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作者:すとれい/作品情報/Nコード:N9779KJ
連載中 (全17エピソード) |
俺が、ふとした時に、思い出すのはいつもこの光景だ……
雨がザーザーとうちつける。パトカーや救急隊のサイレンの音が鳴る。父と過ごした場所はもうボロボロに壊されていた。ご確認くださいとビニールシートをめくり生気のない父の姿を見せられた。母は言葉を詰まらせその場に崩れ落ちた。エイデンは怒りや悲しみで心がぐしゃぐしゃだった。父が亡くなって悲しいはずなのに、その悲しさより「許せない」という怒りの方が強かった。
エイデンは何かを決意したかの様にギュッと拳を握った。
こんな父の姿も、母のこんな顔も……もう、見たくはなかったから。
エイデンは母の服を引っ張りながら涙と雨でぐしゃぐしゃになった顔を上げ、震えながらもハッキリとした声でこう言った。
エイデンくん5才「おれ、けいさつかん になる!!! とーちゃんを殺して、とーちゃんの大切をこんなぐちゃぐちゃにした奴をおれはゆるせない!!………それに、かぁちゃん今、ひどい顔しているから……おれも、もう、こんな思いしたくないし、今のかぁちゃんみたいな人、これ以上見たくない。だから、おれ……けいさつかん になるよ!」
……まさか、そんな俺が…人を撃つなんて、思いもしなかった。
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※活動報告の方で、作者自身による二次創作的なことやってました。
移行先: カクヨムの近況ノート (https://kakuyomu.jp/users/topde14/news)
※あ。もちろん二次創作OKです。その際に#魔弾の二次 とタグつけして頂けると嬉しいです。見つけたら確実に感想言いに行きます。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 シリアス ダーク 男主人公 銃 アメリカ 現代ファンタジー 悪魔 心理 静かな崩壊 最終更新日:2025/05/24 08:17 読了時間:約111分(55,045文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 8 pt |
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