セシリアは、農民出身でありながら王宮の女官をしていた亡き母の後を追い、都の宮殿へと向かっていた。彼女はそこで激しい権力争いにもまれつつも、王女マーガレットに服従を誓い、女官として懸命に働く。しかし、王国は革命の波を受け、セシリアもまた数奇な運命をたどることになる。農民なのに女官で働けた母の秘密とは、鋼の女と呼ばれた女王の真の姿とは、市民議員ジェームズとのもどかしい関係の結末は、そして市民は革命に成功するのか…… 　王国の繁栄と市民革命を、主人公セシリアを中心に、さまざまな角度から描くドラマチック（に感じていただければ嬉しい）ストーリーです。 　６月２８日追記：やや露骨な表現があるため、R15に変更いたしました。 　　　　　　　　　章ごとの題名である「仕事はじめ１」「仕事始め２」を「母の秘密を求めて１」「母の秘密を求めて２」に変更いたしました。 　フィクションの為、歴史的な事実に基づいていない場合がありますが、素人の趣味程度ということでご容赦ください。

男友達との罰ゲームで、嘘告をする事になった。 告る相手はクラスで『鋼の女』と称される様な、無表情かつ機械的な女だった。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 注意事項2 嘘告されたら、こんなメンタリティで行こう、全人類。 私も過去を屠るよ。

「鋼の女」の異名を取る、帝華学園高校一年生の武原　紗羅（たけはら　さら）。 いつでもドライで冷静な彼女は、自分は恋愛沙汰には縁がないのだと決めつけていた。 そんな時、ひょんなことから彼女はクラスメイトの美園　司（みその　つかさ）と知り合う。 一見優しく温和な性格に見えた彼だったが、たまたま紗羅は彼の本当の姿を知ってしまい、彼に目をつけられてしまう。 機会があればちょっかいを出してくるようになった司に、必死に抵抗する紗羅。 しかし確実に、彼女の日常はゆっくりと狂い始めていた−−−。

　深界と呼ばれる異世界に繋がれた召喚門。 　そこから現れた怪物は人類を食らう天敵であった。 　人類は深界生物と名付けたその怪物どもを相手に剣をとるが、奮戦むなしくその数を激減させていく。 　そんな劣勢を覆すため、残存する七つの国は互いに協力することを誓い、各々が選りすぐった最高の勇者たちをその対策にあたらせることにした。 　ひとりは若き剣匠。 　幾万もの剣と技を駆使し一対一の戦いならば何者にもひけをとらない。 　ひとりは月影の魔を操る女暗殺者。 　あらゆる場所に音もなく忍びこみ、如何なる攻撃も無効化する死の運び手。 　ひとりは野望を秘めし女将軍。 　巨槍と極炎の魔術を使いすべての障害を排除する。 　ひとりは妖精の如き姿の大賢者。 　その知識の泉には未知は存在しない。 　ひとりは可憐なる治癒術者。 　人の身と心を癒やし仲間を死の淵からも救いあげる。 　ひとりは厳格なる鋼の女王。 　獅子戦車で戦場を駆け、双肩に備えた魔砲であらゆる敵を打ち砕く。 　ひとりは無口なる増幅者。 　その大いなる加護は勇者に比類なき恩恵を与える。 　国も主張も異なる勇者たちは、最初こそ対立するものの次第に互いを認め合い、友好を深める。 　だがしかし、彼らの立ち向かう深海生物はあまりに強力で、どれほど手を尽くそうと傷つけることすらできなかった。 　残された勝機は己の命を武器に変え、差しちがえることのみ。 　倒すべき敵は五体。 　挑むべき勇者は七人。 　そして、深海生物を滅ぼすために集結した勇者たちは、互いを蹴落とし合うライバルに逆戻りするのだった……。