【なろう】系の転生に憧れた少年がいた。彼は小説の主人公のようになる為に子供の頃から異世界転生への準備として極真空手&剣道を始め、【なろう】転生・転移小説を読み漁った。 それから何も起きずに何年も経ち…気付けば30歳… 何も起こらなかった人生だったが、彼は遂に転生のチャンスを得た。 筈だった… 「30歳になって遂に転生かと思ったらこれだよ…無能力でそのまま平原に転移って…ミスってんじゃねぇぞ神ィィィ！！！！」 神のミスでチート無しで平原に転移。たしかに異世界に憧れ、望んだが…違う、そうじゃない！ もはや頼れるの今まで鍛えてきた体と、異世界あるある知識のみという絶望… 思うように行かない異世界で、【なろう】あるあるテンプレ知識と現地で身に付けたスキルを使って０から強くなる一般男性の冒険譚。 「努力がチートに勝る所を見せてやる！！」

この物語は、異世界転生を夢見て止まない主人公が、何の因果か異世界転生をする事となった！とても喜び、庭駆け回る主人公であったが、いざ異世界転生してみると、何だか思っていたのと違うらしい。そんな主人公が、「違う、そうじゃない！」と叫ぶ様を淡々と記録したものである。ファンタジー物は初めてです。皆さま方生暖かい目で見守ってやって下さい。

小説作法について、作家にも読者にも言及している。 感想欄を読んでいて、違う、そうじゃない！と叫びたくなった貴方に贈るエッセイ。