齢十五で絶命し、冬を司る国{利休}は篝(カガリ)に転生した風見家·奉公人の織江は、屋敷の裏庭で冬に咲くはずのない向日葵を見つける。 そこへ突然、風見家次男·常雪(ときゆき)が現れ、その花を知っているのかと問い詰められる。 意を決し、自分が転生者であることを告白した織江だったが、何の因果か常雪も同じく転生者であり、今生きる世界は前世で常雪が創った"乙女ゲーム"の世界だとまさかの告白を受ける。 そして、突然発生した"バグ"に侵され、崩壊の危機にあるこの世界を共に救って欲しいと頼まれ、常雪の原因解明を手伝うことになったのだが、その矢先、今度は常雪の母·黝簾(ゆうれん)から、喪男な常雪の調整役(コーディネーター)に任命され···· 織江＆常雪の迷コンビを中心に繰り広げられる転生活劇！

ちょっとした医療物 都心近郊で町医者をしている老人の話