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作者:白紙撤回/作品情報/Nコード:N3852IB
完結済 (全112エピソード) |
「山城入道殿が姫を嫁に迎えるは、勘十郎じゃ」
ときに天文十七年。
平手中務政秀は大殿、織田備後守信秀から美濃へ赴くよう命じられた。
美濃一国を支配する斎藤山城入道道三の娘を、平手が附家老として仕える三郎信長ではなくその弟、勘十郎信勝の嫁に迎えるための使者として。
「うつけに継がせれば家が滅ぶわ」
尾張一国の大名に実力で成り上がった信秀は、婆娑羅な身なりで領内を闊歩するなど奇矯な振る舞いのある嫡男、信長を廃して、信勝を世継ぎに代えようと言うのだ。
遡って天文七年。
五歳の信長は幼名の吉法師を名乗り、信秀の後継者として支配することになる津島湊、熱田湊を訪ねてその風物を学ぶ。
強い領主を戴いてこそ国は豊かになるのだと、吉法師は出会う人々に父信秀への尊崇を語る。
だが信秀は、吉法師の身に害が及んでも代わりとなる息子は何人もいるのだと吉法師当人に告げる非情な顔も備えている。
そして吉法師が敬愛する姉の蔵《くら》が嫁いだ大橋家が、父祖代々の居城を信秀によって召し上げられた。
その命を大橋家に伝える使者を務めたのは、吉法師の赤子のうちからの傅役であった平手だ。
吉法師は父信秀を尊敬の対象ではなく、行く手にそびえる岩塊であって踏みつけ乗り越えるべきものとみなすようになる。
しかし熱田への抑えの城となる那古野の城主に任じられた吉法師は、ただ飾り物として扱われるばかりだ。
やがて十三歳で元服を迎えた吉法師だが、城主としての実権は、なおも与えられない。
その鬱屈を表すように、なおも幼名を名乗り続ける吉法師だが、胸中ではいずれ信秀に実力でとって代わるのだと密かに念じ続けている──
「」カクヨム掲載中
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330652600459148
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: IF戦記 織田信長 吉法師 戦国時代 架空戦記 ライトノベル 松平竹千代 最終更新日:2023/04/23 11:48 読了時間:約635分(317,054文字) 週別ユニークユーザ: 113人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 306 pt ブックマーク: 83件 評価人数: 17 人 評価ポイント: 140 pt |
作者:岩槻はるか/作品情報/Nコード:N1324DK
短編 |
『南柯の夢に入るとき』外伝。
本編86話直後のエピソードです。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 男主人公 幕末 パラレルワールド IF戦記 歴史 松平容保 会津藩 新撰組 財政再建 宗教ビジネス 大名庭園 附家老 お鷹場 近藤勇 土方歳三 最終更新日:2016/07/07 17:14 読了時間:約23分(11,484文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 361 pt ブックマーク: 34件 評価人数: 31 人 評価ポイント: 293 pt |
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