おひとりさまの女性が孤独死する。彼女が亡くなった現場マンション、相続を巡って言い争いを始める大人たちをよそに、姪の少女は大きな棚を見上げ、遺品整理業者の新城真に、いちばん上にある木箱を取ってほしい、と頼むが……

僕が始めたアルバイトは遺品整理業。でもこの会社にはもう一つ別の顔があった。それは、殺人現場の清掃業務だった。

遺品整理業の沢崎誠二と猿川聡司はある現場で右腕のミイラを見つける。それは未来社会で行われている時流刑人の腕だった。 あるきっかけで発動した時流刑。腕のミイラが沢崎達を様々なパラレルワールドを漂流させてゆく。 沢崎と猿川はトラックに乗せた昭和の遺品で困難を乗り切る ある時代で出会った片腕衆の村。 そこで右腕の持ち主、萩原左近と出会い未来社会が現在の 変化によって時流刑を生まない世界に変えられると知らされ協力を願いでる。 昭和家電や日用品、百科事典など 廃棄物を使って世界を変えてゆく ファンタジーアドベンチャー 萩原左近は世界を変えられるのか 沢崎と猿川は元の時代に戻れるか こう御期待ください。

遺品整理業者の新城真は、社長の高田沙希と孤独死をした４０代男性の部屋に向かう。ドアを開けると、天井に届きそうなほどのゴミ山が行く手を阻んでいて……