繰り返される毎日に、嫌気が差した訳では無い。 けれども食傷し、見知らぬ土地へと降り立ちたくなった。 降り立ったのは、数ヶ月に一度訪れる本の街。 日常に潜む酩酊と幻想。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 注意事項2 何度訪れても、いい街だと思いますよ。 主人公は渡ではありませんが、大人の女性をイメージしてます。

大人たちから忌み嫌われる『LOSTER』と呼ばれる子供たち。 そんなLOSTERとして生まれたアルファはその事を隠しながら生きていた。 ある日、馴染みの街で強盗事件が起こり、それを助けたことからアルファの人生の歯車は奇妙な方へと動き出す。

夜空より莫大な量の星屑が降り注ぎ、果てしない青き星砂に閉ざされた砂漠の世界。 行商人達はそんな過酷な砂漠を渡る為に、乗用盾に乗り魔力を応用した高速推進法を編み出す。 彼らは砂漠を行き交う者……砂乗り・サンドライダーと呼ばれ各地を繋いで交易で利益を得て暮らしていた。 主人公であるスハイル・ワズンもその一人。 彼はそんな交易行脚の途中、馴染みの街で一人の少女と出会う。 彼女の名はメイサ……幼少より身体が弱く病を抱え、窓からただ外を眺めるだけの人生を送っていた娘。 そんなメイサの生い立ちを聞いた彼は、彼女の心にかつての自分と似た物を感じ決心する。 彼女を救うべくあらゆる万難を排し、必ずや大商都セギンへと辿り着いて見せると。 これはそんな素直で熱き心を持つ少年と、広い世界に憧れる一人の少女の砂漠冒険物語。