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作者:佐久間五十六/作品情報/Nコード:N1567IG
完結済 (全200エピソード) |
※この物語はフィクションです。
防衛医科大学校青春群像劇。登場人物 尾崎一兵(主人公)(19)東大医学部を目指すも落第。ハイパー進学校明王高校出身。海上自衛隊志望。趣味アメフト。
金海セツ菜(ヒロイン)(18)一兵の同期で父は政治家で防衛省長官経験あり。有名財閥金海財閥の創始者。海上自衛隊志望
山川つよし(18)。一兵の同期。一般大学をやめハードルの高い防衛医科大学校に合格。航空自衛隊志望。
正木良子(18)。一兵の同期。山川の幼馴染みで、恋人。航空自衛隊志望。
「やったー‼父ちゃん、母ちゃん、防衛医科大学校受かったよ!」
「一兵、やったわね!」
「一兵、父ちゃんはお前が自衛官になるのは断固反対だと言っているだろう?」
「父ちゃん、俺は普通の医者に成りたいんじゃないんだ。軍医に成りたいんだ。」
「一兵。かんどうだ。どうせ学費も生活費も出るんだろう?お前とはもう親子じゃねー。荷物まとめて出ていけ。」
「父さん、そこまで言わなくても良いじゃない?」
「あぁ、分かったよ。あと一月で入寮だ。荷物まとめて出ていくよ。」
「ああ、そうしろ。」
「なぁ、母ちゃん?何で父ちゃん反対しているの?」
「私にも分からないわ。」
「何だよそれ。」
「母ちゃんビールまだ?」
「ねぇ、父さん。一兵の事許してあげてよ。」
「いーや、駄目だ。自衛隊員なんて政府の犬だ。つーか俺元自衛官だし。」
「えー!そうなの?」
「陸上自衛隊で4年2任期途中で辞めちまったよ。上官と喧嘩になってしまってな。ま、母さんと結婚する前の話だからな。」
「初めて聞いたわ。」
「俺にとっちゃ黒歴史だからな。階級だって士長だぞ?笑ってまうよな。」
「そんな事無いよ。父ちゃん凄いじゃん。だから反対なの?」
「これだけは言っておくぞ一兵。幹部自衛官ましてや医官に成るって事は普通の幹部自衛官の倍は苦労するぞ?その覚悟がお前にあるのか一兵?覚悟が無いならやめておけ。」
「折角一浪して入れた学校だぜ?俺は行くよ。」
「これ以上は何も言わない。好きにしろ。」
「父ちゃん、ありがとう。」
「今の自衛隊がどうだか知らぬが防衛大学校卒業の幹部自衛官には気を付けろよ。」
「ああ、分かった。」
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 青春 防衛医科大学校 男主人公 学園 現代 群像劇 ミリタリー 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 医学研究科 最終更新日:2023/12/22 13:37 読了時間:約503分(251,067文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 86 pt ブックマーク: 35件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 16 pt |
作者:佐久間五十六/作品情報/Nコード:N9094HX
完結済 (全141エピソード) |
※この物語はフィクションである。舞台は防衛大学校(ナショナル・ディフェンス・アカデミー)主人公は3人の防衛大学校生で航空要員の天野星也、海上要員の海倉涼、陸上要員の道上鉄也の青春物語である。
舞台は横須賀市小原台。海上自衛隊横須賀基地や、米国海軍横須賀基地を尻目に、日本に二つしかない幹部自衛官育成の為の士官学校の一つ防衛大学校は存在する。全寮制で外出や外泊は許可制。毎日ラッパの音で起床して、慌ただしい日々がスタートする。学費はタダ。3食昼寝はついてこないが、毎月学生手当てを貰える。学生のくせにボーナスまで、貰える。それこそが、天文学的な倍率を勝ち抜いた優秀なエリートの特権である。2学年進級時に陸海空各自衛隊の進路決定があり、人気の海上要員や航空要員に選ばれればラッキーである。
残念ながら陸上要員になってしまったアンラッキーな学生も、ショックは隠しきれないが、これはもう定めであり、割り切るしかない。何故この様にアンバランスなのかと言えば、これは防衛大綱で各自衛隊の定数が決まっているからである。陸上自衛隊約15万人、海上自衛隊約4万5000人、航空自衛隊約4万5000人+背広組、予備自衛官等合わせて約30万人。これを見ても、海上、航空要員は人気がある。それでも、防衛大学校では適正検査を行っており、希望に出来るだけそえる様にはしている。が、どうしても毎年冷飯を食わされる陸上要員がいないとは断言出来ない。
日本の防衛にあたる自衛隊の幹部自衛官を育成する士官学校として防衛大学校は歩んできた。部隊内ではエリートとして扱われ、大切に育成される。と、良いのだが自衛隊は上には上、下には下の階級の隊員がいる。人間関係も魑魅魍魎跳梁跋扈複雑なものであり、防衛大学校卒業だからと言う理由だけでは、昇進しきらないであろう。確かにエリートは必要だ。だが部下に勲を持たせて、自らは茶を飲む。位の余裕が自衛官には必要である。と、そんな境地に至るのは防衛大学校学生位のものか。最短5年(防衛大学校4年+幹部候補生課程1年)で三等陸海空尉になれるコースは航空学生と防衛医科大学校学生位のものか。若くして幹部自衛官になれる為の準備をする所。国際的には陸海空軍統合の士官学校としてとらえられている。入れたらラッキー。その先海上、航空要員になれればそれ又ラッキーと言う様な感じである。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 史実 昭和 保安大学校 防衛大学校 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 米国海兵隊 在日駐留米軍 男主人公 平成 陸自幹部候補生学校 BOC 最終更新日:2023/02/13 13:33 読了時間:約232分(115,972文字) 週別ユニークユーザ: 100人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 80 pt ブックマーク: 20件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 40 pt |
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