[-1-]
作者:浦切三語/作品情報/Nコード:N1022GR
短編 |
ソロキャンプ、マラソン、テニス、映画鑑賞、小説執筆、プラモデル、DIY、ガーデニング、料理……世の中には、膨大にして多岐にわたる趣味で溢れている。そのほとんどが、目で楽しみ、肌で感じることを主眼に置いたものだが、全く正反対の“目には見えないもの”を楽しむ趣味も、この世の中にはある。
オーディオ――「音」という“目には見えない電気信号の流動”を楽しむためだけに、高価なもので数百万もする音響機材を買い求める猛者を、人は「オーディオマニア」と呼び、恐れた。高額な機材を物色するに飽き足らず、ケーブルの素材や電源の種類にまで並々ならぬこだわりを持ち、公共物であるはずの「電柱」を自宅にセットするために身銭を切り、「電力会社を変更することでアンプの音が変わる」などという、奇々怪々な噂で満ち溢れた業界。それがオーディオ世界の実情である。
常識に縛られた凡人には理解できかねるオーディオマニアたちのたゆまぬ努力。なぜ彼らは、そこまでして「音」を求めるのか。そこには、“目に見えないもの”を求めてしまう、人間の静かな狂気が隠れ潜んでいた。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 残酷な描写あり 悲恋 ミステリー サスペンス サイコホラー 失恋ホラー オーディオ オーディオマニア オタクの狂気 オカルト 音は幽霊と同じ 最終更新日:2020/12/16 18:05 読了時間:約37分(18,238文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 2件 総合ポイント: 214 pt ブックマーク: 10件 評価人数: 23 人 評価ポイント: 194 pt |
[-1-]
検索時間:0.0050559秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。