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作者:二月三月/作品情報/Nコード:N1298KK
連載中 (全12エピソード) |
吉祥頑頭は、娘のシノノメに、第286回L1不可視天体監視連絡会に出席するよう頼まれた。吉祥家からの直接アクセスでは屋敷のセキュリティにすべてはねられてしまう。頑頭は昔の伝手で、外部の接続拠点を借り、バーチャル会議に臨む。
会議はアレシボ茶会の主催、茶会メンバーは第1世代デザイナーズチルドレンである。会議の最中に割り込んだ優多の父、セドリックは、頑頭に自宅に来るよう、手話で伝える。
優多の自宅にて、初めて対面を果たしたセドリックと頑頭。セドリックは、頑頭にPTAの会長になってほしいとお願いする。頑頭は、妻が吉祥学園の理事長であることを理由に、申し出を断りつつ、インチワーニ・ガルベストンを会長に推薦する。「新しいPTA会長はインチ」と大喜びのセドリックだったが、頑頭はアレシボリプライの秘密をセドリックに告げ、その内容にセドリックは驚愕する。
月見台で開かれたPTA総会の後、3組の夫婦は、それぞれに、自分たちの子とデザイナーズチルドレンの行く末を案じるのであった。
L1不可視天体監視連絡会での失態に憤る、アレシボ茶会のメンバーの一人、シオーネ・セベレは、F16ファイティングファルコンを駆り、月見台への侵入を試みる。心理障壁をかろうじて突破したセベレだったが、亜空間防壁には手も足も出ず、その入り口で停滞するしかなかった。
見かねたベルンシュタイン教授は、亜空間走路を通ってセベレを救出する。ヒスパニオラへの中継拠点である月見台には、亜空間走路を使いこなすしか、到達する方法が無い。ベルンシュタイン教授に教えを乞うも、「自分でやれ」と、アレシボ茶会のメンバーは突き放される。窮したアレシボ茶会は、メンバーの一人、アイジュマル・バイラモフの制止を無視して、量子コンピューター、キュービット1Mの計算パワーを利用して、亜空間走路の荒波に出ようと決意する。
月が天頂にかかる夜、電離層がもっとも薄くなる時間帯、キュービット1Mは、ヒスパニオラの拡張イジングモデル計算機、オールインワンにメッセージを送っていた。オールインワンの返事は「オイラのことは心配すんな」だった。それは、地球に縛られるキュービット1Mに対する、オールインワンのせめてもの優しさだったかもしれない。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 未来 冒険 近未来 天才少年少女 最終更新日:2025/07/07 12:17 読了時間:約63分(31,344文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:冴吹稔/作品情報/Nコード:N7605HS
連載中 (全16エピソード) |
世界を騒がせたパンデミックがようやく終息しかけた大学三年の夏。僕、鍜治隆弘はひさびさに九州の実家に帰る。幼少時に慕っていた伯父・知明の死去からは、葬送や追悼に参加できないまま一年がたっていた。
形見の一部について受取人に指定されていると聞かされ、伯父の遺した家を訪れた僕は、従妹の香苗から1970年代の古いラジオを渡される。それは、伯父が生前没頭していたBCL(Broadcast Listening)の機材だった。
ラジオと共に添えられていた「ベリカード(受信確認証)」を興味津々で整理していた僕だったが、奇妙なことに気づく。
それらのカードの中には数枚、電離層の反射を考慮しても到底受信不可能な地域を発信局とするものがあったのだ。首をかしげる僕の周辺に、やがて不審な人々が出没し始める――
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 夏のホラー2022 ラジオ BCL ノスタルジー 近親恋愛 最終更新日:2023/09/26 15:46 読了時間:約67分(33,388文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 200 pt ブックマーク: 47件 評価人数: 12 人 評価ポイント: 106 pt |
作者:ばーでーん/作品情報/Nコード:N5679IB
短編 |
音波、電波の伝播からは、大気のスケールを感じとれます。はるばる幾光年の星の経路にまで、影響します。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 冬の朝 放射冷却 音速は温度に比例 横へ横へとよく届く 深夜放送 ラジオ 電波 電離層 反射 遠く遠くへと広く届く 地平線 虹星 キラキラ星 大気 屈折率 最終更新日:2023/02/10 11:00 読了時間:約1分(355文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 78 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 70 pt |
作者:木山喬鳥/作品情報/Nコード:N7675CZ
短編 |
雪深い山奥で温泉宿を営む男。
冬はひとりで、湯守りをして暮らしている。
穏やかに日々は流れて────いつしか彼も老境にさしかかっていた。
また今日も雪の積もる山道を進む。
揺蕩うような暮らしのなかで、ふと胸に浮かぶのは……
この秋に最期を看取った犬────モグと過ごした日々だ。
その日,雪山の中で淡々と人生を閉じようとしている男のもとに、奇妙だが懐かしい瞬間が訪れる────
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: ファンタジー その他 ほのぼの 涙 シリアス 感動 エンターテイメント 現代(モダン) 大自然 山 老人 犬 雪 科学 電離層 最終更新日:2015/12/01 21:30 読了時間:約10分(4,963文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
作者:佐暮/作品情報/Nコード:N9631BS
短編 |
私生活から乖離した夏暮と汐暮。
接点のない二人は電波の仲間に導かれながらも出会う事はない。
近くの人間は信じられないが、遠い誰かは信じられるという話です。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: 電離層 ヌイグルミ 最終更新日:2013/08/07 10:08 読了時間:約11分(5,170文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
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