中に収め始める。小国の全てを配下に置き、世界を帝国一国にまとめ上げようとしていたーーー
一方では、そんな不穏なことが起こっているのだが、戦乱の火の手が迫ってきているわけでもない。わりと市井(しせい)の人々は平和に暮らしていた。
そんな平和な国の一つであるヴァーバル。その城下に住む口利き屋を営む祖父に育てられたクェトル。彼の視点で物語は綴られてゆくのだ。
主人公の彼は、なかなかの男前だが、無口で偏屈。でも優しいところもあるみたいだ。
クェトル自身は、まったく誰も寄ってきてほしいとは思ってないのだが、勝手に寄ってくる彼の取り巻きは変人ばかりだ。
ヴァーバルの城下町にある移民街。そこに暮らすエアリアルは弟分。大阪弁で口やかましい。
ふらりと現れる銀髪で容姿端麗・性別不明の人物は、身分を隠したヴァーバルの王子様ジェンス。ちなみに超KY。
そんな彼らのもとに舞い込んでくる依頼や事件を描く、魔物も魔法も大冒険もない世界で繰り広げられる庶民レベルの小冒険。
だがしかし………過去の因縁によって、徐々に魔の手が迫りくる。
いつかやってくる平和な日々の終焉。“その日”に、どう立ち向かう?
注※ストーリーは真面目だけど、書いてるヤツの変態さが、端々に露呈しているような気がするのであった。きっと気のせい。
セルフな挿し絵ありには「*」マーク付けてます。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 冒険 青春 身分差 ラブコメ ドS コメディー 美形 大阪弁 一人称 幼馴染み 挿し絵 男装女子 女装男子 ESN大賞5 最終更新日:2024/08/02 23:00 読了時間:約521分(260,108文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 挿絵あり 総合ポイント: 336 pt ブックマーク: 86件 評価人数: 18 人 評価ポイント: 164 pt |
作者:しずる/作品情報/Nコード:N5083JH
連載中 (全1エピソード) |
エルフを狩る
皆が一度は夢見たこと
狩れば大金
しくじれば返り討ち
誰も成せない荒業を
身震い一つせずこなす
残虐非道な賞金稼ぎたちの物語
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: エルフ ハンター 最終更新日:2024/07/18 20:28 読了時間:約3分(1,227文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N1252JB
短編 |
まるで穴に落ちたかのように内臓が縮み、次いで悪寒が走った。
夜、ほろ酔い気分で歩いていたおれだったが、左右挟まれたまるで渓谷のようなその威圧感に急に酔いが醒めたのだ。
――しまった。ここは団地の中だ。
ぶるっと身震いしたのは、そのことにようやく気づいたからだけではない。背後から話し声が聞こえたことで、最悪の結末まで一瞬にして想像してしまったからだ。
おれは後ろを振り返った。三人の、おそらく男たち。会話し、笑ってはいるが、その目は確実におれの姿を捉えているはずだ。
おれはすぐ近くの棟の入り口階段を上り、踊り場で身を隠した。一気にここを走り抜ける手もあったが、ここはマンモス団地。広い上に、他にも巡回している者がいるかもしれない。それにまだ酔いが回っているせいか、いや、恐怖心で足が震えていたので、連中から逃げきる自信がなかったのだ。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2024/05/28 11:00 読了時間:約9分(4,472文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:墨彩銃像/作品情報/Nコード:N8114IX
短編 |
「ようやくたどりついたな!! ダンジョンボスの入り口に!」
俺は、6階層に降りた。すると、目の前にドーム状の建物が見えた。建物の入り口近くには、大きな扉があった。
俺はすぐさま、大きな建物の前に着いた。
ダンジョンボスに挑むと思うと身震いしたぜ!!
そして、俺は一息ついた後に中に入った。
入ると、ダンジョンボスのレッドスライムがいた。
俺は、このダンジョンボスに挑むのだが‥‥‥果たして死ぬのは何回で行けるのか!?
そしてダンジョンボスを倒せるのか!?
是非見てください。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: シリアス 男主人公 西洋 中世 冒険 超能力 ダンジョン タイムリープ オリジナル戦記 ダンジョンボス 剣 最終更新日:2024/04/21 08:23 読了時間:約5分(2,349文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N6362IO
短編 |
社長室から出たおれは、ぶるっと身震いした。
武者震い……いや、正直、半分は不安と恐怖。だがそれも仕方のないこと。重大な任を与えられたのだ!
亀のように愚鈍でオドオドし、でっぷり広い腹の社長だが中々に見る目がある。ああ、課長とは大違いだ。
ま、それはいいとして、この胸に抱えた茶封筒。重要な書類だから家に帰るまでは中を決して見るなとのことだ。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2024/01/09 11:00 読了時間:約6分(2,684文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:烏賊墨/作品情報/Nコード:N2975HY
連載中 (全61エピソード) |
初心者の冒険者であるラゴエスは窮地に陥っていた
それを救ったのは髪と瞳が黒い少女だった
彼女の名はルッカ。祖国で追われる身となりこの大陸へと流れて来た
命の恩人であるルッカを匿うことになった矢先貴族の娘とトラブルを起こす
揉めてはならない存在と揉め事を起こし身震いするラゴエスとは裏腹に
その娘はラゴエスを気に入り身元を探り出した
はじまりの街で繰り広げられる男女逆転のイベント攻略
可憐な少女がなぜ無双できるのか
それは闇に葬られた歴史から明かされる?
※この小説は『アリア○ンから旅立とうとしない冒険者』を大幅に加筆したものです。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 身分差 オリジナル戦記 冒険者 ヒロインが無双 妹が無双 初級冒険者 大魔王 和風 忍者 徒手空拳 最終更新日:2024/01/05 21:56 読了時間:約259分(129,254文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 12 pt |
作者:高橋もみぢ/作品情報/Nコード:N4440HY
完結済 (全10エピソード) |
「まかせろ。俺は、最強だからな」
主人公の春日一守は父から受け継いだ名刀とともに「夢の世界」で日々戦っていた。
それは誰にも知られることのない、町の裏側の戦い。
一守と一緒に戦うことを義務付けられた元恋人の桜木晴香を戦いから遠ざけるため自分の有能さをアピールしようと日々奮闘するも、ことごとくうまくいかない。
そんな中、街では何者かが動き出していて――
雪の精でさえ身震いする木枯らしが吹きつける真冬。彼らはどこへ歩いて行くのだろうか。
『愛するものが死んだ時には、
自殺しなきゃあなりません。』
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 伝奇 青春 ヒーロー ラブコメ タイムマシン 怪獣 シリアス 男主人公 学園 現代 魔法 タイムリープ 最強 ハッピーエンド 最終更新日:2022/11/29 18:42 読了時間:約236分(117,830文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:り(PN)/作品情報/Nコード:N1320HU
完結済 (全20エピソード) |
「眼鏡のフレームを替えたせいだと思うが……」と仁科はいった。
パソコンのファンとハードディスクの唸る基調低音が十二畳ほどのその部屋を満たしていた。
「見えるんだな、何かが。もちろん何だかはっきりしない、ただの白い布かカーテンみたいなものなんだが、脳の方が勝手にイメージを作り上げてしまう。それで、どうも化け物というか幽霊を見た気分になる」
21インチのディスプレイには詳細な線で描かれた設計図が映っていた。3Dキャドだが、いまは平面図だ。
「で、顔は?」
仁科の脇で別のパソコンにアクセラレータを取り付けていた本間が訊ねた。
「先輩の話からすると、知り合いの女ってことになるんでしょうね、やっぱり」
肩を竦めながら、あらぬ方を向いて本間が続けた。
「美也ちゃんだったら、怖いな……」
いって、ぶるるっと身震いする。
「怪談はいやですよ」
仁科の指がキーボードの上で、わずかの間、止まった。
「美也子も簡単に死んじまったからなぁ」仁科の嘆息。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 最終更新日:2022/08/20 16:57 読了時間:約64分(31,517文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
作者:もと/作品情報/Nコード:N9501HT
連載中 (全1エピソード) |
「こんなところで寝るんじゃねえクソガキ!!」
蹴飛ばされたような衝撃と怒鳴り声で目を覚ます。
「え⋯⋯だれ?」
混乱している俺に片手に肉厚の包丁をもったいかつい男が再度怒鳴る。
「とっとと失せろ! ぶっとばすぞテメエ!!」
「す、すみません!」
逆らうような度胸を持ってない俺は、すぐさま逃げた。
「ハアハア。も、もう大丈夫だろ。」
ある程度逃げて落ち着いた俺は疲労感から座り込んだ。
「しっかし恐ろしいおっさんだったなあ。」
さっきのことを思いだして身震いする。
「とゆうかあれ?俺ってこんな声高かったっけ?あれ?手とか足もなんかちっちゃくね?あれ??」
じわじわと嫌な予感がする。
俺はそっと自分の長年連れ添ったむすこを確認する。
気が付くと夕方になっていた。
どうやらショックで放心していたようだ。
俺の息子は毛も生えそろってない新品と化していた。まあ、もとから新品だったのだが⋯⋯
「まあ、なくなってなかっただけましか⋯⋯」
気を取りなおして状況を整理しよう。
水たまりで確認したが、俺は黒髪黒目の少年となっていた。顔は美少年とはいかないがそこそこ整っていて、前の体で容姿に恵まれなかった俺は、息子が新品になったことなど忘れてガッツポーズをした。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転生 最終更新日:2022/08/09 16:30 読了時間:約2分(507文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:田古 みゆう/作品情報/Nコード:N2908HP
完結済 (全6エピソード) |
ごちそうは、やっぱり好物じゃなくちゃね。
「僕のいちばんのごちそうは、いつだってキミだよ」
それは、僕がキミに送る最大級の愛の言葉。
いつも何かを食べているキミに送った僕の想い。それにキミはどうやって答えてくれるのか。
僕とキミの奇妙な関係の結末に、身震い必至!!
*「エブリスタ」にて、同タイトルを公開中!
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 123大賞6 ギャグ シリアス 青春 サイコホラー ラブコメ ホラー 短編 変身 怪異 ネトコン13感想 最終更新日:2022/05/06 15:00 読了時間:約12分(5,999文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
作者:にのい・しち/作品情報/Nコード:N8430HJ
完結済 (全2エピソード) |
>投稿者:坂本さん(仮名) 男性 大学生。
二十歳も過ぎてバイトで金が貯まり、そろそろ実家を出て、大学から電車一本で行けるアパートに引っ越して、一人暮しを満喫しようと楽しみにしてたんです。
引っ越した先は築30年くらいの3階建て、住む部屋は3階。
3階の窓の真下を覗くとアパート1階の出入口、スチール性の柵門が構えてあって、海外の様式を真似てるのか鋭い槍が何本も並べられたような形の柵門なんです。
前のめりになって、うっかり3階から落ちたら串刺しになるのが頭に浮かんで、身震いしました。
まぁ、その柵門が不気味で……。
あれは12月の早朝でした。
頬に霜ができそうなくらい寒かったんですよね。
大学へ行く為、身支度を終えて部屋を出ました。
それで1階へ降りてスチール性の柵門を開いて道路へ出た後に門を閉じました。
アパートを背にして駅の方面へ歩き出した時なんです。
キィィ……っと蝶番が錆びて鉄同士が擦り合わさる音が聞こえてきました。
振り向くと鉄柵の扉が勝手に開いていました。
ちゃんと閉まってなかったようで、柵門に近寄り改めて閉めました。
それなのに、キィィ……と、耳を引っ掻くように物音が聞こえ振り向くと、柵の扉が開いていたんです。
瞬間の行動を思い返して「確かに扉をロックしたよな?」と自問しましたよ。
早朝で眠いのか混乱なのか思考が停まって、しばらく鉄柵の扉に目が釘付けになりました。
すると、
ガチャンっ!
と、勢いよく扉が閉まって思わず後退りしました。
それだけじゃないんです。
扉はゆっくり開いたり閉まったり、開いたり閉まったりを、一人でに繰り返して。
冷えこんでましたけど風なんて吹いていないんです。
なんだか、見えない誰かが扉を開け閉めしてるように繰り返し、開いたり閉じたりを繰り返すんです。
もう気味が悪くて
余計、不気味になってきて、たった数週間住んで引っ越しを考え始めたくらいです。
それから数日。
クリスマスも近くなり大学の友達とパーティーをやる話が持ち上がったんです。
一人暮らしで心細さもあったので、僕のアパートでやることになって、前夜に来てくれました。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 怪談 心霊 オカルト 投稿 大学生 一人暮らし クリスマス 冬ホラーフェス 最終更新日:2021/12/25 15:14 読了時間:約9分(4,252文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 2件 総合ポイント: 34 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 30 pt |
作者:孤独/作品情報/Nコード:N1822HH
短編 |
昨日、会社で整理をしていたら、凄い古いクレームの紙が出て来て、身震いしました。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: R15 日常 最終更新日:2021/10/28 05:21 読了時間:約6分(2,603文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
作者:つぶらやこーら/作品情報/Nコード:N9585HA
短編 |
休み。なんと心地よい響きだろう。
特に、みんながあくせく働いているなか、自分のみが休みというのは身震いするほどうれしい。
そんな休みが欲しいぼくが目をつけたのは……。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 残酷な描写あり 日常 怪談 SF(すこしふしぎ) 学校の怪談 休み 最終更新日:2021/06/22 22:00 読了時間:約7分(3,117文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 16 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 16 pt |
作者:むこと/作品情報/Nコード:N5015HA
連載中 (全2エピソード) |
「私メリーさん。今羽田空港に居るの」
突如として深夜にかかって来た電話に俺は身震いする。
【メリーさんの電話】
それは捨てられた人形が怨念を持ってやって来ると言う有名な怪談だ。
その日は羽田空港に居るで終わったが、次は一体いつ、どこまで?
様々な不安が頭をよぎる。
三日後、再びかかって来た電話に恐る恐る出たが俺の手は震え切っていた。
「私メリーさん。いま……」
「ひぃっ!」
恐怖のあまり後ろをばっと振り向く。
が、そこには誰の姿も無く……
同時に電話から聞こえてきた予想外の言葉に目を丸くする。
「ロサンゼルスに居るの」
「……何で?」
「分かんない」
俺は悟った。この子は死ぬほどポンコツだと。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 日常 怪談 ラブコメ ギャグ ほのぼの ハッピーエンド 美少女 男主人公 メリーさん 人形 ホラー(?) もう遅い(?) あまあま ニヤニヤ ざまぁなし 最終更新日:2021/06/14 19:40 読了時間:約10分(4,812文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 480 pt ブックマーク: 111件 評価人数: 28 人 評価ポイント: 258 pt |
作者:淡雪こあめ/作品情報/Nコード:N0773GK
短編 |
貴族に生まれた子供に自由は存在しない。平民のような伸び伸びとした環境は存在しない。交流関係も、結婚も全て親の意のまま。
貴族が羨ましいと思う人間は金と地位しか見ていないのだろう。蓋を開ければそれは牢獄だ。自由行動などなく、そこに自分の意思も存在していない。
家よりも学園の方が窮屈で制限がつく。学園は小さな社交場だ。一息することなど出来ない。学びの館と謳っては居るがそもそもそんな必要は無いのだ。どこの家も家庭教師が存在する。この学園で学べることは全てここに来る前に学び終えているのだ。
自分を守るために誰かを犠牲にする。社交界がスキャンダルに飢えているのは自分以外の人間を蹴り落とし、自分を守りたいからだ。
関心を誘導している。そうすれば社交界で自分が守れるのだから。そうでないと自分を守れない
貴族が通う学園は今、面白いイベントが催されていた。とある男爵令嬢が高位貴族を狙っているというスキャンダルだらけのイベント。
そして──王子は落ちた。
その事実に私は身震いした。どう考えてももう遅いのかもしれない。この時点で私の運命はもう──。
現実は甘くはない。保見のための行動は全て裏目に出てしまった。まるで私が婚約者を愛しているかのように写ったのだろう。
そして卒業パーティーの直前、婚約者はついにその言葉を言い放ったのだ。
存在価値が下がった娘に親は一体どれだけの情けをくれるのだろうか。
卒業パーティーが終わって、親に呼び出されぶん殴られた。
怒声を浴びられ、ボロ雑巾のように蹴られる。
勘当され、ついに平民となった。
何もかも失った。でも、今はとても自由だ。自由なんだ。そう認識すればとても心が軽くなった。
もしも、もしも、来世なんてものが存在するのであれば──貴族ではなく、平民に。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: R15 残酷な描写あり 身分差 悪役令嬢 婚約破棄 ダーク 女主人公 学園 バッドエンド 最終更新日:2020/07/28 21:51 読了時間:約7分(3,445文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 234 pt ブックマーク: 8件 評価人数: 34 人 評価ポイント: 218 pt |
検索時間:0.4186270秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。