[-1-]
作者:大濠泉/作品情報/Nコード:N3509JV
短編 |
音楽の王国に、姉妹の可愛いお姫様がいました。
ところが、姉姫は生まれつき口が利けません。
当然、歌も唄えません。
母親である女王は、「出来損ないも良いところだわ」と嫌って、妹姫ばかりを可愛がります。
姉姫は楽器も触らせてもらえず、雑用ばかりを命じられ、下女部屋で寝起きする生活を強いられてしまいました。
ところが、王宮から漏れ聴こえるハープの音色に魅せられて、音楽に興味を持ち、壊れたハープを手に入れると、熱心に演奏し、多くの聴衆を集めて〈音神姫〉と称されるほどになりました。
母親である女王は、そんな姉姫を利用しようと考えます。
妹姫を表舞台に立たせて、陰で姉姫にハープを弾かせて、「妹姫が演奏した」と思わせようとしたのです。
帝国の皇太子の前でも、同じように演奏させ、結果、妹姫を皇宮に送り込むことに成功しました。
ところが、妹姫はハープを上手に弾けません。
じつは姉姫が演奏していたと知り、皇太子は激怒します。
音楽の女王は、口の利けない「出来損ない」の姉姫が、〈音神姫〉と称されるほどの名演奏家とバレて、皇宮に呼ばれることが許せません。
とうとう刃物を持ち出し、泣き叫ぶのを無視して、姉姫の指を根こそぎ切ってしまいました。
実母による、あまりに酷い仕打ちに、帝国の皇太子のみならず、他の王国のお姫様たちも憤慨しーー。
※ざまぁ系のストーリーです。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: シリアス ダーク 女主人公 音楽 ハープ 下女 音神姫 七王国 帝国 皇太子 頭痛 龍神 啓示 邪気 浄化 残酷な描写あり 最終更新日:2024/12/09 14:10 読了時間:約23分(11,488文字) 週別ユニークユーザ: 116人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 688 pt ブックマーク: 19件 評価人数: 79 人 評価ポイント: 650 pt |
[-1-]
検索時間:0.6860527秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。