瑠る璃はトール国の王女で、14歳の誕生日を迎えた朝、 姉の碧り佳と深る雪に起こされ期待に胸を膨らませていた。 しかし、母から「今から帝都で修行せよ」と告げられ驚愕する。 家族と別れ、浮遊乗環で帝都へ向かう途中、 喋る黒猫に驚きながら内室に到着。 不思議なヴェルと出会い、すぐに友情を結ぶ。 彼女は魔法使いで、瑠る璃の瞳が『蝕界』を見通せると看破した。 女神堂で死者の《復活》の手助けをしたりした、 幽閉されているヴェルは瑠る璃の能力を頼りに。 二人は『蝕界』を使い帝都脱出を計画し、 崖の頂上から新世界へ踏み出すが、闇に包まれる。 誕生日から始まった冒険はどこへ続くのか。