【紅雲六花作】登場人物が誰もかれも美男・美女はちょっと……というあなた、ご安心ください、この物語ではそんなこと（美男・美女断定表現）はありません。舞台は中世の終わりから近世初期の西洋風の魔法（オリジナル要素あり）のある異世界の物語です。根も葉もない大嘘は魔法のある異世界、それ以外は現実から想像したもので、今の世界にあるか又はあったもの（絶滅含む）しか登場しません。出てこないものは【転生・転移・召喚・逆行・予知・エルフ・精霊・幻獣・獣人・魔物・ゴーレム・ダンジョン・奴隷・モフモフ・乙ゲー・ＶＲゲーム・孤児院・悪役令嬢・ボーイズ＆ガールズラヴ・じれじれ・溺愛・デレ・シスター＆ブラザー＆ファザー＆マザー＆ロリータコンプレックス・ハーレム・逆ハー・イジメ】などです。たまに風は出てくるかもしれません、その際はご容赦願います。信仰対象の神様、女神様は存在しますが、実際に神様が出て来ることはありませんし、神様から授かった能力で無双することもありません。今の世界でもギフテッド（先天性天才・特異能力保持者）は往々にして受け入れられず人一倍苦労しているのを見聞きしますし、異世界でも一人の卓越した能力では成功するとは限らない中、同級生や周りの人たちと協力しながら頑張る侯爵令嬢ナナの成長物語です。女主人公ですが、男性の方も楽しめる学園・青春ものです。本編は一人称、裏話は基本三人称（一部説明文あり）で、裏話は読まなくても本編は分かります。魔法の才能は、運動神経やIQと同様、ある程度天から授かり系ですが、オリジナルにこだわりました。魔法の論理的な要素として、色付き真珠と胎内夢と髪の毛の色で魔法適性が授かるものとし、かつ色付き真珠を５歳まで身に着けなければ魔法が使えないというオリジナル設定です（既にあったらごめんなさい、調査不足です）。また、成長過程で人から教わり鍛えなければ魔力が高まらず、学ばなければ魔法は行使できないものとしています。オリジナルにこだわりましたが、幾分かは現実の出来事からヒントを得て生まれた想像をアレンジして物語化しています。※「この作品はカクヨムでも掲載しています」

　まるでハヤ〇ワにあったような、古典ファンタジー。 　多数の怪物が棲んでいるイレンディア。人々は高い壁に囲われた街を造り、その中での生活を余儀なくされていた。人々は街で生まれ、その中で死んでいく。 　そんな街の一つであるレムリスに生まれたジャシードは、元冒険者の父と母を持つ八歳の男の子だ。誰かの役に立ちたいと願うジャシードは、過去の父母と同じく冒険者になりたいと決め、日々特訓をしていた。 　そんなある日、レムリスに怪物の襲撃があった。普段より規模が大きい襲撃は、少年に目覚めを与え、幼馴染みのマーシャを生死の縁に立たせた。 　幼馴染みのマーシャを救うため、遠方の街へと薬を求め、ジャシードは父母と共に、幼くして冒険者の第一歩を踏み出すのだった。 　イレンディア・オデッセイは、ジャシードが憧れの背中を追いかけ、成長していく姿を描いた物語である。 ※カクヨム、アルファポリスにも重複投稿しています。